くすりの話

臨床医をやつてると
くすりの話は避けられない

とくに
メンタル系の薬剤投与は
選別も含めて慎重にするべきだ

安易に漫然と処方すると
患者さんの利益にはならない

とくに
意欲や活動性の低下に
繋がるものもある
処方は選択は医師のみだ

だからこそ
慎重にするべきだ
くすりの変更もそうだ
安易にするべきではない
健康で、長生きしたい
その手助けこそ医療である

患者さまとはわたしは呼ばない
患者さんだ

上から目線ではない
下からの上の時代

だけど
プラトーな時代になる
人間の寿命は有限だ
だからこそ
このひとに取っては
成功も失敗もない
そのひとの考える人生を
生きればよい

医療を金儲けにしてはならない
貧困ビジネスを漁ってはいけない
それは頭がいいのではない
むしろ行政も含めて
犯罪にちかい

あるナースの言葉が忘れられない
『正直者がバカを見ます』

いい返さなかったが違う
バカは見ない
金儲けだけが幸せではない
詐欺しても儲けようがおかしい
おかしなヒトで、溢れていても
そこにはいかない

他人は代わらない
おかしいと思ったら
相談することだ

まともな
医師も看護師も薬剤師もいます
くすりのリスクはある

この世の中に
絶対はない
時には
おかしいと思ったら
別の医師に相談することだ

出された 処方された
くすりだけが正しいとは限らない

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