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サザエさん 9月14日マチネ

みんなご存じサザエさんが舞台に??!!ということで話題になってたと思う舞台。わかんない、テレビが家にないのでどれくらいテレビに取り上げられてたのかはわからないけれどもとりあえず私の中ではホットなトピックでしたよ(言い回しが微妙にダサい)

でも、話題の舞台って総じてチケットが取りにくいんですよ!!だから!!先着販売とかは人間の反射神経では到底無理(クレジットカードの番号入れてる段階で売り切れるのがおち)なので先行抽選にかけるんです。

「サザエさん」は9月3日~17日まで東京の「明治座」で、9月28日~10月13日まで福岡の「博多座」で公演。

大都会大阪をスルーするこのパターン!!もはや定跡。でも9月には推し(※矢崎広さん 舞台GOZENは当日券もあるからみんな3回以上はいくといいと思うよ!私は5回見る)の主演舞台で東京に行くので、その翌日のマチネのチケットが取れたらいいな!と申し込み。無事取れたので見てきました!私は「チケットがご用意できました」が今一番目にしたいワードです。

相変わらず前置きが長くてごめんなさいね。ここからはネタバレ、感情の高ぶりによる誤字脱字、語彙力の欠如などが目に余るかもしれませんがノークレームノーリターンでお願いします。それではレリゴー!

あらすじ

舞台は10年後のサザエさん。波平さんは定年退職して毎日暇。おふねさんはどういうわけかタマの言うことがわかるようになっていて、マスオさんは昇進してアナゴさんの上司に。&激務。カツオは大学生になってレストランでバイトをしてるけど単位が足りなくて卒業が危うい。ワカメちゃんは服飾の専門学校に通い、タラちゃんは中学生で頭脳明晰。タマは年老いている。

オープニング

この舞台、イラストが巧みに使われていて本当にサザエさんを見ているような感じなんです。スクリーンに映し出される「サザエさん」の文字から始まり、サザエさんの歌(アニメの歌じゃなくておそらくもう少し前に使われてたやつ あなたも私もサザエさん、みたいな曲)が大分眺めにかかり、そしてスクリーンの真ん中(にある切れ目)から飛び出してくる藤原紀香さん演じるサザエさん。サザエさんのエンディングのように「第一幕 10年後のサザエさん 第二幕 タマがいなくなった 第三幕 磯野家の団欒」の三本です!からの!!じゃんけん!!!

リアルじゃんけんにテンションが上がりました&勝った。この日はサザエさんがパーを出したんですが、きっと日替わりなんだろうな・・・

じゃんけんが終わってからスクリーンが上がり、磯野家が露に。

この!セットが!すごい!本当に磯野家。磯野家3D!造詣が神。居間の棚の中に柿の種が入ってて芸が細かい。

まずは登場人物が順番に出てきての紹介。そして全員が一列に並んで、あのエンディングの「サザエさんが先頭になって磯野家のみんなを引き連れ家に入る」シーンまで。

豪華!!これは2+3次元舞台だと思うな。この時点でもうすごい好き。

第一幕 10年後のサザエさん

今日は波平さんの誕生日。なにかと忙しくて一緒に夕飯を食べる機会がないみんなも予定を合わせて夕飯を食べることに。嬉しそうな波平さん(松平健さん)は「散髪にいってくる」と出かけます。(どこを切るんだ)

誕生日の準備をするおふねさんとサザエさん。そこに三河屋さんが登場!サブちゃん。サブちゃん10年の間にめっちゃ太ったな。私の知ってるサブちゃんがパチンコやお酒を覚えた後の姿って感じ。

ところ変わってマスオさんの会社。多忙なマスオさんのもとにやってきたアナゴさん!!!!!アナゴさんを演じるのは野衣健吾さんというかたなんですが、本当にアナゴさんの中の人なんじゃないの???というくらいアナゴさん。癖のある言い回しとデフォルメされまくりな舞台メイク。そしてなんといっても唇!!張りぼて?作り物の唇をつけてるんです。あれでどうやって発声してるの?唇ほとんど動かしてなかったからきっと腹話術も得意なはず。

急な打ち合わせが入り、帰れなくなってしまったマスオさん。アナゴさんの上司になってるけどアナゴさんめちゃくちゃ偉そう。なんだかめまいもするし、過労の雰囲気。

場面変わってワカメちゃんの通うデザイナースクール。課題が終わらないワカメちゃん。今日は早く帰らなくちゃいけないから課題の提出を伸ばしてくださいと先生に言うけれど、「今フランスから視察に来てる先生があなたの課題を見たいと言っているから仕上げなさい」といかにもサザエさんの世界観から出てきたような先生。ワカメちゃんも帰れないことに。

ちなみにワカメちゃんはダブルキャストで、この日は齊藤京子さんの東京公演千秋楽。日向坂のラーメン大好き齊藤京子!!イケボ!料理が壊滅的にだめだったり(ひらがな推しという番組の3分リレークッキングを見てほしい)、好きにならずにはいられない存在だよね。ほんとうにそうおもう。みんなもそうでしょ?

ダブルキャストの秋元真夏さんは乃木坂46の新キャプテンでアイドル界一の必殺技を持つあざとさがぴかいちの存在なので乃木坂工事中をみてくれ。

そしてカツオのバイト先のレストラン。待って、カツオの顔がかっこよすぎないか???????????荒巻慶彦さん。カッコよすぎるんだけどちゃんとカツオ。なんかあのお調子者っぽいぺらぺら具合が本当にカツオ。そこにスーツを着た中島君がやってきてトマトのモッツァレラパスタ(だったとおもう。あまがみしてて本人も会場も笑いが起きてた)をオーダー。お冷を出すときに、ぴっちゃーを高くかかげて注ぐカツオが「このそそぎかた、将来料理番組とかではやると思うよ」と言ってて笑っちゃった(もこみち)。就活中の中島君に対して、それどころじゃなく単位が足りないカツオ。あこがれてるバイト先の先輩が「カツオくんみたいな人がうちに就職してくれたらなぁ・・・」を真に受けて「大学を中退してレストランに就職する!!」「今日も人手が足りないから働く!」と宣言して、カツオも帰れないことに。

み、みたことある~!!!全く新しいものを見てるのにこのデジャブ感!!サザエさんのお決まりの展開~!!あとカツオだけ帰ってこれない理由がしょうもないところもリアル~!!

夕方、家。波平、タラちゃん、サザエ、フネさんしかいない。そこにさぶちゃんが登場して、無駄にイケボで誕生日の歌を歌いあげる(もしドラえもんが舞台化することがあるならジャイアンはこの人にやってほしい)

へそを曲げる波平。そのままさぶちゃんと飲みに行ってしまった・・・

ちなみに、タマは酒井敏也さんが演じられてる(白い猫耳パーカーを着てる)んですけど、完全に神の采配。パンフレットではつるつる頭に直で猫耳がついてるからびっくりしたけど。

肩を落として帰ってきたワカメちゃん(かわいい)。音がしないようにこっそり帰ってきたカツオ。二人の部屋で話していて「パリに留学したい」というワカメちゃん。飲んだくれて帰ってきた波平。

居間。波平に謝る2人。そして「ワカメはパリに留学する!僕は大学をやめてレストランで働く!」と宣言するカツオ。

カツオ、まじでそういうとこやぞ。10年たっても変わってないのか(私はもともとカツオが嫌い)

そんなこんなでてんやわんや「ばっかも~~~~ん!」からの言い合いになるんだけども、黒地に白の水玉のパジャマ(パジャマのセンスよ!)姿で起きてきたタラちゃんをきっかけに一旦収まる騒動。そこにかかってくる一本の電話。サザエがでて「マスオさんが倒れたですってー!!」となって一幕が終わり。

30分幕間(長いけど、明治座はこの間に客席でお弁当を食べられる)。

第二幕

朝。マスオさんが起きるシーンから。マスオさんの声、声が変わる前のマスオさんの声そのもので、私が石油王なら新しいマスオさんに任命してるレベル。「すきっ腹にお酒を入れたからめまいがしただけだよ」というマスオさんに心配なタラオ。マスオさんはサザエさんに「四人で独立しよう」と持ち掛ける。(※ヒトデちゃんという長女が生まれてるんだけどこの時は林間学校でいないという設定)

学校の図書館。タラオがやってくると、そこには暑苦しい先生が文化祭で使う物語を探しに来ていた。「小説家になりたいんだろ、劇の脚本書いてくれよ」とう先生に、否定するタラオ。マスオさんの症状を話すと「知人がそういう症状だった」と関連書籍を手渡す先生。

こんな先生いたっけな・・・

家。さぶちゃんがやってきて「波平さんを花沢不動産の前で見ました」と報告。花沢さんの登場!!!!!あなたは何も変わってないのね、よかった!花沢父に「ちょっとご相談が」と波平。

お昼時、ワカメちゃんとみすずちゃんがランチを食べに出かけようとすると、先生がやってきて「春からパリの学校に編入できる」と告げる。

このあたりの時系列が正確に思い出せない。なんせ3時間半あったから・・・

カツオの働くレストラン。花沢さんがやってきて、波平さんが家を売る話をした、と報告。「見限られた」と憤慨するカツオ。一人暮らしをする決意。

そんなこんなな中でいなくなってしまったタマ。「ネコは死ぬときに姿を消すっていうから」と必死で探すみんな。

30分幕間 明治座は座席に座布団があってありがたい。あと売店が豊富なのでお土産屋さんみたいなにぎやかさ。最中アイスがおいしい。

第三幕 磯野家の団欒

どろろろろ~と煙が上がり、波平さんのご先祖が登場。磯野家のなんやかんやを相談し「背中を押してやれ」と言われる波平さん。

ここは映像でご先祖様が投影され、波平さんと掛け合うという演出。途中、ご先祖様が波平さんの頭をこつんとするシーンなどもあって、間合い合わせるの大変そうだなと。

タマは見つからず、なんだかんだで家族会議をすることに。

ここのあたりの記憶があいまいなので若干端折ります。

さぶちゃんが「隣町でタマの首輪を見つけた」と知らせてくれて、サブちゃんのバイクに乗って出ていくフネさん。一人残ったサザエさんは「寂しくなっちゃう」とテレビをつけると、走馬灯のように10年前の記憶がよみがえる。ランドセルを背負ったカツオ、ワカメ、お父さんとレストランに行きはしゃぐ、懐かしい記憶。歌うサザエさん。(超絶美声)そしてふっと気が付くと、一人。

泣きました。独り立ちした人間なら泣いちゃうんじゃないか。みんなそれぞれの道を歩いていくと一緒には住めないよね、家族って。

そこに帰ってきた波平さん。エプロンで涙をぬぐうサザエ。そこにみんなが帰ってきて、家族会議(このシーンで初めて、あのアニメのように円卓にみんなが座る)。カツオは就職が決まるまでは家に住み、決まったら自立することに。ワカメは留学許可。マスオさんも来年の4月に自立で話がまとまり、「だから家は売らないで」と頼むみんな。

「家を売る?なんのこと?」と波平。窓の外にタマの姿が!このシーンも面白かったんだけど説明が難しいな。タマは普通に人間の言葉でしゃべるんですが、それをわかるのはフネさんだけで、それ以外の人には「にゃー」と聞こえてることになってる。だから勝手に解釈する。そこにアンジャッシュ的なコント要素があって面白かったです。

波平さんは海平兄さんと土地の資産価値を競争していて、花沢不動産に聞きに行っただけ。でも競争してるとは言いにくくて、さも売ることを検討してるという口ぶりでもちかけた、というオチ。

翌朝、みんなで食卓を囲む時間を持つには朝しかないということでおきてくるみんな。でもサザエさんの姿がない・・・

そこに魚をくわえてかけてくるタマ、追いかけるサザエさん。

~完~

省いちゃったこともあるけどこんな感じで、ハートフルというかヒューマンというか、穏やかなテンションで見られる舞台でした。時間がたつごとに、演者さんがそのキャラにしか見えなくなる魔法。サザエさんを演じる藤原紀香さんが特にそうで、アニメらしい所作というか、例えば「指先までぴんとのびてる」「腕がやや角度がついた状態でホールドされる」「歩き方や移動の仕方がコミカル」で。あの髪型が似合うのもさすが。

個人的にはアナゴさんが良すぎたので、アナゴさん主演でスピンオフか「孤独のグルメ」的なのが見たい気持ちです。




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山口絵美菜

1994.5.4生まれ 宮崎県出身 女流棋士 2017年京都大学文学部卒 エッセイ、観戦記(毎日新聞)、イベントレポート、書評。2019年前期桃山学院大学ビジネスデザイン学科講師。10月25日にカメラを買ってから毎日撮影&カメラ日記更新中!

ミュージカル初心者の語彙力が溶けた観劇録

4月に「ロミオ&ジュリエット」を見たことをきっかけに、あっという間にミュージカル沼にはまった私の観劇録です。擬音、感嘆多め。あくまでも己の記憶頼りの個人の感想です。好きなのは矢崎広さん。
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