ライムライト

舞台「ライムライト」チケットとりあえず買ってください!!いいから早く!!

前回4月の初めに「ロミオ&ジュリエット」を見てから、家に帰って速攻で行けそうなミュージカルを探しまくり、「ライムライト」「笑う男」「レ・ミゼラブル」などなどチケットを取りました。

「ライムライト」は言わずと知れたチャールズ・チャップリンの名画で!!しかしながら私はストーリーを「街の灯」となぜか勘違いしていたので強めのお薬出しておきますね。ちなみに「街の灯」は目の見えない花売りの少女からチャップリンが花を買い、そこでちょうど車のドアを閉じる&走り去る音が聞こえたので、目の見えない少女は「花を買ってくれた紳士は車に乗って走り去ってしまった」と勘違いする話で、私はそのシーンを覚えていたから、劇に溶け込むのに時間がかかった。自己責任だ!

ゴールデンウィークをみなさんがいかがお過ごしか全く知りませんが、私のゴールデンウィークは今日一番の輝きを見せているわけですよ!!劇を見て帰ってきて、その勢いのままにキーボードを躍らせているので誤字脱字など見過ごしてくださいな!!そして演出やストーリーについてのネタバレを含みますので、ここから読み進める人はそのつもりでついてくればいいと思うよ!!



はい。まず、今日の舞台は梅田芸術劇場の地下にあるシアター・ドラマシティー。前回はメインホールの方だったんですが、こちらはそれよりはキャパ小さめ。イープラスで滑り込むようにして取ったチケットは左側後方20列目より後ろでしたが、段がついているので視界は良好。舞台上はよく見えますが、私は視力があまりないから「サバンナで育てば全部よく見えたのに!!!!」と始めおもっていたよ。次回は双眼鏡を持ってくるんだ!

18時半開演。バレリーナ・テリーがガス自殺を図るシーンで幕開け。石丸幹二さん演じるカルヴェロがそこに通りがかり、ドアをけ破って(パントマイムで!!)自分の部屋にかくまうところから。

自分がストーリーを勘違いしていた(イントロダクションを読んではいたけど、なぜかかたくなに目に見えない少女が出てくると思っていた私のおバカ)せいで、ストーリーを吸い込んでくのにすこしつっかかりがあって、というのと、舞台上に複数の場面が同時進行していく(例えば舞台中央にベッドがあって、室内を表現。その外には街灯が立ち並び、回想シーンの隠喩的な踊りが踊られてる)ので、いろんなところに気を配り続けるわけです。

かつて絶大な人気を誇った老芸人のカルヴェロ。今は落ちぶれている、みんな腫物のように扱う。その人気がかげることになった出来事の回想シーン(回想シーンや時代が移り変わるたびに、上から年代を示す看板が下りてくる)で泣いちゃったんですよね。私が。涙はこぼれるまではただの水だって基準なら違うんだけどさ!

だって、スポットライトに照らされてるカルヴェロが本当にチャップリンに見えたんですよ。ほんとに。チャップリンの短編とか、「モダンタイムス」とか、ずっと見てたから、「実在したんだ チャップリン!!!!」という謎の感動が起きてしまって・・・

まぁ、それは置いといて。テリーを部屋にかくまったはいいものの、まだお互いに身の上を知らない二人。カルヴェロが笑わせながら心を解きほぐしていって、少しずつ過去の話をするテリー。テリーを演じるのは宝塚歌劇団出身の実咲凛音さんで、なんていうんでしょう・・・絶対折れない一輪の花みたいな人でした。華奢なんだけど、筋が通っていてしなやか、みたいな感じ。テリーがこれまでの話をしているときに、舞台では男女が舞うんですね。

ああ、もう無理だわ。私の語彙力は舞台によって溶けてなくなったから説明をここで放棄してはいけませんか?だってステップの名前もわからないし、すごかった、ああすごかった、すごかった、みたいな言い方しかできないくらいすごかったんですよ。

バレエに打ち込んでいたものの、姉が身を削ってそのためのお金を工面していたと知るテリー。バレエをやめて文房具屋で働きだすと、そこに五線譜を買いに来る青年・ネヴィルが・・・

ネヴィルかっこよすぎませんかーーーーーー!矢崎広さんが演じていて、もう本当にそりゃ当然なのかもしれないけど歌がうまいんですよー!!はー!!!少女漫画ならバラが咲き乱れるトーンを張りまくらないといけないし目には星をいくつも瞬かせないといけないだろう!!そうだそうだ!!

心の声駄々洩れでお届けしていますが、私も私なりに人間の恥じらう心というものを持っておりますので、ここだけ書き抜いてツイッターに流したり、はたまた私に直接言うなどなさらないでよね!!インターネットの世界で完結させるのです!

はい、物語を進めましょうぞ。ネヴィルに心惹かれるテリーはこっそり五線譜やおつりを多めに渡して、それがばれて文房具屋を首に。再びバレエの舞台に戻ってきたものの、精神的にショックを受ける出来事があり、足がマヒしてしまった・・・

カルヴェロは再びチャンスをもらい、舞台に立つものの大失敗・・・

ここから先を書くとゴールデンウィークが終わる勢いなので、ここからはキャストの方々のことを書きます。

まず佐藤洋介さん。いろんな役を担当されているんですが、そのどれもが印象的で、「やたら身振り手振りがダンスになってる部下」とか「カルヴェロの影のモチーフ」「医者」などなど、この方が舞台に出てくるたび「あの人だ!!!スキ!!!」と心の中で叫んでいたレベル。本日が初対面(一方的に見ただけ)ですが私の心の辞書に人物登録しました。(愛が重い)

保坂知寿さん。劇団四季の方。カルヴェロの住むアパートの大家さんで元女優、衣装を作ってくれる役柄なのですが、舞台前半は保坂さんが「陽」担当という感じでした。ドラマにもありますよね、息抜きシーンというか、シリアスなドラマだけど、「このキャラが出てるときはちょっと笑っていられる」みたいな場面。そんな感じです。

植本純米さん。この方も複数の役を担当されているんですが、後半は女性的なというか、もう本当に癖があるというかIKKOさんというか、発する言葉全てに笑ってしまう・・・!!!スピンオフありませんか?と思うくらい好きなキャラです。

矢崎広さん。ネヴィル・・・!!!100人いたら200人が「彼は好青年です」と答えるようなそんな感じ。よく恋愛もので「絶対この人と結ばれれば幸せになれるってわかってるんだけど、この人じゃないの」という雰囲気がちょっとだけ出てて、でもテリーはやっぱりネヴィルのこと好きだったんじゃないか・・・?カルヴェロへの愛は本当に哀れみではなく愛なのか・・・?一緒にいて安心するのはカルヴェロだけど、ドキドキするのはネヴィルなの!という感じなのではないか。なんていう少女漫画脳な私にはとりあえず強めのお薬をだして(以下略)

まだ観劇で推しがいない(見る人すべてまんべんなく好きになってしまってる感じ)なのですが、推しを捕まえられるモンスターボールがあるならとっくに投げてるって感じですよね。(最近ポケモンGOをやってる影響でこのような発言をしてしまっていることを誠に遺憾に思います)

何の話だ。

続いて実咲凛音さん。バレエが美しくて・・・吸い込まれるようなオーラ。声を聴くとなんだか安心感があって、声優さんのような、絶対ぶれない声という感じが素敵。

石丸幹二さん。カルヴェロ!!!これはあくまでも個人的な考えなのですが、チャップリンって「男性」である前に「チャップリン」。このたとえはどうかと思うけどアンパンマンが「あんぱん」である前に「アンパンマン」であるような感じ。アンパンマンを見た時に「食べよう♪」と思わないように、チャップリンを見ても「異性としてありかなしか」とか、そういう目を向けないんじゃないだろうか。

石丸さん演じるカルヴェロはそのボーダーという印象で、「男性性」も感じつつ、ただ「恋愛対象かどうかを考える対象か」はぎりぎりよくわからない。愛してるけど好きじゃない状態になるんじゃないのか。そんな気持ちだったので、私はやっぱりテリーの愛を少し飲みこみ切れずにいます。映画を見たくなった。

第二幕が終わると、幕が下りるのではなくて暗転。最後のシーン、なんでかわからないけど涙が止まらなくって、それでも頭は冷静なので「マスから落ちてないかな・・・!!!」と思ったりしてるうちにアンコール。からのダブルアンコール。からのトリプルアンコールで思わずスタンディングオベーション。自分の周囲は立ってなかったけど会場前方からスタンディングオベーションの波が来てたし、こんなに泣いててスタンディングオベーションしないやつがいるだろうか!いやいない!と立ち上がりましたね。

作中で印象的なセリフがいくつもあって。

「アマチュア以外になる前に、人生は終わってしまうのです」

「苦しみこそ人生」

などなど、

あと書き忘れるところだった!劇中の音楽が、生演奏なのです。客席から見て左奥に音楽家の方が控えていて、セリフ、進行に合わせて奏でていて。

すごいなぁ、何かをなすということは、本当に手間暇のかかることで、失敗が許されないことなのだなぁ、と。

「ロミオ&ジュリエット」では歌が終わるたびに拍手があったけれど、今回はそういうタイプではなかったので、今後の観劇の時も空気を読んでいこうと思いました。

あと、双眼鏡はあった方がよさそう。後半は想像で表情を補完したし、なくて物足りないということはないけれど、せっかく目の前で展開されているのだから、ズームしても見たいな。

&パンフレットは毎回買った方がよさそう。見たものを、見たまんま覚えておくことはきっと難しいことだと思うし、公演後に手に入れたくても難しそうだから。

今回の感想は以上!3000字越えにお付き合いありがとうございました。

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プリンは飲み物
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山口絵美菜

ミュージカル初心者の語彙力が溶けた観劇録

4月に「ロミオ&ジュリエット」を見たことをきっかけに、あっという間にミュージカル沼にはまった私の観劇録です。擬音、感嘆多め。あくまでも己の記憶頼りの個人の感想です。好きなのは矢崎広さん。
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