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東映ムビ×ステ 舞台『GOZEN-狂乱の剣-』5公演を見た感想

初めに言っておくことがある!!これを書いているたった今、舞台GOZENを見終わった割と直後で私はあんまり正気じゃない。そして語彙もない。でもそんなときにしか書けない感想があるからね!なので誤字脱字は人名や許されざるもの以外は指摘せず(なぜならめちゃくちゃむかつくので)、いろんなことはご自身の中で飲み込みながら容量用法、ペースを守ってお読みください。いいか!!!肝に銘じよ!!

★東映ムビ×ステについて

今回は「東映ムビ×ステ」の第一弾の企画!第一弾の企画に推しが選ばれるって嬉しいね!私も石油を掘り当てた暁には頑張って推しのキャスティングに一枚かみたい。映画(ムービー)と舞台(ステージ)の連動企画で、七月に映画「GOZEN-純恋の剣-」が公開。こちらは『ロミオとジュリエット』ベースの時代劇で、江戸時代初期に北陸にある府月藩に謀反の疑いがあるということで送り込まれた隠密が、不治の病で敵方の娘に恋をしてしまい、なんやかんやあって「御前試合」に参加することになる、というお話。

そちらのお話は見た方はわかるかもしれないけれどラストが衝撃の10分間で、私だって同じ劇場にいた人にいきなり「あれどう思います????伏線何もないのにありだと思います???」と詰め寄りたい感じだったけど推しが出てるから星五つです(推しがいる人はわかってくれる価値観)。そう、さっきから推し、推し言ってますが私の推しは矢崎広さんです。瞳の色素が薄くてきらっきらでマルチタスクであわあわするし甘いセリフをいうコーナーでは全く甘くない矢崎広さんです。矢崎広さんと連呼することによってサブリミナル効果的な布教を狙っています。

舞台『GOZEN-狂乱の剣-』は映画と同じ御前試合がテーマで、映画と舞台両方に出る方、舞台にしか、映画にしか出ない方とキャストの方も様々で、舞台では映画より少し前の「どうして御前試合が行われることになったのか」そして御前試合と、「御前試合のその後」が描かれます。ちなみに『GOZEN-狂乱の剣-』はハムレットベースです。

正直怖かった。映画からどうなるのか怖かった。事前の特番では脚本の毛利さんが「びっくりな展開」とお話しされていて、確かにびっくり仰天な展開だったのです。

私はネタバレ回避スキルもなく、かといって全てのネタバレを許せるわけでもなかったので、東京公演初日を見に行きました。そして大阪公演4回で桂5回見ました。

同じ舞台を5回見たのは初めてで、最初と最後でありえないくらい作品への気持ちが変わりました。大千穐楽を終えた今、『GOZEN-狂乱の剣-』は今まで見た中で一番泣いた舞台で、演劇は、舞台は素晴らしいものなんだと強く強く思わせてくれた作品で、私にとってかけがえない作品です。毎回、違うところで泣きました。

ただ、最初観た時には「私が見たかったのはこれじゃない」と思った。観劇を重ねていく中で、どうしてそう思ったのか、その後どう気持ちが変わっていったのかまでを、自分の気持ちを整理するためにも書いていくので、どうか私が『GOZEN-狂乱の剣-』に戸惑っている部分で読むのはやめず、最後までお読みいただけたら嬉しいです。ちなみにレポは5回分書きます。(今夜は寝かさない構え)そして舞台には、私が職業上あんまり使用してはいけないのかなという言葉があって(見た人にはわかる)、そこは回避するかもしれない。

★9月12日 『GOZEN-狂乱の剣-』初日 @サンシャイン劇場

※まずは感想は抜きで物語の顛末を書きます。ちなみに台本は買いましたが力は借りず、己の記憶力だけで書きます。詳細を省いているところ、アドリブパートや語りたい場面は後半の方にまとめて書くのであらすじにはのせてません。お名前は敬称略

一幕 80分

江戸時代初期、徳川秀忠の時代。北陸に府月という藩があり、その藩主である望月甲斐正に謀反の疑いがかけられていた。幕府は府月藩に隠密を送り込み、偵察。そんな中、選りすぐりの武芸者たちを集めて御前試合が執り行われることになった。

虎のように堂々と構えた望月甲斐正(波岡一喜)が刀を振りかざし叫ぶ、「余のために戦え!猛れ!吠えよ!」

その御前試合に、府月藩の藩主の甥でありながら参加することになった望月八弥斗(矢崎広)。なぜ八弥斗は戦わなくてはならないのか。

舞台は御前試合、第四試合から始まる。熊のように体が大きく、鎖鎌で戦う豪快な白河三太夫(井俣太良)と対峙する八弥斗。赤い女物の着物を羽織り、歌舞いている。「そのもみあげくれよ」と八弥斗。華麗な刀捌きでもみあげを切り落とし、そして三太夫も倒す。第四試合の勝者は八弥斗。

御前の前でふざけた真似をする八弥斗。奪ったもみあげを眉毛に重ねたり、口ひげにしたり。

御前試合の勝ち残り者は望月八弥斗、流狂四郎(元木聖也)、結城蔵人(前山剛久)の3人。最後の一人を決める戦いは明日行われることになった。

立ち去ろうとする八弥斗に、狂四郎が「なぜ狂ったフリをしているのか」と問う。瞳の奥に宿っているのは狂乱の炎ではないと。

甲斐正の差し向けた死角ではないかと疑う八弥斗だったが、そうではないと知り、「なぜ自分が戦うのか」を語り始めた。

回想ー6か月前

八弥斗が旅から帰ってくると、父が亡くなり、藩主にはその弟である甲斐正が収まっていた。そして母の朝霧(AKANE LIV)はその妻となっていた。八弥斗の前でイチャイチャする2人。退出を命じられた八弥斗はその場を去ると「なんだあれ!気持ち悪いっ子供が一番きいちゃいけないやつ」と怒る。

そこにやってきたのは八弥斗の恋人、奈奈(若月佑美)。八弥斗は途端に甘えだし、奈奈はそれをなだめる。仲睦まじく過ごしている中で「嫁にして」とせっつく奈奈。かわす八弥斗。藩主の息子としての重圧から逃げたい、責任から逃れたいとぐずっていると、そこに奈々の兄、小松原蓮十郎(松村龍之介)がやってきた。逃げるようにその場を後にする八弥斗。

八弥斗の姿が見えなくなったのを見て「八弥斗様はやめておけと言っただろう!」と叱責する蓮十郎。効く耳をもたない奈奈。そこに父、小松原烈山(山本亨)。小松原家は府月藩の次席家老の家柄。八弥斗はまだ若いから、蚊に刺されたのだと思っておけと。

父と兄は出立のあいさつに向かい、一人になった奈奈。そこへ八弥斗が戻ってくる。「私は恋に狂ってるのでしょうか」と不安げに問う奈奈に「そんなことはない、俺もだ。二人の愛は永遠の愛だ。」と答える八弥斗。それでも結婚についての話はうやむやなまま、奈奈は立ち去る。(立ち去り方が毎回かわいい)

奈奈が立ち去り、奈奈の可愛さに身もだえする八弥斗。そこに興津清順(上遠野大洸)と土御門月暗。「なぜ奈奈様を嫁にもらわないのですか?」と清順。「約束して、後で反故になったらかわいそうだから」と八弥斗。清順は八弥斗の弟分であり、親友。「はっちゃんの耳に入れときたい話がある」と、飲み屋で隠密・田宮源三(松本寛也)から聞いたというおばけの話を始める。夜道で鎧武者の例にあい、「うらみ」という言葉を聞いたと。

その鎧武者の来ていた鎧は、亡き父、望月宗定のものだった。

真相を調べるため、夜中、八弥斗は清順と原田貞之(廿浦裕介)と提灯片手に歩みを進める。原田は先代の藩主から草履番もろもろで仕えていた男。おばけの類はめっぽう苦手で、枯れ尾花に腰を抜かす。清順が気付けに酒をすすめ、なぜか八弥斗の顔をガン見しながら飲む原田。

急に冷え込んできた。そこに鎧武者の霊が現れた。(東京では客席の下手通路に、大阪では上手通路に)。「はっちゃん頑張れ」と立ち去る清順と原田。「せめてちょうちんは残して!!!」と叫ぶ八弥斗だったが、鎧武者の後を追いかけていった。

鎧武者は、父だった。甲斐正に殺されたという。八弥斗に、その仇を討てと告げた。

場面は変わって甲斐正の城。烈山が「八弥斗の様子がおかしい」と告げる。気狂いだと。何を問うても「おっぱい」としか返さないと。(職業上こういう言葉は文章に使わない方がいいのかもしれないけどやっぱりレポを書く上で外せないワードなので読んでも読まないふりをしてスクショもやめてね)

後ろに控えていた蔵人が「おっぱい」と呟く。蔵人の調べによれば、八弥斗はどちらかというとお尻派だと。

八弥斗はくるっているのか、狂ったフリをして自分を討とうとしているのか。訝しく思った甲斐正は蔵人に八弥斗を討つよう告げる。ちなみに蔵人は、数か月前に自分に術をかけたものを探している。

場面は変わり、八弥斗が歌舞いた姿で舞い踊る。その名も(正式名称かはしらないけど見た人たちはこう呼んでる)おっぱいダンス。

激しいダンスを終えた八弥斗は恍惚の表情。そこに心配そうな表情の清順がやってくる。「おっぱい・・・」とため息交じりで言う八弥斗。「はっちゃん言ってたよね、俺が欲情するのはお尻だって」

周りに誰もいないことを確認し、「自分はくるっているふりをしている」と打ち明ける八弥斗。それによって、もし甲斐正に少しでも身にやましいことがあれば、自分のもとに死客を送り込んでくるはずだと。

甲斐正を討つとなれば、奈奈に危害が及ぶ。顔をぐしゃぐしゃに歪ませて「奈奈とは別れる」と告げた八弥斗。そこに奈奈がやってきた。二人は物陰に隠れ、奈奈を見る。

最近冷たい八弥斗の様子に気づいている奈奈。恋に狂ってしまったのだと、自分への愛が強すぎるけれど、周囲に反対されているからおかしくなってしまったのだと。

奈奈の前に飛び出す八弥斗。つれない態度を取り、嫌われようとする。お前は貞淑か?お前は売女だと。自分が次期藩主だからと床に誘い込み、絡み取ったのだと。

八弥斗をぶつ奈奈。「尼寺へ行け!貞淑で美しい女でありたいなら、尼寺へ行け!」と叫ぶ八弥斗。奈奈は立ち去り、八弥斗は目に一杯涙を浮かべて「ぜ・・・全部嘘だって言ってくる」とおいかけようとする。

「はっちゃんは優しいね」と清順。「見届けたよ」その言葉に後ろ髪をひかれというか引っ張られ、追いかけられない八弥斗。

「本当はこんなことしたくないんだけど」と言っているところに、蔵人と刺客たちがやってきた。蔵人は甲斐正のそばにいる、最強の影。赤い目を持ち、黒いマントに身を包んでいる。

刀を持っていない八弥斗。そしてめちゃ弱な清順。八弥斗は着物の裾をたぐり、「戦えぬふりをする」と、清順を八弥斗が動かすことで敵と戦う。しかしやはり窮地に追い込まれてしまった。

そこに駆け付けたのが柳生の隠密・郷田半左衛門(井澤勇貴)。陽炎飛燕剣という秘剣を使い、一網打尽に。しかししぶとい蔵人。二人は戦い、そして半左衛門の一太刀が蔵人の白い頬に傷を作った。「覚えておけよ」と逃げた蔵人。

半左衛門があっさり身分を明かしたことに「俺は甲斐正の甥だぞ?告げ口すると思わないのか?」と八弥斗。大体のことの顛末を知っている半左衛門は甲斐正を討つ命令が下れば、そうするのだと。

自分の代わりに甲斐正を討ってくれる人がいる。ガッツポーズで喜ぶ八弥斗だったが、清順が「その役目、はっちゃんにやらせてくれないか」と余計なことを。「父の仇ならうたねばなるまい」と役目を譲る半左衛門。不満の八弥斗がぐずる(かわいい)。

甲斐正は剣豪。八弥斗は「香流八咫烏」という秘剣を持っているが、まだ完成させていない。

そこで、今夜寝込みを襲うことにした。

場面は変わり、朝霧の寝床。甲斐正が来たと思い、朝霧が振りむきキスしようとすると、それは甲斐正ではなく烈山だった。甲斐正は多忙につき、今日は一人で寝よ、という伝言を伝えに来たのだった。

甲斐正はほかの女をせっかんして殺しているのでしょう。でも私には優しいの。前の旦那とは大違い。

そう朝霧が言っているとき、八弥斗が「母上~!母上~!」と声をかけた。八弥斗が狂ったのは奈奈にふられたからだ、きつく叱るようにと告げた烈山は、もしもの時のために御簾の裏に隠れる。

入ってきた八弥斗、甲斐正の姿がない。奈奈に振られたことを話題にする朝霧。「女はまっぴらです。大人は実に汚い」と甲斐正が父を殺したことを明かす八弥斗。そして刀を引き抜き、御簾の裏にいる人物を刺し殺す。

「やりました!仇を討ちました!」と喜ぶ八弥斗。しかし、刺した相手は甲斐正ではなく、思い人である奈奈の父、烈山だった。

逃げる八弥斗。朝霧は蔵人を呼びつけ、(ここのアドリブシーンはあとでまとめます)、死体を処理するよう告げる。しかし短剣を引き抜き、朝霧に向かってくる蔵人。甲斐正が前代藩主を討ったのを知ってしまった朝霧を生かしては置けない。

動じない朝霧。甲斐正は何倍も愛してくれた、その事実を知ったところで朝霧の愛は変わらないと。

蔵人からその報告を受けた甲斐正。高らかに笑い、そして八弥斗を討つように告げた。

場面は変わり、逃げる八弥斗。そこに清順が駆けつける。清順は隠密・田宮を手配していた。香流八咫烏の完成に力を貸してくれると。(ここのシーン大好きなので後で触れます)八弥斗は田宮と共に藩を離れた。

場面は変わり、旅の道中の蓮十郎。三太夫に腕試しを挑まれる。そこに駆け付けてきた原田。大きく振りかぶった三太夫の熊手に顔面を削られてしまった・・・かと思いきや、それはなまくら。切れてない。ほらね!(見た人ならここで笑っちゃう)

蓮十郎に文をもってきた原田。そして三太夫には御前試合に出るよう誘いをかけ去っていく。

蔵人からの文を受け取った蓮十郎。そこには父の死が記されていた。

奈奈が現れる。髪の毛を振り乱し、正気を失っている。「私は売女。卑しい女と呼ばれてここにいるの」「お父様はどこ?ああ、死んじゃった。私の愛しい人が殺したの」

狂った奈奈に近寄り「兄の蓮十郎だ」と話しかけるも、「知らない」と奈奈。伸ばした手も、奈奈の肩に触れることはできない。八弥斗のせいで、奈奈はくるってしまったと知った。

場面は変わり、八弥斗はついに秘剣「香流八咫烏」を完成させた。「しかしかような技では使えまい」と田宮。

家族が多く、楽な暮らしをさせるために隠密になった田宮。手柄を上げるために八弥斗にお供してくれることに。

八弥斗は狂人たちの住処へと戻る。

八弥斗と田宮が府月に戻ると、清順が出迎えた。城下のはずれで葬式が行われていた。上等な棺桶なのに、どうしてこんな町はずれに。どうも若い女が気をおかしくして入水自殺したらしいと。

ひとの来る気配を感じて物陰に隠れた清順と八弥斗。そこに陰陽師の月暗、蓮十郎、甲斐正、蔵人、朝霧が現れた。

「どうしてこんなことに」と棺桶にすがる蓮十郎。

俺はこの声を知っている、この女の声も、そしてこの男の妹は・・・

「奈奈ー!!!」と思わず飛び出した八弥斗、開いた棺桶の隙間から奈奈の姿を見て泣き崩れる。怒りに震える蓮十郎。八弥斗に切りかかり戦う。

「こんな命惜しくない。だが愛する人の命を犠牲にして、果たさなきゃならないことがあるんだ」と甲斐正めがけて走る八弥斗。蔵人がすかさず護衛に当たり、切りかかろうとする。

それを制止する甲斐正。蓮十郎のことも止める。御前試合を開くから、そこで決着をつけろと。そこ勝てば八弥斗の一番欲しいものをやると。

場面は変わり、御前試合。白い頭巾に身を包んだ者たちが太刀をふるい、次々に戦っていく。そして八弥斗、蔵人、狂四郎の三人が勝ち残った。(冒頭の回想前の時系列に合致)

「これが顛末だ」と八弥斗。鎧武者の霊の言葉に踊らされていなければ、今頃毎日奈奈と一緒にいて、子供もいたかもしれないのに。

「なぜそうしなかった」と狂四郎。「藩主の息子だから」逃げられない運命だと八弥斗。甲斐正を討ち、そして自分も死んで己を罰すると。

狂四郎は御前試合で勝ったら、甲斐正の宝刀を欲しいと言っていた。なぜそんな古びた剣が欲しいんだ?八弥斗は問うが、狂四郎は答えない。

八弥斗が去ると、狂四郎のもとに月暗が訪れた。「すべて計画通りですね、こんなにうまくいくとは」とほくそ笑む二人。

場面は変わり、甲斐正の城。蔵人が御前試合で戦った半左衛門に妙な話をされたと話す。蔵人には狂四郎と同じ邪気があると。(ちなみに半左衛門は蔵人に負けました)

そしてついに御前試合準決勝。原田の号令を遮り、「もうまどろっこしいことはやめよう」と八弥斗。気狂いのふりも終わりだと赤い着物を脱ぎ棄てる。

甲斐正自ら剣を持ち出陣することになった。甲斐正、蔵人、蓮十郎の三人で組むから、八弥斗も助太刀を2人選べと。狂四郎が加わることになり、あと一人。そこに清順が駆けつけた。「お前弱いだろう」と八弥斗。「盾くらいならなれるよ」と清順(なんだその可愛さは!天然記念物か?国で保護していい?)。その背後に月暗がすっと近寄り、扇子で後頭部に一撃を食らわせ清順はKO。三人目の助太刀は月暗になった。

御前試合が始まった。(清順は戦ってる最中に原田が助け起こし、気絶してた清順はあわあわしてはけていく)

蓮十郎と戦う八弥斗。

月暗と戦う蔵人。月暗が高笑いしながら「あなたには実験台になってもらいました」と告げる。蔵人に術をかけたのは月暗だったのだ。

狂四郎と戦う甲斐正。その宝刀で狂四郎を倒し、審判の原田に早く結果を言うように告げるが、狂四郎が息を吹き返し原田を切り殺してしまう。

「昔から変わらないな」と狂四郎。不気味な笑い声を響かせながら戦う。そして駆けつけていた朝霧を突き刺した。

駆けつけた八弥斗。「どうして母上を切ったのか」と聞く。売女だからだと。夫を殺した男の妻になったからだと。

なんと、狂四郎の正体は亡くなった先代藩主・望月宗定だったのだ。名もなき武芸者の体に、月暗が術を使って宗定の魂を乗り移らせたのだと。

甲斐正の宝刀は、宗定を殺した血がついている。それを狂四郎の体内に取り込めば、蘇りは完成する。冥府の王となるのだと。

月暗が狂四郎を宝刀で突き刺し、狂四郎は力を増した。冥府の王となり、日の本を焼き尽くすのだ!

狂四郎が死者をよみがえらせ、朝霧、甲斐正、蔵人、原田が息を吹き返す。御前試合で命を落とした田宮、半左衛門、死んだ烈山も。

そして、奈奈も。

幕間 15分

え???何の話???いや、ハムレットの筋書きめちゃくちゃスピーディーにやるやん、二幕フリートークか?え?って思ってたけど輪廻転生すると思わないじゃないか!!!!!冥府の王となるのだ!に「トート閣下????」ってなっちゃったよとんだエリザベートじゃないか!アンサンブルの人の髪に白いメッシュが入ったりしてなんちゃってトートダンサーみたいな感じがしてくるじゃん何事だよ!!!!!!

って、みんな思ってたよね。私も思ってた。「話についていけなかったけど、推しが出てるから★五つです」みたいに思っちゃうけど、その反面ストーリーに翻弄されて、消化できなかった。(※見た時はね!今は消化してる)

二幕 55分

死人たちが刀片手に舞い踊る。戦う八弥斗、奈奈をかばって「逃げろ」というが、奈奈も短剣を手にしていた。それを八弥斗に振り落とす。動揺しみなに切られていく八弥斗。

床に突っ伏し、そして目覚めた。かけよる清順(いつ見てもかわいい)に「悪い夢を見ていた」と告げる。それは夢じゃない、現実だと。

そこに現れた甲斐正。八弥斗は思わず剣を向けるが「もう宗定は生き返ったのだから仇討の必要はないだろう」と。

狂四郎が現れる。皆は攻撃するが、びくともしない。蘇り、強大な力を手に入れていた。

そのそばには奈奈が。「私を捨てたあなたが憎い」と八弥斗に切りかかる。応戦する八弥斗、奈奈の首元に刀を当てるが、切ることができない。「ころさないのですか?」と奈奈。八弥斗の腹を切る。

蘇った人間は、生前の恨みを果たすまで剣を振り続ける。

一旦引くことにした皆の衆。

狂四郎のそばにいた朝霧も「甲斐正は私がうつ」と言い出す。女ごころは変わりやすいもの、再び狂四郎(宗定)を愛すと。

自分と手を組むよう告げる甲斐正。親の不始末を片付けるのも、使命だと。しかし八弥斗は断り、さる。

気配を察知した甲斐正。「何奴だ」と問うと、そこには薙刀を手にした朝霧だった。甲斐正に刃を向け、戦いながら二人は去る。

運命から逃げる八弥斗。ついていく清順。「はっちゃん、悩むの好きでしょ?」自分は武家の三男坊で責任とは無縁。藩主の息子として責任を背負おうとし、でも背負いきれなくて苦悩する八弥斗がまぶしかったと。

そこに蓮十郎が現れ、狂四郎を討ってくれないかと頭を下げる。奈奈を見ていられないから、楽にしてやってくれと。

そこに、蘇ったことにより狂四郎の手下となった田宮と三太夫が現れた。清順と蓮十郎を倒して八弥斗を連ていく。

場面は変わり、狂四郎の城。烈山が「蘇ったものがもう一度死ぬとどうなるか」と聞く。もう一度死ねば、煉獄の火に焼かれ、一生苦しむことになる。そこへ朝霧が現れ、甲斐正を殺したと告げた。

そして八弥斗が連れてこられた。望月家には徳川の血が入っている。宗定(狂四郎)に流れる血は最も濃く、家康の隠し子だと。だから日の本を収めたいのだと。狂四郎は自分と手を組もうというが、断る八弥斗。狂四郎は八弥斗の気を失わせ、牢に入れる。蘇った半左衛門に八弥斗を殺すよう告げる。

牢屋に連れてこられた八弥斗。そこには奈奈がいた。八弥斗を捕まえているしもべを切り倒し、そして八弥斗にきりかかる。

「もういい、ころしてくれ」この命はそれくらいしか使い道がないと首を差し出す八弥斗。しかし、奈奈は殺すことができない。そこに半左衛門がやってきた。「御命頂戴します」

暗転。

狂四郎の城。半左衛門が箱に入った八弥斗の首を差し出した。褒める狂四郎。そこへ烈山が走ってきた。「軍勢が城を取り囲んでいる。その中に甲斐正の姿がある」と。

八弥斗の首も箱に入っていなかった。蔵人が半左衛門に化けていたのだった。そして、朝霧も甲斐正を殺していなかった。怒った狂四郎。朝霧を突き刺し、殺した。蔵人は甲斐正のもとに走っていった。

息も絶え絶えになった朝霧。力を振り絞り「思いを遂げな」と奈奈に告げる。殺したいほど好きなんだろうと。

暗転。甲斐正のもとに蔵人が現れ、朝霧の討ち死にを告げる。「実によい女であった」と天に届くような大きな声で甲斐正。

そこに八弥斗が現れた。狂人のふりをする前の、白くつややかな羽織姿の八弥斗。

「生きるべきか、死ぬべきか。考えるのはもうやめた。」自分の運命に決着をつけることにした八弥斗。狂四郎をあの世に送り、そして甲斐正も切る。

「雌雄を決する時は来た」そう高らかに告げ、最後の戦いが始まった。

蔵人と月暗が戦う。月暗の野望は狂四郎よりさらに強い力を手に入れることだった。死んだ半左衛門を召喚し、傀儡のようにして戦う。

とどめを刺そうとするが、半左衛門が動かない。ひらり身をひるがえし、月暗のみを切った。自分のために剣をふるうと。そして蔵人と半左衛門の二人の力で、月暗は没した。

三太夫と田宮と戦う八弥斗。二人に技をかけられるが、持ちこたえる。二人を倒し、奈奈のもとへ。

烈山と戦う蓮十郎と清順。「父には向かうのか」蘇ったことでより強く、打つことができない。蓮十郎は自分が切られたその刃を鷲掴み、そして烈山に抱き着く。「自分もろと貫け」と。清順は烈山と、そして蓮十郎を刀で突き刺す。

奈奈のもとにたどり着いた八弥斗、迷いを捨てた奈奈。二人は戦う。「私はくるっているのでしょうか、愛し合うもの同士で戦わなければならないのでしょうか」「俺もくるってる、お前と結ばれたその日から」叫び、そして八弥斗に刀を突きさす奈奈。八弥斗はもう一度強く奈奈を抱きしめ、そして奈奈を切った。「先に行ってろ、すぐに行くからな」と言い、奈奈をかつてのようにつつく。そして奈奈を抱きすくめる。

暗転。

城が炎に包まれている。甲斐正が火を放ったのだ。狂四郎と戦い、致命傷を負う。そこに八弥斗があってきた。

「われはまだ御前である」と座につく甲斐正。狂四郎と八弥斗の最後の戦いが始まった。

八弥斗は香流八咫烏を使うが、通じない。そして狂四郎の術で目が見えなくなり、耳が聞こえなくなり、足がたたなくなる。

「運命なんてものをしんじるからひでえ目に合う。運命は自分の手で切り開かなきゃならねえんだ!」

狂四郎に心臓を貫かれる八弥斗。「最後に言い残すことはないか?」

「かかったな」と八弥斗。香流八咫烏は狂乱の剣。自分の心臓を貫かれたとき、貫いたものの心臓を刃が襲う。

八弥斗は、ついに狂四郎を倒したのだ。

「やったぜ~奈奈」八弥斗。ぱたりと床に倒れる。

そこに清順がやってきた。八弥斗のもとに駆け寄り、抱きすくめる。

「俺の代わりに見届けてくれ」と八弥斗。「俺には荷が重いよ」と清順。「おまえひでえやつだな、俺にはめんどくせえこと背負わせたくせに」と八弥斗。そして息を引き取った。

八弥斗をぎゅっと抱きしめ、そっと床に置く。そして優しく微笑んだ清順。そして立ち上がり「見届ける、そして語り継ぐ。望月八弥斗がどれだけ逃げない男だったかを」と告げた。

以上です。やばいな、これだけで一万字超えてるから単位もらえないかな?

一回目をみた感想は「私が見たかったのはこれじゃない」です。それと同時に、「この作品は矢崎広のベストアルバムだ」っていうのも納得で、あさステ!だったりモマだったり、薄桜鬼だったり、いろんな、これまで矢崎さんが演じてきた役が八弥斗には詰まっていて。演者さんたちもみんな素晴らしくて、だからなんで自分がこういう感想をもったのか、少し怒りを感じたのか、わからなくて。

ずっとずっと、2週間くらい考えてたんです。それで、大阪公演を迎える前にはこの作品がはやく見たくてたまらなくなってました。自分なりに考えた理由が①推しが死ぬのに慣れてない ②ハムレットそのものが好き ③フィクションと現実の区別がついてなかった

ってことです。

①私、アニメでもなんでも、好きな存在が死んだことなくて。ハムレットならホレイショ―ポジの人をすきになりがちというか、死のにおいに惹かれないタイプなんです。だから八弥斗が死んだ後にハッピーな感想を抱くわけはないのよね。(つまり私サイドの問題)

②ハムレットそのものが好きってのは、今回初めて気づいたんですね。特にオフィーリアのくるってしまったシーンが、誰が演じてても好きで。若月さん(っていってるけど普段はわかちゅって呼んでるし若月さんが好きで一時期乃木坂のメルモバ?の会員になってた ロボットダンスも箸君も支持されてない若様軍団も大好きだよ)の奈奈オフィーリア最高でした。ってのはさておき、ハムレットが途中でファンタジーになったのにびっくりしちゃったんだよね、きっと。

③舞台って、リアルな夢を見られる場所じゃないですか。現実との整合性を物語に求めすぎるのは受け入れる心が固すぎたなって。だって毛利さんが作り出した新しい世界なんだから、毛利さんが描くのがその世界での条理だし、それとけんかせずそういうものとして受け取ってみてみたらどうなのかなって。だって狂四郎というか八弥斗の父に一ミリも感情移入できないし、私利私欲、己のことしか考えてなくない?八弥斗が奈奈と幸せに暮らすハッピーエンドどこだよって怒り狂うまいハートなわけですよ。そのほかの方はわりと受け入れたけど狂四郎、お前だけは許さん(現実と舞台の区別がついてない人) まぁ、あと不自然な退出箇所が2か所(奈奈がでてくところ、狂四郎になんで宝刀が欲しいかきいた八弥斗が直後に去るところ)が引っかかったりはした。でもまあ、これだけファンタジーな作品が現実と区別出無くなっていたというのは役者さんや作品全体の説得力、リアリティが凄まじかったということだとも思う。

そのうえで更に考えて、パンフレットと台本(グッズとして台本あるの最高。ノーベルグッズ賞とかアカデミー賞グッズ部門をあげたい)を読み返してみて。

狂四郎と蔵人は映画にも出てくるキャラで、割と異形でカラコンで、江戸時代にいないだろうないでたち。そこから着想を得て、術がかかっているキャラになり。

映画では八弥斗はいっけいけのかっこいいクールな感じだったけど、舞台ではかわいくなってて。

映画で良くも悪くもすごく驚いたけれど、それを超える驚きを舞台で。それをハムレット縛りで時代劇と考えたら、『GOZEN-狂乱の剣-』はべすとあんさーなのかなと思うようになって。だって、映画ではちらっとしか映らないキャラクター、あなたはどんな出自なの?と気になるキャラが全員舞台だと色濃く描かれてるんですよ。どの人物にも戦う理由があって、舞台の上で生きてた。

そして改めて大阪公演を迎えて。新しい発見ばかりで。回想シーンは時系列合っちゃこっちゃするんですけど、狂四郎=父ってしってると「お前まじかよ」と思ったり、月暗が黒幕とわかってみてるから「今どんな気持ちでそれ聞いてるの??」と思ったり

とりわけ冒頭の三太夫と戦うシーン。時系列的に、もう奈奈は死んでるんです。八弥斗の目の奥は笑ってないし、命が惜しくないような、笑いを浮かべて戦ってる。

これ二度三度とおいしいやつやんけ!

とね。書いててそろそろ筋肉痛になってきたけど私は負けない。

そういうわけで、次にアドリブパートや好きなところまとめて行きます。あとキャストさんごとの感想も書きますよ!

★八弥斗と奈奈のいちゃいちゃシーン

一幕。「は~やとっ」(小栗旬さんのま~きのっの動きで)

「な~なっ」(同じ動きで) のあたりの尊みやばかったですね。むしろここで甘い汁をすすってるから二幕のつらさにも耐えられるよね!

ぐずってる八弥斗を奈奈があやすところに何パターンかあって「あ~ごめんねぇ、はやとこわかったね~とつぜんいってごめんねぇ、でもはやと、がんばれるよねぇ?がんばれるひと、は~い」とか。

蓮十郎に見られてたのに気づいてごまかすときに「えーんえんえん、八弥斗の涙は琵琶湖になりました」「どうだった?八弥斗と奪われた黄金の掛布団」とか。あのアドリブパート大好き。

その後の「耳にタコ」からの蓮十郎と奈奈のやり取りもよくて。個人的にはたこ焼きの時が一番好き。

田宮と八弥斗が八咫烏完成に向けて府月藩を離れるとき「頼れるのは田宮しかいない」に反応した清順が「俺がいるだろう」っていきなりラブをさく裂させるのなんなの?口から砂糖出るかと思った。上白糖。

上遠野さん、将棋のドラマ『将棋めし』に出られてたりしてもちろん認識してたんですが、『GOZEN-狂乱の剣-』ですっかりすきになりました。アクスタもステブロも手に入れたしあんなら八弥斗のアクスタと並べて飾ってる。

それから朝霧と蔵人のシーン。半左衛門に受けた傷を隠すために黒いマスクをつけた半左衛門に朝霧が「気持ち悪いからやめなさい」っていうところ

蔵「顔の調子が悪いので」「乾燥がひどいので」「口が臭くて」などなど、全公演変えたと聞いてすごいなと思いました。最終日は拍手が起きてた。

ここらへんはもう語りつくせないので、演者さんごとの感想に行きます。

矢崎広さん(望月八弥斗)≒ハムレット:シンプルに大好き。今まで顔を見たことがある人類の中で一番顔が好き。だけど推しになったのは声きっかけ。薄桜鬼は生で見られなかったから、初めて殺陣を見て、こんなにも華麗で美しくて鋭くて、そんな刀捌きをされるのかと毎秒スキが更新されてた。やだわ、寒い歌詞みたいなことをいっちゃったけど推しの前ではみなポエマーになるってニーチェも言ってた。背中で語る、微笑みで語る、空虚な笑顔、奈奈に向ける愛、こんなにも矢崎さんのふり幅の大きさを感じられる舞台を5回も見られたことを心から感謝しています。

元木聖也さん(流狂四郎):舞台映えする声をお持ちの方で、きっと映画の吹き替えとかもすごくいいんだろうなってのが第一印象。謎めいた雰囲気、二幕からの物語を引っ張る存在感、あの甲冑を着てよくあんなに殺陣ができるものだと感動しました。すごい。

前山剛久さん(結城蔵人):いやいや、蔵人はずるいよー!あんなの好きになるなって方が無理でしょ。キャラデザが良すぎるしメイク真似したくなった。短い刀で華麗に戦い、陰陽師の力で吹っ飛ぶところとか「重力どうなってんの??」ってちょっとニュートンに対して疑いの目を向けざるを得なかった。甲斐正ポジションうらやましすぎでしょうが。あと半左衛門と最初に戦った時、みんなは炎で燃えてるのに一人だけ「まぶしいな」みたいに左手を顔の前でかざすだけでしのいでたのが個人的にツボでした。

松村龍之介さん(小松原蓮十郎):のすけくん!たまにあさステ!聞いてるしぴろさまと仲良しというかぴろさまになついてるからなぜか弟みたいな気持ちでいるけどたぶん同い年だな。顔が濃いし舞台に映える!冒頭の紹介パートでしゃなりって感じで出てくるところで「のすけくんには癖強めな定品差が似合うな」って謎の感想を持ちました。

若月佑美さん(小松原奈奈)≒オフィーリア:かああああわあいいいいいいいい!!!!!!!わかってたよ、もうわかちゅがかわいいこと。でも改めてやっぱりかわいい!凛とした、自分の足で立ってる可愛さ。そのうえで、包容力をもって、八弥斗を受け止める奈奈。最高!!奈奈の狂ったシーンはいつも登場した時から鳥肌が立ってました。9月28日マチネでは泣きました。奈奈の叫ぶ声を聴くと涙が止まりません。わかちゅがこれからもたくさんの良い舞台に出逢えますように。

井澤勇貴さん(郷田半左衛門):殺陣がうますぎてずっと見ていたい。たぶん重力とかない。なぜか一回「もしかして一人だけワイヤーアクションなんじゃないか?」と思って紐の有無を確認してしまった(私はバカ)くらい華麗。筋肉の構造と柔軟性、およびどの部位をどれくらいの頻度でどう鍛えてるのか教えてもらってもいいですか?好きなプロテイン何味ですか?(私はマイプロテインのモカが好き) ずっと目で追ってた。すごい。

松本寛也さん(田宮源三):八弥斗と清順のいちゃいちゃシーンでのあたふたぶりとか、鎧武者にあったときの「あわあわあわあわ」みたいな動きがツボでした。あとカーテンコールの時眼帯を反対につけてしれっとでてくるから笑っちゃう!

井俣太良さん(白河三太夫):井俣さん好き。井俣さんの起床ツイートのファンです。熊さんみたい。見てるとほっこりするしシリアスなシーンでもなんか笑っちゃうというか落ち着く。

廿浦裕介(原田貞之):味わいというかもう面白すぎ。見てるときに「お茶漬けみたいなひとだなぁ」という感想を持ちました。舞台上にいたら間違いのない人、すごくまじめな人なんだろうなと勝手に想ったりした。最後のシーンでじっと狂四郎のそばについてて御前試合を取り仕切るのとか、演技の説得力がすごい。

梅津瑞樹さん(土御門月暗):梅ちゃん!梅ちゃんのグッズ欲しかったけど無理だったよ!でもブログもツイッターも見てる!あさステ!のあまぴろで見せてくれた演技のスイッチの切り替えがすごくて、どんな演技を舞台上でされるんだろうと楽しみにしてました。エネルギッシュで振り切れてて、立ってるだけでも絵になるし、しゃべればぶっ飛んでていれっきれなやくだし、私は梅ちゃんの舞台がもっと見たいです。サンリオ男子のチケットはまだとれるのだろうか。その謎を解明するべく、一行はアマゾンの奥地に向かった(深夜テンションですごめんなさい)

いやぁ、エネルギー切れてきたから雪見大福食べちゃったんだよね。お風呂もまだ入ってないし明日の準備もしてないのに0時を回った。

上遠野太洸さん(興津清順):回を増すごとに好きになりました。あの髪型はカツラですか?地毛ですか?左の方の髪がうねになってるところ、あそこに模様が愛しいという気持ち悪い感想を持っていた自分を私は大事にしたいと思う。きゅるんとしてて、かわいくて、弱いから「めんっめんっ」みたいな刀捌きしかできないのに、奈奈が八弥斗に切りかかった時はちゃんと剣で守れて、あなたは最高です。生き残ってるホレイショ―ポジだし、あなたがどう日の本を見守り、語り継ぐかは次回の舞台にどうでしょうか東映さん!!大千穐楽は、八弥斗をみとった後にぎゅっとだきしめて、床に置き、微笑んでて私の涙腺はノンストップです。えーんえんえん、目のメイクは全てのちの琵琶湖になりました。

AKANE LIVさん(朝霧)色香!!!こんなにも上品な色気がこの世にあるとは!!いろんな色っぽいシーンがあるけれど嫌味がなく、湿り気もなく、自分の信念を持った女性だと思いました。アドリブシーン、毎回ぶっつけ本番なのに対応力が神。

山本亨さん(小松原烈山):物語の重厚感の立役者。ぐっと重心が下がるというか、深みがあって、物語がぐっとリアリティが増す。奈奈との蚊のシーンがコミカルで好き。

波岡一喜さん(望月甲斐正):甲斐正のような男の妻になるなんてまっぴらごめんだと思ってたけど、朝霧の死を知らされたとのシーンで泣きました。破滅のにおいは恋を呼ぶからねぇ。豪快というか、血に飢えたというか。目の奥に虎を放し飼いにしてるんじゃない?映像の人というイメージだったけど、舞台上でも素敵でした。でも甲斐正とは恋したくない。

以上です。私事ですが、『GOZEN-狂乱の剣-』をうつのが毎度億劫で「ごぜん」と打っただけで『GOZEN-狂乱の剣-』とでるようにじしょとうろくしたんですよ。午前と打ちたいときも『GOZEN-狂乱の剣-』ってでるから、いますっごくこまってる。

はい、というわけで『GOZEN-狂乱の剣-』の感想を終えます。お読みいただきありがとうございました!東映ムビ×ステの企画が今後も続いていきますように!

☆9月30日追記☆
改めて清順は可愛いな!グッズで写真をたくさん手に入れて置いてよかった!!私はやっぱり生き残るポジの人が好きだな。

初日で受け止めきれなかった理由を3つ上げたけれど、④好きな人が下ネタ(小学生レベルだけど)を言ってるのに拒否反応示しちゃう私の心のナイーブガールが目覚めちゃった説もあるよね。いい加減大人になれよって感じだけど、私は推しにはとことんフィクションでいてほしいところがあるからなぁ。例えば偶然コンビニでばったりお会いしたりとかを願わない。(コンビニにいくタイプならいやという話ではない)

この悲劇の物語は、清順が八弥斗の背中を押さなければ、甲斐正が兄を討たなければ、田宮が鎧武者の霊を見たことを飲み屋で話さなければ、そんな色んなことが重ならなければ起きなかったんだよなぁ。悲劇は小さなドミノが倒れ続けて大きなことを引き起こしてしまうんだなぁ。あと、大千穐楽冒頭で思ったんですけど、狂四郎がなぜ八弥斗が戦うのかを聞くところから始まるじゃないですか。自分が指示したくせになんで聞きたいの??(そもそも聞いてくれなきゃ舞台は始まらない訳だが)狂四郎は自分がめちゃめちゃ褒められてるのどんな気持ちで聞いてたの??

あれから色んな演者さんが気になって梅ちゃんや上遠野さんのことググッてるよね。ググりは沼への第一歩だってよいこのみんなはわかってると思うけど検索する指が止まらないんだよ!!!!!!文句ならGoogleに言って。OKGoogle!ファンクラブがあるか調べて!そして次回なんの公演にでるのか、チケットはまだ買えるか調べて!!(実はもう調べている)

あと本文に書いたか忘れちゃったから言うけど「雌雄を決するときが来た!!!」って八弥斗が言うシーンは控えめに言っても無形文化遺産に登録すべきですよね。うん、本当にそう思う。みんなもそうでしょ?


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19
1994.5.4生まれ 宮崎県出身 女流棋士 2017年京都大学文学部卒 エッセイ、観戦記(毎日新聞)、イベントレポート、書評。2019年前期桃山学院大学ビジネスデザイン学科講師。10月25日にカメラを買ってから毎日撮影&カメラ日記更新中!
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