よく「つまり」と言う言葉を
連発する大人がいる。


「つまり」は、
「詰まるところ」と堅苦しく
表現されることもある。

詰まる所＝最後の行き場がなく後がない状態のこと

「つまり」も「詰まる所」もどちらも【結局のところ】とか
【要するに】という意味で用いられることが多く
''つまり''の後には結論がくる。

ビジネスでもよく使われ
『つまり、◯◯ということになります』など立派な大人ほど
「つまり」をつかう。


で、
冒頭で言った「つまり」を連発する大人は
ドヤ顔で「つまりぃ～」という人だ。

私たちのように普通に使用するのとは訳が違う。

そういう人達にとっての「つまり」は、

新人の「なるほどですね」と同じくらいの便利さと手軽さがある。



これは私個人の感想かもしれないけれど

「つまり」を多用する大人ほど、
「つまらない」

私の周りにもそういう人は一定数いるので、
皆さんの周りにももしかしたらいるかもしれない。


一緒に飲みに行っても
「つまり」を連発しながら
そのあと続く話は総括ではなく
自分の意見にすり替えた話だ。


つまり、詰まっている大人ほど
詰まらないのだ。笑

この皮肉はジワジワ来る。笑
(ごめん、1人で笑ってるわ)




一方で
つまらない大人になるな

という言葉を浴びせられたことがないだろうか？


これも、自分のことをご立派だと自負する大人が、
夢見がちな若者を諭すために言っているイメージがある。


''詰まらない大人になるな''とは
つまらない＝つまりを連発しない

つまりを連発しない大人にはなるな、

つまりぃ～


''つまり を連発する大人になれ''ということだ。




つまり、「つまり」を連発する大人になれということだ。

(なぜ2回言ったのか、自分でもわからない。たぶん、''つまり''を言いたかっただけだろう)



それは、冗談として
「つまる」＝結論を出す、
ならば
「つまらない」＝結論を出さない
ということだとしたら

つまらない大人になるな、とは
結論を出さない大人になるな
ということだ。



つまりぃ～、
「結論を出せる大人になれ」ということだ。

では、あなたもいい大人なら
下記の質問について結論を出して欲しい。

つまり、仕事ってなんだ？

つまり、人間ってなんだ？

つまり、生きるってなんだ？



さて、あなたは
結論を出せただろうか？

結論なんてない世界に
私たちは生きている

というよりも、
結論がでてしまったら

面白くもなんともない。



つまり、仕事とは
つまり、人間とは
つまり、生きるとは


という問に結論を出せる大人なんて
私は面白くないと思う。



個人的意見に過ぎないが、大人になって
物事を「かもしれない」という可能性を
残して様々な角度から見れる人こそ、

一緒に話をしていて面白いし
''つまらない大人''とは程遠いと感じる。

(笑)



地球が始まって46億年
人類が誕生して200万年

これまでの天才たちでさえ
未だこの問の答えは出せていない。



自分の中で
つまり、と結論を出してしまうと
その世界は閉ざされる。

それを連発する大人ほど、
つまらないと思うのだ。

私は''詰まらない''大人になりたい。

詰まる所がなく、流れていたい。


その中で、いろんなモノを見たり
触ったりして

詰まらないまま
結論の出ないまま死んでいきたい。


風のように自由でいたいのだ。






あなたは、
つまらない大人になりたくないか？

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