引越し直後。何からはじめる?その壁抜ける? ギャラリーDIY#01

OpenLetter 中庭です。前回の引越し前のDIY修行から約1ヶ月後の2018年4月、いよいよ引っ越しです。もう後に引けません。

(↑前のおうちを出るとき。感謝を込めて拭きそうじ。)

当初、頭の中で思い描くDIY工程としてはこんな感じでした。

1. 壁を抜く
2. 壁を塗る
3. 床を貼る

以上。

各1日ずつ、3日あればできるよね、なんて…。




今思えばあまりに舐めた見積もり…(汗)。
DIY修行ツアー後から、新しい家での改修工程を頭に浮かべるにつれ、やれ壁を抜いたら部屋の継ぎ目の処理は?とか、やれ床の段差が出るんでは?とか、やれ耐震性は?とか、現実的かつ細かいことがどんどん浮かび、自分たちだけでおこなうのは難しいのでは?という一抹の不安がどんどん膨らんでいきました。

とはいえ引っ越しからすぐに一週間出張だったので、すぐにはDIYに取りかかれません。出張中、私がいない間に山内の方で「壁やっといたよ」の連絡が…。
「え?もう?」
以外に簡単にいける?

山内が最初に抜いた壁とは、こちらの壁と、

こちらの壁。

どちらもおそらく昔は襖だったところ。以前ここをシェアハウスにした時、借主が後からつけた壁のようです。(不思議な絵柄もその時に描かれたよう…)
簡易な骨組み(垂木)の間に断熱材(ガラスール)が挟まれ、両面から石膏ボードで挟ん貼り合わされた壁でした。インパクトでネジを外したら割とすぐ外れたようです。

壁をとったら三つの部屋(1Fにある6畳3部屋)が開通されました。

これをみて、あれ?結構早く出来んじゃない?というおぼろげな希望の光が…。とはいえ、冷静になってみると、元入り口(引き戸)に塞いでいた仕切りを外しただけじゃないか、という現実が見えてきました。

本当に頭を悩ませたのはこの壁。

キッチンとリビングの間にある、収納と一体になった壁です。

キッチン側からみると↓。

リビング側からみると↓

なんか解体するの複雑そう…。

とはいえ、キッチンは窓はあるけど北向きで、朝でも日中でも電気をつけないと暗い部屋。ここに入る度に、やっぱり壁は抜きたいなと。

料理をしたり食べる場所に自然光が入らないのは悲しい。東京の一軒家は所狭しと隣と密接して建てられた家が多く、一階が特に暗い家が多い中、この家は明るい方です。ですが肝心のキッチンが暗いなんて…。
リビングとキッチンの間の壁を抜いて南側からの光を入れる。それが自分にとってのDIY最大のミッションでした。

しかし、そもそも「この壁は抜いていいの?」という大きな疑問が…。
ただでさえ、東京オリンピックの時くらいにできたという古い物件。壁を抜いたら構造に大きく影響があるのではないか。熊本の大震災の時に、築年数が浅くても倒れた物件はリビングのだたっ広い家だったと記事をみたこともあります。

ここは専門家に、ちゃんと現地をみてもらう必要がある、ということで、“ズッキー”こと鈴木さんというリノベーションのプロの方にみていただくことになりました。

鈴木さんはベル興産という、リフォームやリノベーション、新築一戸建てなども手がける会社の代表で、インスペクション(住宅診断)などもされています。最近だと「ボンビーガール」というテレビ番組の「空き家改造計画」でアドバイザーとして出演されていたりと、リノベーションの専門家として活躍されています。お仕事でお世話になったご縁で相談したら、「いいよ!いつ?」と二つ返事でいらしていただくことになりました。

ズッキーこと鈴木さん来訪、壁は抜けるのか診断


鈴木さんは家に入るや否や、開口一番

「いい家じゃねえか!こういう古い木造、大好きなんだよ」

とのこと。黄色いキッチンの壁も

「大胆だね!いいじゃねえか!」

とお褒めの言葉をいただきました。(キッチンの壁が黄色いのは、前に住んでいたイタリア人の料理家が塗ったものです)

そこから、古いせいか賃貸でも改装可能な物件であること、古いためかところどころガタもきているようで、耐震性も気になることなど伝えました。
鈴木さんは

「家も人と一緒でちゃんと手入れし続ければ長持ちするもんだよ」

と、一般的に言われている木造の寿命30年なんて決められない話、手入れすれば100年だって持つ話などしてくれました。築年数だけで一概に家の健康を語れないんですね。

早速一番の懸念事項だったキッチンとリビングの間の壁を抜けるか相談すると、鈴木さんは

「ちょっと天井覗いていい?」

と尋ね、こちらが「はい」と返事するや否や、隣の部屋の押入れに行き、すばやく身を天袋に滑り込ませていました。

(↑このあと俊敏な身のこなしで体を天袋に滑り込ませ、天井裏を覗く鈴木さん)

「ふむふむ。柱は取れないけど、壁は抜けるね。その壁とその壁も抜けるよ。そこは抜くと面倒」

え?鈴木さん何をみているんですか?

「ちょっと覗いてみる?写真撮ってあげるよ」

と撮っていただいた写真。

「天井の裏を覗くと、どの柱がどの梁に乗っかってて、どんな構造なのか、大体分かるんだよ。どの壁や柱が抜いてよくて、どこがダメなのか、ある程度判断できるよ」

とのことでした。なるほど、天井裏から家の構造が見えるんですね。

天井裏から覗いた結果、キッチンとリビングの間の壁は、柱を残す形であれば抜いてよいとのことでした。

壁は抜けるとして、抜いた後の床はどんな処理になるのでしょう。クローゼットの床はリビングの床より若干高く、明らかに段差ができそうでした。しかも人が歩くように作られていないせいか、乗るとたわみます。床としての強度も足りなそうです…。

質問すると鈴木さんは、

「クローゼットや押入れの床は歩ける床として作られていないので、根太の補強とベニアを貼り直す必要あるね」

とさらりと答えました。根太貼りって…。かなりハードル高くないですか??
「大丈夫!そんなに難しくないからできるって」と明るく言う鈴木さんのテンションに押され、「やってみます」と答えてしまいました。

「OK!じゃあまず壁を抜くところからだね。どうやってやるかっていうと…」

という鈴木さんは、部屋のどこかに置かれていたバールを、知らぬ間に手にされていました。ここから壁の解体の実演がはじまりです。

(つづく…)

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