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20181221

諸般の諸々を経て、物事が一件落着したのか?してないのか?という複雑な心境で、少し降り出した雨の中、駅に向かう。

これから電車に乗ろうとしているところに、人身事故が発生した後、という報。乗る電車に差し支えは無さそうであったが、人身事故って・・・という思いになる。

駅のホームに人が溜まっている、という佇まいで、きっと電車が遅れているのだろう、という事は理解するより早く分かった。やって来る電車もきっといっぱいだろう、と思ったのだけれど。それ程でも無かった。きっと振替代行輸送で、みんな他にまわったのだろう、と。

いつもなら、桂駅で特急の類に追い抜かれるのだけれど、ダイヤが乱れているせいか、今日は乗っている列車が先に到着との事。急ぎたい、こんな時に限ってと。

遅れる、ということは予め分かっていたので、出来る限り早く到着出来るようにと、往く道を急いだ先は京都は磔磔、ソウルフラワー中川さんの歌い納めを拝見に。

烏丸の駅で、地上の雨が気になりつつ、ビニール傘の自動販売機で、傘を入手しようとしたのだけど、もし、地上に上がって、雨が止んでたら、という事を考えると躊躇。

持っていると邪魔になりそうなコートをコインロッカーに預けて、地上に上がると雨は激しさを増して、傘を買わなかった事を少し後悔する。

傘を持ってなかったので、傘買おうか買うまいか、傘を買う時間も惜しい。と思いながら結局コンビニに入って傘を買った。仏光寺通りを東へ。

京都の雨は、京都という感じを増幅させるようにも思える。

急ぎ足で磔磔に向かって、到着するとバルカンルートの星屑が終わりかけていて、息つく間も無く、そら〜あの空はこの空に繋がっている〜が始まって、曲と曲の間に入店しようか?と思っていたタイミングを逸らしてしまった。

流れてくる音を扉の外で聴いて、近所迷惑になってはいけないので、小さく声にならないくらいの声で歌った。

きっとバタバタして入店すると、訳の分からない事になったりして、わーっとなってしまいそうだったので、扉の前で聴いているのも悪く無い、と思ったのは磔磔だからだろうと思う。

中に入るとストーブが焚かれていて、これも、あぁ磔磔と。

どこに座ろうか?と一瞬迷って、テーブルのある席に座るのも、ガサガサと迷惑になってはいけない。と思い、後ろを見てみると、畳席に置かれた椅子が空いていそうだったので、そこに座る事にした。

ここに座るのは第1回ボタニカルハウス以来。見晴らしがいいなー、と。視界が広がっていいなー、と思いながらビールを頂く。

椅子に座っていると、ビール瓶とグラスの置き場所が無い事に気がついた。床に置いてビールを取ったりするのもまどろっこしい。

という事で、胡座をかいて座る事にした。厨房が近くて、オーダーも頼み易い、オマケに靴を脱いでリラックス。

これは本当に贅沢ですばらしい忘年会。ビールをどんどん注文してしまって、いい塩梅となるのに時間はかからなかった。きっと家で酔っていい気分で胡座をかいて音楽を聴いていると、こんな感じなのだろうな、と客観視。

中川さんのソロ、最初の何曲かは拝聴出来なかったけれど、久し振りのあんな曲や、ソロで初めて拝聴するこんな曲。

と共に、胡座をかいで、というのが良いのか悪いのか、皆目見当つかず。全く自宅で飲んで音楽を聴いている時の様になってしまって、完全に音楽を楽しんでるな、という気分になってしまった。

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