映画 ちょっとシビアな感想 (ネタバレあり)

率直な感想としては、案外サラッとした映画だったなと。
個人的な好みだけど、推しが出てたアイアムまきもとの方が好みのテイストだった。(比べるものじゃないけど、、)
自分はドラマも見ていなかったし、原作も読んだことがなかったので、あまり作品に思い入れがなかったからなのか、そこまで心に響いたり、心揺れたりはなかったかな。

大好きな俳優が出ているので、宣伝をたくさん見てきて、ぶっちゃけると、原作を知らなくても、なんとなく犯人が分かってしまっていた。。
本編だけを見たとしても、犯人に意外性は無かったと私は思った。
(そのドキドキはあまり重要ではないのかな?)
でもいざ、犯人の顔がスクリーンいっぱいに映し出された時、キタぁぁー!!!!と叫びたくなった。
(嬉しかった)

理解不足か謎解きの部分がなんだかスッキリしない感じがした。
何が1番の目的だったのかいつの間にか掴めなくなってしまった。
細かいところを突くと??な部分も多く出てくる気もした。
何回も見たり、コミックを読んでみると改めて分かる部分もあるのかも。

なんだかシビアなことを沢山書いてしまったけど、
汐路と朝晴。とくに朝晴のこれまでの生き方を考え出すと、どんどん深みにハマっていて、気づくと頭から離れなくなっている。(推しフィルター強めか?)ここに想いを馳せるのは凄くおもしろい。

主人公の整君をはじめ、登場人物ひとりひとりがとてもしっくりきていて、違和感がなく見ていて引き込まれた。
整君の常にフラットだけど、一度ひっかかると紐解かないと気が済まない感じや、深入りするわけではないが、放っておけない、重すぎない優しさが心地よかった。整君の言葉には彼の正体がよく分からなくても納得してしまう力があって、彼の過去や背景がもっと知りたくなった。

従兄弟同士4人の関係性もよかった。
仲が良いわけではないが、小さな頃からよく知っていて疎遠ではない。集まるときっと楽しい瞬間もあるんだろうな、というのが感じられた。最初は物々しい雰囲気で疑心暗鬼になっていたけど、物事を整理しながら一緒に追っていくうちに一体感が生まれてたようにも見えて、追い詰められた時には守ろうとしたり。いとこ4人がそうなればなるほど、朝晴の孤独が見えてくる気もした。

あと、一族の忌まわしい秘密が意外で興味深かった。個人的にはもっとおどろおどろしいのが好みだったけど。

汐路と朝晴についてのことは、あとでまとめて書きたいことがたくさんある。

初見だったけどこの物語にどっぷりと浸れて、俳優陣の素晴らしいお芝居を堪能できて幸せな2時間だった。

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