「先手をとる」

「先手をとる」というのは、主導権を握ること。

「先手を取られる」=「後手に回る」は、主導権を握られること。

例えばこの図

△6九飛に対して、▲5八銀と打った局面。

これは「飛車取りの先手」で、つまり「飛車取りをかけることで先手を取っている」手です。

「先手を取られた」後手は、大事な飛車を取られるわけには行きません。後手は一手を使って飛車を逃げ、指すターンは再び先手に回ってきます。これが「先手を取った」状態。

もう少し例を見てみましょう。

この図で、先手番。先手を取るにはどうしたらいいですか?

「先手を取る」手は、相手の大事な駒に取りをかけることが多いです。

なので飛車をどこに打つかというと

「金取り」の「先手」で飛車を▲8一飛とら打ちます。

後手は金を取られるわけには行かないので、逃げますが

そこでまた先手の番。香車を取ったり、好きな手を指すことが出来ます。

同じ「金取りの先手」にはこんな飛車の打ち方もあります。

これも「金取りの先手」。場合によってはこの打ち方がいいこともありますが、図では後手に「先手を取られてしまう」金の逃げ方が何個かあります。

△5二金や△7二金と逃げられると、「受けつつ先手を取られる」のです。これは先手が「飛車取りの先手を取られた」ので「後手に回る」

「先手を取ったつもりが取られてしまった」ことになります。

基本的には「先手を取る」のはいいこと、「後手に回る」のはなんか嫌なこと、というイメージができればバッチリです!

それではまた次回に。

#将棋

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山口絵美菜

1994.5.4生まれ 宮崎県出身 女流棋士 2017年京都大学文学部卒 エッセイ、観戦記(毎日新聞)、イベントレポート、書評。2019年前期桃山学院大学ビジネスデザイン学科講師。10月25日にカメラを買ってから毎日撮影&カメラ日記更新中!

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