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おっぱい あるいは カエル




これは
おっぱい である。

中には
優しい こしあん が入った
おっぱい である。


可愛らしいチクビの部分は
手作業で焼き付けられているので

このチクビのバランスが
少しズレているだけで

おっぱいが
少し垂れて見えたり
離れて見えたりする。




人それぞれに
おっぱいの形が違うように
この おっぱい饅頭にも
それぞれの顔がある。

そのどれもが愛嬌があって
なんだか良いのだ。

(私は、だいたい丸い膨らみがふたつ並ぶと、おっぱいに見えるという病氣らしい 笑)







実は、これ
「カエルまんじゅう」と
いう名古屋銘菓である。


名古屋の変態友人から
いただいたお土産だ。





私にとっては
可愛らしいおっぱい饅頭だが

ほう、カエルとな...笑




無事に、
踊り狂った私の
福岡ライブ2DAYSが幕を下ろした。


すごく
思ったことがあるので
書きたいと思う。




私はFacebookでイエモンファンが集まるグループの
管理者をやっている。

これまでも
たくさんのファンの方と
出会ってきた。





イエローモンキーは
今年で結成30年を迎えるバンドなので

ファンも結構年季が入っている人が多い。笑




とりわけ、このバンドには
途中15年ほど
活動休止期間がありw

それでも応援し続け
じっと待ち続けた
コアファンも少なくない。
(私もその1人だ)



だからこそ、
日本ロック史上類を見ない
再結成イベントを成功させた
バンドになれた。





家族でライブ参戦をしたり
なんと3世代でファンだという
人達もいたりして

小学生~高齢の方まで
年齢を超えた繋がりがみれる。





先日のライブで
私の後ろの席には
恐らく20代からファンであっただろう
今は奥様になられた方々が
いらっしゃった。


彼女たちはお友達同士?
3人で来られていて

その方々が、ライブ中に
周囲に聞こえる音量で
批評をしだした。






メンバーの見え方がどうの
昔のライブとの違いや
曲と曲のあいだのトーク中に
ヒソヒソとつっこんだり

とにかく、
すごく身勝手に喋る。





私は彼女たちの前の席なので
話した声が全部聞こえ
氣になってしょうがない。






お前の批評を聞きに来たんじゃねぇぞ







でも、私は
彼女たちに氣をとられては
もったいないと
ライブに集中するように
努力した。





活動が長いバンドには
こういった批評家タイプの
ファンが残念ながら存在してしまう。


そして、自分の批評が
あたかも正しいかのように
押し付けてくる人がいるのも事実だ。






グッズはたくさん買うのが
本物のファンだ

ライブはたくさん参戦するのが
本物のファンだ






自分がどれだけ
「特別なファン」かを
自慢してくる人も一部いる。



「こんなに好きなの♡テヘペロ」
的な人は可愛い。
(ほとんどのファンはこんな感じ)


あと、仲のいい人達同士で
どれだけファンなのかを
言い合うのが楽しいときもある。




でも、本当に一部
ファンになったばかりの人に
自分がどれだけ先輩か
マウンティングするヤツや

いろんな事情があって
あまりライブに行けない人に
自分のライブ参戦回数を自慢するヤツ


「昔のこのライブは最高だった。あれを見れなかったなんて可哀想」と勝手に憐れむヤツ





飲ませる薬が ねぇ

めんどくせぇ





自分にとっての「ファン」を
押し付けてくんな





純粋に「このバンド好き」
と思って

彼らの音楽を愛し
ライブに行けなくても
グッズ買わなくても

ファンな人はたくさんいる。





それぞれのファンにとって
それぞれのイエモンがいて
それぞれに愛し方がある。


それが「ファン」であるのだ。





歴が長ければ偉いわけでもない。





自分の批評が全て正しいと
勘違いして周囲にひけらかしたり
マウンティングしたり
愛し方を押し付けたり

ひとつの「見方」しかできずに
他人に自分の常識を押し付けるのは
最低の行為だと思う。




それぞれの愛し方を
尊重できてこそ
本当のファンなのだ。






おっぱい
あるいは
カエル



どちらの見方をしても
優しいこしあんが入った
この愛らしい饅頭が
美味しいのは変わらないのだから。


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