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コトリ会議・2

日付変わって昨日もコトリ会議の稽古。既に十回目ぐらい?だと思う。

この記事は、コトリ会議・2だけど。

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で正直、演技の正解がわからずにいる。明確な着地点を探せてないって方かもだけど。普段オパンポンでブルースを奏でてる演奏者が、デスメタルを奏でようとしてると言うか。あ、コトリ会議はデスメタルじゃないけど。では音楽のジャンルでコトリ会議を例えると…音楽は共演者の浜本君が詳しいそうなので聞いてみます。あ、で、浜本君もnoteやってるみたい。紹介しておきます。


んで、

僕のあくまで個人的な意見だけど、コトリ会議はロックとかジャズとかのジャンルで測れるものではなく、ジャンルそのものを作ろうとしてるかのように映り刺激的。厳密にはコトリと言うか山本さんだけど。

稽古の帰り道。山本さんに探り入れようと話しかけると、話の流れでチェーホフとかの話をされてて、それ関連でブレヒトも。

ブレヒトと言えば、関西演劇祭のティーチインで審査員からブレヒト持ち出されるのを僕は恐れていた。めさくさ浅い知識しかないので。頼む!そんな話をせんといてや!「あわわ」って実際音として出してまうで!と願ってた訳だけど。
でもまぁ、そのめさくさ浅い知識でブレヒトを語ると、ブレヒトからすればオパンポン創造社は…まぁブレヒトが生きてたとしてもオパンポン創造社を評する事ないだろけれども、もし劇評したとしたら「美食的」だと一喝される可能性大。君のは現実から目を背けさせてるだけだと。いや、もしかしたら今年したら「サンセット」は今までのに比べたら貶されることはないかもだけど。縁フェス時、制作の方に「野村さんのしたいのは三文オペラですね!」とブレヒトの作品で言われたから。「…そ、そうです」と三文オペラよう知らんのモロバレな返事してしまったけども。

話逸れたから戻すと、山本さんはブレヒトが提唱する「叙事的演劇」※役者が舞台を通して出来事を説明し、観客に批判的な思考を促して事件の本質に迫らせようとするモノ。を目指してるように思います。ざっくり言うと。

多分、物語を使いテーマ(今回は生きるとか死ぬとか、それらに翻弄される観客含めた人とはだと思うのだけど※個人的感想)を明瞭に伝えたいのではなく「芸術にあっては知覚のプロセスそのものが目的」なのだと思う、知らんけど。ほんでちゃう可能性高いけど。

間違いないのは、オパンポン創造社(野村有志)と作りたいものが全く違う。真逆と言い換えてもいい。だから、僕は出演するのが楽しい!答えを探す野村も含めて!そして何より、山本さんが生みだすセリフには誰にでも伝わるユーモアで溢れてる。単純に面白いから。



もう少し、コトリ会議を分析・調査しようと思います。ほんでココでご報告します。ではまた。

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◆コトリ会議『セミの空の空』
作:山本正典

【神戸】2019年11/15(金)〜18(月)
KAVC FRAG COMPANIY
神戸アートビレッジセンター
https://ticket.corich.jp/apply/102374/yuj/

【東京】2019年12/11(水)〜16(月)
こまばアゴラ劇場
https://ticket.corich.jp/apply/102375/yuj/

【久留米】2020年1/18日(土)〜19(日)
久留米シティプラザhttps://ticket.corich.jp/apply/102376/yji/

スキを押して下さる方にまずは感謝を。その1つ1つが次への原動力になります。ありがとう。野村有志(オパンポン創造社)