自画自賛のすすめ

自分のこと、褒めてますかー?

将棋の勉強法の講座で「自画自賛しましょう」とおすすめすると、必ず言われるのが「自分で自分を褒めるのはむなしい」ということ。確かにそうかもしれません。

私が自画自賛をおすすめするのには理由があります。それは「自分なら確実に自分を褒められる」ということ。「誰かに褒められる」のは確かに嬉しいし、客観的に自分の頑張りが認められたようで自画自賛に勝りそうです。だけど「他者評価」はあなたを取り巻く環境や人間関係、あなたの頑張りが人に見える場所でなされてるかどうか、そもそもあなたの頑張りを評価できる人(例えば将棋なら、周りが将棋を知らない人ばかりなら頑張ってるかどうかは理解しにくい)が周りにいるのか、などによるところが大きく、「頑張っていれば必ず褒められる」わけじゃないのです。

しかも、大人になればなるほど、たとえ褒められても「社交辞令でしょう」とこじれた見方をしたりします。(少なくとも私はそうです)

それなら、自分の頑張りも頑張ってない部分も全部見ている自分が、自画自賛する「語彙力」を増やして自分を褒めて、そして自分のやる気をアップさせた方が確実じゃないですか?

こういう理由で、今回が「自画自賛のすすめ」についてお話します!後半には、自画自賛スターターパックとして「読むだけで褒められた気持ちになる自画自賛ワードコレクション」を付けてますので、自画自賛したいけど言葉が出てこないときにお使いくださいね!

〇何かができた時に自画自賛

自分で取り組みたいことにきちんと取り組めた、目標を達成できた時。まさに「成功体験」を積み重ね、体にしみこませるチャンスです。それでも、「こんなの大したことじゃないから・・・」「他の人の方がすごいから・・・」と、一人で勝手に謙遜してることはありませんか?

確かに、「称賛に値するかどうか」の判断はとても難しいです。物事がすべてコンペティションで、順位や賞がはっきりくっきり付けられるわけじゃないでしょう。

じゃあ、日々の頑張りが褒められるべきか、誰なら決められますか?私は、誰にも決められないと思っています。

ひっくり返せば「私が決めたっていい」わけですよ。だって、称賛に値するかどうかを正しく判断することって、生活レベルの内容ならそんなに厳密に考えなくていいと思うんです。自分を褒めたところで「それは褒めに値しないぞ!」なんて言ってくる人はいないし、いたら無視していいです。

私は朝起きただけでも自分を褒めるし(二度寝しなくてえらい)、二度寝しても(よく寝てえらい)、朝ご飯を食べても(三食食べてえらい)、服を着替えても(寝巻を脱いでえらい)、メイクをしても(社会になじもうとしてえらい)、お風呂に入っても(清潔を保とうとしてえらい)、とにかくめんどうなことを乗り越えた時は自分を褒めます。疲れてる時ほど「褒める」ハードルを低くして、息してるだけでえらいと思ってます。

将棋の勉強を例にとっても、「今日は詰将棋をした」「棋譜並べをした」「対局をした」なら、それだけでとってもえらいです。

自信を失いがちな人は「詰将棋を解いたけど前より遅くなってた」「対局、連敗過ぎて泣きそう」「棋譜の意味が全然分からない」という「内容」に目を向けて自分を責めがちです。(私もそうです)そう思うことも悪いことではないですが、まずは「今日も将棋に取り組んだ」その事実を褒めましょう!だって、少なくとも生命維持には必須じゃないことに時間を当てて、なおかつ「さらなる伸びしろを見つけてる」わけですから。大いに褒めましょう。

自画自賛をすると、自分が調子に乗ってしまいそうで怖い。という人もいるでしょう。個人的な意見ですが、そういう心配をする人は自画自賛で調子に乗ることはありません。自画自賛で調子に乗る人はたいてい心配性じゃないし、夏休みの宿題に最終日まで手を付けないような、いわゆる謎の自信にあふれているような人だから。(個人的にこのタイプとは永遠に分かり合えないと思っているので少し毒のある表現になって申し訳ないです)

自画自賛をして、自分の「やる気」を維持しましょう、アップさせましょう!より具体的な方法をご紹介します。

具体的な自画自賛方法

【パワーワードで自分をほめる】(例)「こんなに頑張って…そのうち人間国宝になってしまうよ」「詰将棋にこつこつ取り組んでえらい私…細胞レベルで棋力がアップしている」

これはあくまでも例ですが、意味を精査すると意味不明だけど、フレーズの勢いが強すぎて「すごいな」という雰囲気が伝わってくるような自画自賛の方法です。「全米が泣いた」「スタンディングオベーション」「ベストセラー」「今年の流行語大賞に選ばれる」「ノーベル〇〇賞受賞しちゃうよ」とかもおすすめ。

【過去と比較して自分をほめる】(例)「〇年前は駒の動かし方も知らなかったのに、そんな私が5手詰めを解けるなんて圧倒的成長!」

過去の自分と今を比較して自分をほめる方法です。あくまでも自分との比較、自画自賛には一切他人を巻き込まないのがポイントです。

【とにかく褒める】「えらい!」「すごい!」「神がかってる」

とにかく褒める。3分くらい続けるとほんとにすごいんじゃないか私という気持ちになるのでおすすめ。これは腕力でどうにかするって感じです。「自分の動作+すごい」(朝起きてすごい、みたいな)自画自賛初級向けです。

以上が自画自賛のすすめです。「それでも私はちょっと…」という方もいるでしょうが、これは「自分を高める」というよりは「自分で自分を傷つけるのを防ぐ」防御策に近いです。せっかく頑張って、順調に前に進めそうな自分の足を、自分で引っ張ってしまうような人におすすめの方法です。だまされたと思ってやってみてくださいね!

☆自画自賛ワードコレクション:〇〇に自分の頑張ったことを入れてください

【何かを頑張ったとき編】

・こんなに疲れてるのに〇〇するなんて、もはや全米が泣く

・人類にとってはささやかなことかもしれないけど、昨日の私と今日の私は大きく変化したのだ!!えらいぞ私!!

・すごいぞ私!!!

・こんなに○○するなんて、伝道師の資格さえ名乗れるかもしれない

・こんなに○○してる自分が怖い・・・!〇か月前の自分からはるかに進歩してる。そのうち空も飛べるんじゃない?

・今日の頑張りが!!さらなる頑張りを引き寄せているのだ!!明日の自分、私に感謝するがいい!!!

・こんなに頑張って、もはや○○(←ここには好きな賞の名前を入れましょう。アカデミー賞でもモンドセレクション金賞でもなんでも)

【何かを頑張れなかったとき編】

・こんなに疲れてるのに○○しようという心を持っているなんて、どれだけ意志が固いの?すごすぎない?今日休んでもきっと明日の私なら頑張れる。おやすみ!

・〇〇するという気持ちが私の心に定着してる証!

・頑張れなかったんじゃなくって、頑張ろうとしてる途中ってことだよね!オールオッケー!

※頑張れなかったときは自分を責める鋭利な言葉から自分を守るべく、先制攻撃的に自画自賛で自己防衛してください



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山口絵美菜

将棋

将棋についての真面目なnoteです。主に将棋を始めた方に向けて、優しい部分を確保したい気持ちで書いています。
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