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ラオウ伝説を持つ親父(88歳)入院。巨星は墜ちるのか

まず、うちの親父について、まだの方はこちらをお読みください。

と、まあ、天上天下は自分を中心に回っていると傍若無人ぶりを生涯に渡って発揮してきた親父ですが、お袋が死んで以来、この半年くらいで一気に老け込んできた感じがします。

お袋が死んでからも、家と仏壇は俺が守る!とデカい家に一人で暮らしてたんですが、自分の妹に面倒を見させようとして家に呼びつけては、怒鳴りつけるわ買い物行かせて金払わないわと、お袋にやってきたことを妹にぶつけた結果、「こんな家にいたら頭がおかしくなる!」と妹は親父のもとから離れていき、派遣されてるヘルパーにも「仕事を真面目にしていない!」と怒りつけてるらしく、確実にブラックリストに載ってる家になったんじゃないかと思います。

そんなこんなで、どんどん人が離れていってる感じの親父ですが、最近、物忘れがひどくなり、髪の毛もどんどん真っ白に。

買い物があったら持っていってやったりはしてるんですが、天をも打ち倒そうとしたラオウのような親父が、だんだんちっちゃく見えてきた感じがしてました。

そして、昨日。お彼岸の墓参りで一個上の兄貴が「親父、入院するわ」と急に伝えてきてビックリ。

1ヶ月ごとに行ってる病院での検査で、血糖値が異常値になっていることが判明し、即入院を告げられたそうです。

親父、もうすぐ88歳。

かつては、業界の首領として君臨し、テレビのインタービューや、小説のモデルにまでなった親父。

全ての人間は自分のために存在すると天上天下唯我独尊を貫いてきた親父。

関わったものを不幸にし続けてきた親父。

そして、奇しくも入院する病院は、お袋の膵臓がんを手術した病院。

彼岸の日に、死んだお袋が親父に何かしたんじゃないかと思わされ、もしかしたら巨星はこのまま墜ちるのか・・・?と考えさせられる一日でした。

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