レ・ミゼラブル 7月11日

ついにー!!ついにこの日が!!!!レ・ミゼラブル(以下レミゼ)を見る日が!!来ました!!!

この日のために測りなおした視力(少し悪くなってた)、新調したソフトコンタクトレンズ(2week)、そしておまじない的な感じで買ったサプリメント(速攻ブルーベリー)そして何より倍率5倍の双眼鏡よ、ありがとう。君のおかげであらゆる席はS席になるよ!!!

はい、そんなわけで興奮冷めやらぬというかたぶん冷めようもないんですが、今日の観劇レポを書きます。初めにお断りしますが、これは完全に私の独断、趣味、私の記憶と溶けた語彙力からなるものでありますゆえ、そこらへんを生暖かい目で許容してお読みください。(矛盾しているようですが人に読まれることを想定していない文章なのです 伝われ)誤字についても、その誤字によって誰かが傷ついたり公序良俗に反していたり、人名や場所の名前だったりしない限りは指摘しないで心の中に収めてくださいな。誤字のない文章など蚊に刺されない夏のようなものなのだから!!!!無粋!

というわけで、以降はネタバレをおおいに含みますことをもう一度心に相談したうえで読み進めてください。


7月11日 マチネ 11時15分開場 12時開演

まず出演者がこちら

ロングラン公演のレミゼ。東京→愛知→大阪ときて、次は福岡、そして札幌。各役を2~3人ほどが演じるダブルキャスト、トリプルキャスト、アンドモアという感じ。知ってます?トレンディエンジェルの斎藤さんも今年はキャストのおひとりなんですよ!!見たかった!

レミゼは小さい頃に映画(おそらく1998年版)とドラマを見ただけで、なのでおおよその話は理解しているつもり・・・でしたが念のためAmazon Primeで2012年版の映画も見て予習。(私はAmazonが好き)

全編にわたってセリフがメロディにのってる・・・そして知る、アン・ハサウェイが演じてたのコゼットじゃないんや・・・母のファンテーヌや・・・

御存じの方が多いと思うので端折りますが、ずっと苦しいじゃないですか。特に序盤、ファンテーヌが髪を売ったり、歯を売ったり、そして自分を売らざるを得なくなったり。

私これ耐えられるかしら?というのが不安。でもみたい。あと映画のラストシーンが最高に好きだったので(ドラマ版だとジャベールの自殺で終わったりしていて悲しかった)そのあたりに楽しみもありつつ

というわけでようやく劇の方の話に入りますよ!いつも枕が長くてごめんな!でもこの文章の主は私=創造主なのだから仕方ないよね!

会場:梅田芸術劇場メインホール 座席:3階席(B席)右寄り

初の3階席で正直不安!どうして視力が10.0ないの?双眼鏡は倍率10倍のもの、5倍のもののどっちも持っていき、開演前に見え方を確認してどちらを使うか決めます。5倍の方が視野が明るい&広いので今日はそっち。

舞台の前にはオーケストラピット。私の席からはライトに照らされるチェロ・・・?コントラバス・・・?が見えていて、音合わせの最中。舞台には船の上らしき幕。

12時、開演。最初の一音が鳴った時にどうしてか涙がせりあがってきて、瞳の湿度120%(だが涙は流れない)みたいな状態にお陥っていたんですがなぜですか。心の振動が水を生むのか。

パンを盗んだ罪で投獄されているジャン・バルジャン(福井晶一)の胸には焼き印。そして囚人たちが歌う。(歌う時、それぞれにスポットライトを当てられるのがいい・・・)それを統べるように、背を向け立つ男ジャベール・・・仮出獄許可を得て外の世界に出るジャン・バルジャン。しかし行く先々で前科者として冷たい扱いを受ける・・・

場面展開が流れるように滑らかで、場面が変わったという意識もなく自然に次のシーンに移っていたりして。ジャン・バルジャンが行く先々で冷たい扱いを受けるシーンも、自然に時に流れだったり場所の変化を受け入れられる滑らかさというか、セットに重さがない(よっこいしょと移動している感じではなくて、気づけばそこにあり、そしてなくなっている感じ)がすごいなと。人の流れも同じで、気づけば景色が変わっているんですよ、見ればわかるよ!!!あと、舞台の端っこまでジャン・バルジャンがやってきて、そこを川に見立てて水を飲むシーン好きです。

そして司教様のもとに身を寄せるあの有名なシーン。このシーンは特に照明がいいんですよ!!!窓の外から月明かりが降り注いでいるんです。見てみたらわかるから本当に!!!(本日二度目の表現放棄)

司教様のお宅から金目の物を奪うも、警察に捕まるジャン・バルジャン。嘘をとがめないばかりか、更に銀のろうそく台も与える司教様。心を入れ替えるジャン・バルジャン。

時は立ち、1823年。工場で働く女たち、そしてファンテーヌ(濱田めぐみ)。

3階席からだと、引きの絵が本当にきれいで、双眼鏡の出番がほとんどなかったくらい。舞台の使用面積に抑揚があるというか、ほんの一部分だけを使って場面を表現する時もあれば、全面にセットや人がびっしりと広がって大きな世界観を表しているときもあって、ずっと見ていたい、そんなかんじ。

この工場のシーンは工場で働く女の人たちが机に向かって一列に並んで歌いながら作業。ファンテーヌだけはその列から離れたところにある机で工場長に迫られてるという最後の晩餐的な構図。わかりやすい。あと働く女の人の中にいくちゃん(生田絵梨花)がいてびっくりしました。

ファンテーヌに手紙が届く。娘・コゼットを預けていた宿屋の夫婦から養育費が足りないという手紙。未婚の母だということを暴露されたところから喧嘩に発展し、ファンテーヌは工場をやめることに。そこにマドレーヌ市長(かつてのジャン・バルジャン)が来るけれど、助けてはくれない。

ここで・・・夢破れて・・・この歌が聴けただけでもう幸せ・・・

「夢破れて」の歌詞だけは知っていて、でも歌の背景は知らなかったんですよ。映画を見た時に、初めてその意味を知って。たぶん小3で見た時はファンテーヌのしてることを理解する力はなかったんだろうと(そのシーンだけ目隠しされてた説は濃厚なんだけど)思います。大人になってから見てみて、その重みが刺さる。

絶望と、せつなさと、音の全部を心に焼き付けたかった。なのでこの部分に関しては語れる言葉を持ち合わせてない、おそらく記憶形式が言葉じゃないものになってたから。

生きるために大事に身に着けていた(仕草的にコゼットの父から贈られたもの?と思ったけど、パンフレットにはロケットって書いてあるから中に恋人の髪の毛とかが入ってたのかな)ペンダントを売り、長くきれいな髪の毛を売り、そして自分を売り・・・好き勝手されるファンテーヌ。(ラブリィ・レディ~Lovely Ladiesの歌、耳に残るリズムで好き)

そこで喧嘩が起き、逮捕されそうになるファンテーヌを通りがかったマドレーヌ市長(つまりジャン・バルジャン)が助ける。息も絶え絶えで、コゼットのことを託す。

ある人を助けたことからジャベールに「もしかしてジャン・バルジャン?」と疑われてしまったマドレーヌ市長。しかしジャン・バルジャンとして別の人が捕まり、そして法廷で裁かれると知って思い悩む・・・そして苦悩の末に法廷に出向き、自分が本物のジャン・バルジャンだと打ち明ける

この法廷のシーン好き。もう好き以外の言葉がないというか好きという言葉の使い勝手が良すぎるせいじゃないの?それはまぁ置いといて、何が好きか言わせてください。法廷のシーンは、突然後ろの壁が左右にはけて、そこから裁判長だったりがばーんと、でてくるんです、一瞬の出来事でびっくりします。構成天才なんじゃないですか!!ねえ!!

それでマドレーヌ市長が告白し、裁判長がどよめく。とても急な場面展開なのに、きちんと私の心は法廷に移動しているし、そこに至るまでの移動時間とか、省かれているときの流れをしっかり感じているんですよ。そこが好き。

長年追ってたジャン・バルジャンを見つけた!!ジャベールはジャン・バルジャンを追い詰めるけれど、ジャン・バルジャンにはコゼットを救う使命がある。ジャベールを倒し(金属の鞭?みたいなものの扱いがかっこよかった)、コゼットのもとへ。

もうね、何度でもいうけれども流れるように進むの。走馬灯かな?よく編集された走馬灯かな?って思うくらいに滑らかで、まぁ走馬灯はまだ見たことがないんだけどこのシーンは入れてほしいな。「よっこいしょ」的な場面転換が一度もないんです、すごい。

そしてリトル・コゼット(立花莉愛)の登場。一人、宿屋の外で掃除をしてる。

話はそれるんですが、最近、ライオンキングの子役の子たちの密着とか、アニーオーディションとかを見てるのでもう涙腺が弱いんですよ。子役の子たちの歌の力たるや・・・!私その年だったらめちゃくちゃ泥団子磨いてたよ。すごいなぁ、自分のことを磨いてて。

リトル・コゼットの天使の歌声・・・ごめんなさいね、表現がすごい陳腐なんだけど透き通ってて心が洗われました・・・

場面は宿屋。テナルディエ夫妻はリトル・コゼットを邪険にし、自分たちの娘・エポニーヌ(リトルエポニーヌ:尾上凛)には上等な服を着せている。暗闇を怖がるコゼットに水くみに生かせ、そして宿屋にはたくさんのお客が・・・

テナルディエ夫妻、最後まで重要な役どころなんですけどほんとすき。映画で見た時には嫌いだったし、本当に相いれない許すまじって感じだったのに。テナルディエを演じる駒田一さんは今日が大千秋楽。明日からは澄ペン人の役に入るらしいです。唯一笑いを生むポジションというか、ちょっと息を吸わせてくれるようなキャラクター。妻のマダム・テナルディエを演じるのは朴璐美さん。(トリプルキャストで、森公美子さんも演じる役。パワフルそうで見てみたい)

宿屋にひっきりなしにお客が訪れ、夫妻は巧みな技で次々に持ちものを奪っていくんですよ!マジックみたい。帽子、懐中時計、そして鞄まで。途中、目の見えないお客が鳥かご(鳥入り)をもってやってくると、夫はその人の膝に座って靴を自分のものと入れ替えたり、鳥を盗んで食べたり、好き放題。どうして視野が一つしかないの・・・?昆虫みたいな目だったらいろんなところをそれぞれ目で追えたりしませんか・・・?登場人物が多いシーンだと、それぞれの演技を全部見たいのにみられるのはひとところで、双眼鏡を使えばなおさら視野は狭くなる(そして視点の転換がしにくくなる)からもう何度だって見たいよ!!!!!

円盤、つまりはDVDになれば何度でも見られるって思うじゃないですか。違うのよ。あれは視点がころころ変わるし見切れもするしズームもする(そこが良くもある)がゆえに任意の場所に視線を注ぎにくいのです。客席で見れば、おおもとの視点は代えられないんだけど、舞台上のどころ見るか、誰を見るかを選べる幅は広い。来年はチケット争奪戦をあらゆる手段を使って(転売ダメ絶対)(ここでいうあらゆるとはイープラスでもぴあでも抽選予約の枚数を多めにするしお金を稼ぐぞという意気込みをさします)頑張る。

何の話だ!まだ第一幕終わってないのに5000字に近いのはなんで?

暗闇の中、少女を見つけたジャン・バルジャン。マフラーを巻いてあげ、名前を聞くと「コゼット」。一緒に宿屋まで行き、テナルディエ夫妻からコゼットを引き取る。

一緒に歩くコゼットとジャン・バルジャン。コゼットに緑のコートを着せて上げ、そして人形を渡して(事前に用意してたの・・・!コートも人形も・・・?ジャン・バルジャンにひたすら愛を感じる)、私の見間違いでなければ(そして記憶違いじゃなければ)ひらひらと雪が舞っていました。

そんな二人に乞食が大勢近づいてきて、逃げるように去っていく二人。

この乞食が寄ってくるのはどういう場面なの・・・?と疑問に思っていたら、乞食たちはそのままに舞台は10年後のパリを表現。(追加で家などが現れたので理解した)貧しい労働者、浮浪者がひしめく町中に、じゃっかん水ぼらしい姿になったマダム・テナルディエの姿も。

そしてマリウスー!!!!!!!拝見したかったですマリウス!!!演じるのは海宝直人さん!!お名前が強すぎませんか?海の宝ですって・・・?お名前さえも輝かしいのか。という心の声はさておき、そのマリウスと友・アンジョルラス達が木箱に乗って革命を叫ぶわけです。そしてエポニーヌが登場。テナルディエ夫婦の娘。小さい頃はあんなに蝶よ花よって感じだったのに、今はみすぼらしいというか。赤い帽子に長いコート(?)。マリウスに「その髪型好き」(そしてあなたも好きって感じなんだろうな)と言っても本気にしてもらえないエポニーヌ。そこに「カモが来たぞー」とマダム・テナルディエの声がかかる。

通りがかりやいなやこけてしまった女性。美しく成長したコゼット・・・いくちゃーん!!!いくちゃん本当にかわいいどうしよう尊い(心の中の乃木坂愛があらぶっているので薄目で読むか生田絵梨花で検索してください)。コゼットを演じるのは生田絵梨花さん。乃木坂46のメンバーで、ピアノもうまいんです、顔もかわいいんです、お育ちもよくてキャラクターも個性的で・・・ぜひ「生田絵梨花 IH事件」で検索してみてほしい。驚異的な画伯力も見てほしいので「生田絵梨花 ET」でも検索してとにかく見て!

ふっと顔を上げたコゼット、目が合うマリウス、2人だけの世界・・・見ていることしかできないエポニーヌ・・・このシーンは2人以外が一切動くことをやめて背景になっているような感じが恋の始まりの速度感というか、あるじゃないですか、誰が見ても紛れもなく恋が始まった瞬間みたいな時が!!!!それを表してるみたいで、完全にエポニーヌに感情移入している身としては困りましたね。

父と娘とで施しをして回っているところで騒ぎが起き、そこにジャベール登場・・・!

ジャベールに対する感情、どこかで見覚えがあるなと思ったらスネイプに対するそれと一緒でした。

ジャベールは騒ぎを収め、父と娘を助ける。けれど混乱に乗じて逃げるジャン・バルジャンとコゼット・・・そして「あいつはジャン・バルジャンだ!」と告げ口するテナルディエ。テナルディエ、ほんとにそういうところどうにか悔い改めた方がいいと思うな。いつからそんな人間になったのか聞かせておくれよ。ジャベールに睨まれて「おおこわっ」と言いつつ、自分から身柄を捉えられにいくところのコミカルさがいい

コゼットに一目ぼれしたマリウスはエポニーヌに彼女を探すよう頼むんですが、マリウス!もう本当にさ!主人公ポジションの人はそうやって恋心に鈍いこと山のごとしって感じで(少女漫画に突っ込みを入れるような気持ちで見てしまっていたのでこんな感想です)

場面は変わり、パリのカフェ。アンジョルラスを中心に学生たちが集う。(いろんなタイプの学生たちがいるのでもう本当に目が2つじゃ足りない。衣装も全員違うので、目で追いやすいし、仕草からそれぞれの性格が伝わってくる感じがした)心ここにあらずなマリウス、「あの堅物のマリウスが恋に落ちたのか!」とはやし立てたり「今はそんな場合じゃないだろう」といさめたり。そこにラマルク将軍(どういう関係性の相手かわかんなかった)の訃報がもたらされ、決起の時だと勇み立つ。

ゲネプロとかプロモーション映像などなどを見ていて、「夢破れて」「On My Own」「民衆の歌」のシーンはそれはそれは楽しみにしていたんですが、同じくらい楽しみだったのがここの「ABS Café:Red and Black)」でした。そして賛同する民衆が集い、「民衆の歌」を高らかに歌う・・・

このシーンはもう見てもらわないといけない。ほんとに、見て。お願い。舞台の中央に民衆が列をなし、行進しながら歌うんですが、何千もの大群に見える。前進していく様はもう本当に言葉にできないので見て。

場面は変わり(どう変わったのか記憶にないほど滑らか。何度も言うけどこれは今日の感想のサビだと思ってほしい)、ジャン・バルジャンの屋敷。

私このセット好きだー!二階建ての家、そして柵。好き。世界で一番好きな柵を聞かれたらレミゼの柵だって答えるって決めた。みんなはどの柵が好き?

お庭にかけ出てきたコゼット。あまりに可憐だったからなのかわからないけど、私の後ろの席の人が一瞬拍手していてびっくりした。(ちなみに拍手は見せ場的な歌が終わった後にしかしない。変な時に拍手するのが怖いのでいつも人がしているのを聞いてからしてる)

さっきのシーンと違うドレス。初めて生で見るいくちゃん・・・双眼鏡で凝視していたりしましたが、レミゼのマイクはサイドについているんじゃなくておでこから下がっているタイプなんだなと思ったり(役によって違うかもしれないけど、驚くほどマイクがどこにあるかわからない人が多かった)

エポニーヌの案内でコゼットのもとにたどり着いたマリウス。喜んでエポニーヌと踊ったり、手を握って感謝したり・・・エポニーヌ・・・そう、エポニーヌを演じるのは屋比久知奈さんなんですが、マリウスがいるときはマリウスのことを本当に好きなんだな!!!って実感する瞳でもうせつないったらありゃしません。歌声が柔らかくて、でも迫力もあり、どこまでも伸びていく声。

柵を乗り越えて庭に下り立つマリウス。窓に小石をぶつけてコゼットを呼ぶ。ようやく巡り合えた2人・・・・(「コゼットです」のすの言い方がすっ という感じで好きでした)そしてそれを見ているエポニーヌ・・・2階のバルコニーから駆け下りてきてお庭に出てきたコゼットの手をそっと繊細に包むマリウスのシーンがあって。ああ、マリウスはエポニーヌのことはそんな風に触れないよね、抱きしめたり踊ったり、なんのてらいもなくするけれど、コゼットにはそんな風にしない。というかできない。

2人は思いを確かめ合って別れると、ジャン・バルジャン邸に続いてやってきたのはテナルディエたち。襲撃しようとするけれど、エポニーヌが悲鳴を上げて回避。(悲鳴の声まで高らかにきれい)その騒動を知って、ジャン・バルジャンはここを去ることを決意。明日海を渡ろう・・・

同日、学生たち、そして民衆は明日の決起に向けて集う、ここで歌われるのが「ワン・デイ・モア」。全てのカロリーが目に回ってたみたいで映像記憶しかないんです、言葉にできないよごめんな。脳内の映像をそのままパソコンに送れるみたいが来たら見せてあげるね。

第二幕

アンジョルラスの指揮のもと、バリケードを築く民衆。(アンジョルラスかっこいいんですよ・・・)味方のふりをしてもぐりこんだジャベールが「敵の偵察をしてくる」と言って敵陣へ。それを怪しんだガブローシュ(佐野佑斗)が追う。エポニーヌは長い髪を帽子の中に隠して少年のふりをしてマリウスと一緒にいようとするけれど、マリウスにばれてしまう。(エポニーヌ、本当にあなたには幸せになってほしいよ・・・)しかもコゼットへ手紙を持っていくように頼まれ、ジャン・バルジャン邸へ。しかしコゼットには会えず、ジャン・バルジャンが「必ず渡すから」と言って手紙を受け取り、そして「気を付けるんだよ」と言われ&お小遣い(?)をもらい去るエポニーヌ。(映画ではコゼットが手紙を残し、それをエポニーヌが死の間際にマリウスに渡す話だったんだけど原作はどうなのかな)ジャン・バルジャンはその手紙を読み、マリウスが革命にかかわっていることを知る。

帰り道、エポニーヌの「On My Own」。ああ、もう、この歌は、もう、せつなくて心が浸水してしまうよ・・・英語の歌詞も好きで・・・舞台にただ一人立つエポニーヌの歌声が、初めは柔らかく切なく、後半の「愛してる」以降のまっすぐな切なさに貫かれるようなる良さがあふれていて、もうどうしようもないよ人間の機能に涙が備わっていることに感謝します。

場面は再びバリケードに。なりすましてるジャベールが敵陣から戻ってきて「今日は攻撃はない」と告げるが、ガブローシュに招待を暴かれたため捉えられる。そしてふいに戦いが始まる。(火薬を使っていて、本当にドンパチするからはらはら)エポニーヌはマリウスに駆け寄るけれど、その瞬間に攻撃を受けてしまう・・・マリウスはそのことに気づかず(さすがにそれは気づいてほしいんだけど)、コゼットのことを聞くけれど、そこでようやく血まみれのエポニーヌに気づき抱きしめる。

マリウスに抱かれたエポニーヌ。初めは民衆や学生、周囲の人はそれぞれ自分のことをやっていて気づかないんだけど、最後、命の灯が消えるときにみんな気づいて、静かに見守る。(ガブローシュが思わず駆け寄るのをアンジョルラスが制する描写がある)死んでしまったエポニーヌ。そこへジャン・バルジャンが「敵から寝返った志願兵」として仲間入り。

最初の攻撃を終え、ジャン・バルジャンがジャベールの身柄を預かりたいと申し出る。そしてこっそりとジャベールを逃がし、「ジャベールを殺した」と見せかけるために天に向かって銃を放つ。

夜明け、再び戦いが始まると、民衆の姿はない。学生たちだけでの戦いが始まり、攻撃を受けて次々に命を落としていく・・・(攻撃を受けた描写、打たれた瞬間にその人だけがスポットライトで抜かれ、そして崩れ落ちていくのが印象的)ジャン・バルジャンは負傷したマリウスを引きずりながら下水道に逃げる。

原作読みたい・・・映画版でも下水道に逃げてたから、原作でも下水道のシーンは出てくるのだろうか。

下水道、背景は映像で映し出されるんですが、下水道の映像がARみたいな感じで(ARの意味違うと思うんだけど、なんというか、動いてないんだけど動いてるみたいな、自分の電車は動いてないけど隣の電車が動いてるから自分が動いてるような感覚になってしまうやつ、そうそれ)、実際に進んでいくように感じる。そして床にたきしめされるスモーク・・・水の流れを表していると理解しましたがあってるだろうか、途中床に寝かされてるマリウスが見えないくらいになっていて息できるのか心配になった。たぶんできてた。

下水道に人影、テナルディエが死人から金目の物を奪っていた。金歯とか。マリウスから指輪を抜き、そして隣に倒れてる人にも手をつけるが、ジャン・バルジャンだと気づいて走り去る

もう、テナルディエったらどこまでも救いようのない奴だな・・・

マリウスを担いで逃げてきたジャン・バルジャン、そこに現れるジャベール。命乞いをするジャン・バルジャン、罪のない若者が死んでしまうと訴えて、ジャベールはジャン・バルジャンを逃がす・・・

ジャベールが歌うシーンが第一幕にもあって、声量に圧倒されました。全身が鼓膜になったかと思った。鳥肌が立つの向こう側に行きました。

初めてみた時からずっと、ジャベールがどうしてそこまでしてジャン・バルジャンを追い続けるのか謎で。だって、極悪人ならまだしも、パンを盗んだだけでしょう。そう思ってきたけど、ジャベールの中には一つ大きな「正義」が定まっていて、それに反するものはどんな程度でもすべて100%悪なんだな、だから追うんだな、という解釈になりました。たぶんこの解釈は今後も変わり続ける。

場面は橋の上。遠くに明かりが揺れている。ジャン・バルジャンを逃がしてやったジャベール。橋の欄干に立ち、そして身を投げた。

ここでも背景の映像がいい仕事を・・・背景は初めは夜景で、ジャベールが身を投げる段階で欄干が取り払われ、そして背景が上から見た水面に変化。そして最後は水に沈んだジャベールが見ているであろう下からの水面に代わり、ああ、ジャベールは水に沈んでいったんだな・・・・と・・・

ドラマ版では後ろ向きに宙返りして湖に身を投げてた気がするんですが、なにせ子供だったので「今までジャン・バルジャンに悪いことしたなと思って身を投げたんだ」という理解だったんですよね。でも解説を読むと「自分の正義を曲げたことに耐え切れなくて」という感じになっていて、初めて自分の理解が違うことを知りました。

場面は町。弔いの灯りを持った女たちが喪服姿で集まり、戦いで亡くなった者たちをしのぶ。(床に置かれた赤やオレンジの灯りが星のよう)

3階席のいいところは、全部を引きの絵で見られること。立体的にみられること。ちょっとな、と思ったのは、床がはっきり見えること。床は装置の関係でむき出しなので、双眼鏡で見ていると一瞬床の力でここは舞台上なんだと思い出すことがある。だけど3階席はいいぞ。

足を少し引きずりながら現れるマリウス。自分だけ生き残ってしまったことで心を痛めるけれど、コゼットが寄り添って支える。そこに現れたジャン・バルジャン。マリウスにだけ自分の過去を打ち明け、そして自分はもう一緒にいられないからと姿を消した・・・

これは私がまだりかいできていないことなんですが、どうしてジャン・バルジャンは去らないといけなかったんでしょうか。ジャベールにはもう追われていないし、自分の理解が追い付いていないので原作を読もう。

場面は変わり、結婚式。もうこのシーンの輝かしいこと!!!基本的にドレス姿の方がたくさん出てくるシーン大好き侍なのでもうずっとにやにやしてるんですけどもね、コゼットがウェディングドレス姿!!!!!可憐!!!!!!!!!!!!白という色はいくちゃんのためにあったんだね、私完全に理解したよ。

そしてこのレポは1万字を超えた。ここまで読んでいる人は多分3人くらいだと思いますがありがとうね。自分でももう一度読むか定かではないというのに。

そこにやってくる変装したテナルディエ夫妻。マダム・テナルディエの毒々しいドレス・・・すぐに変装はばれて、マリウスにつるし上げられるテナルディエ。そこで「下水道でジャン・バルジャンがマリウスを担いで運んでいた」ことをつげられたマリウス。(ここまできて私はやっとテナルディエを生かしておいてもいいかなという気になった)コゼットを連れてジャン・バルジャンのもとへかけていく。

このシーン、マリウスがテナルディエと話している間にコゼットは後ろでダンスを踊ってるんですが、その楽しげな様子、無邪気さ、無垢さがきらきらしてた・・・

場面は変わり、祈りをささげるジャン・バルジャン。そのテーブルの上にはあの銀の燭台。すっかり老けてる・・・そこにファンテーヌが現れる。市が近づく。

ファンテーヌ・・・亡くなったシーンでは頬がこけて消え入りそうな様子だったのに、この場面では女神のような、この世のものじゃない麗しさと透けるような雰囲気が漂っていて・・・

そこにマリウスとコゼットが駆けつける。ファンテーヌはそれを離れて見守る。ジャン・バルジャンは告白を書いた手紙を渡し、そして本当の父娘じゃないことを告げてなくなる・・・

ファンテーヌ、そしてエポニーヌに導かれて旅立つジャン・バルジャン。二人の透き通るような歌声が響く中で、遠くからまた「民衆の歌」が静かに聞こえてきた。手紙を読んで涙するコゼット、寄り添うマリウス。その後ろには戦い、そして死んでいた者たちが民衆の歌を歌う姿があった。

もう、ずっと泣いてました。泣いてたって言っても、涙を流すという感じではなくて、ずっと瞳がうるんでるんです。もうずっと泣きそうで視界がうるんで、でも何も見逃したくないから目をこれでもかと見開いていて、ああ、私は今絶対に知り合いに魅せられない顔をしているからこれからも観劇は一人がいい、そして前後左右の人々はマナーの良い静かな他人なのが一番だわと思いました。

ここまで読んでくださった方がいるかわかりませんが、お付き合いありがとうございました。舞台上の情報量がとても多くて、何度見てもたくさんのことを発見できると思います。来年もきっと公演があるでしょう・・・絶対見る・・

#ミュージカル #レミゼラブル


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

お読みいただきありがとうございます!いただいたサポートでプリンを食べ、その幸福感でまた記事を書くので実質ゼロカロリー。 「スキ」を押すと、山口語録がランダムで出ます!

どうする?みたらす?
24

山口絵美菜

ミュージカル初心者の語彙力が溶けた観劇録

4月に「ロミオ&ジュリエット」を見たことをきっかけに、あっという間にミュージカル沼にはまった私の観劇録です。擬音、感嘆多め。あくまでも己の記憶頼りの個人の感想です。好きなのは矢崎広さん。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。