社会との繋がり

印鑑証明書を貰いに市役所へ行ったら、凄い剣幕でクレームを言ってる高齢男性がいました。全て聞いていなかったのでクレームの内容は分かりませんでしたが、周りの職員も慌てる様子もなく冷静だったので、いつもの事なのかなと思いました。市役所へクレームを言いにくる高齢者は多いと市役所や県庁に勤める友人から聞いたことがあったのでこのことかなと思いました。印鑑証明書を貰うのに時間があったので、クレームを言いに来た方は足を運んでまでなぜクレームを言いにくるのかと考えました。

他にすることがないからかなと思いました。男性にとってはクレームを言いに市役所に行くことが数少ない社会との繋がりなのかもしれません。社会との接点が少ないことは人間にとって悲しいことだと思います。自分は社会から切り離されていると感じれば怒りやストレスを感じ、ちょっとしたことに腹を立て市役所まで怒りに来てるのではないでしょうか。怒ることにお金はかかりませんのでストレスのはけ口として叩きやすい公務員が矛先になっているという具合です。

このような高齢者には社会との繋がりを持ってもらう、コミュニティに所属してもらうことが必要です。老人ホーム、近所付き合い、ボランティアなど身近なコミュニティはあると思います。仕事をリタイアして所属するコミュニティが無くなってしまうというのは少ない事例ではないと思います。今のうちから仕事以外でのコミュニティを探していきたいと思いました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?