ハワワ！！　サロパのセミナー・コンサル情報がきましたわ～～！！🥳🥳🥳🥳🎉🎉🎉🎉ゲランのコンサルのところにある、「『ラール エ ラ マティエール』サロン ド パルファン新作」って何……！？！？

噂の新作の画像。金色過ぎて怖～～～～
現代における永久資産とはもはや土地とかじゃなく、年々価格が上昇し続ける純金これ一択であるというラグ界（ラグジュアリーワールド）からのありがたいメッセージなんやな。でもこれはね～ラッパーが財力を誇示するために健康な歯を全部金歯にするのと同じですよ。一般庶民からみたら怖い以外の感想がない。

エクストレって書いてあるし、お価格は普通のラールの2倍くらいするのかな？　隣に書いてある数字はたぶんこれまでの経験人数。ローズセンティフォリアちゃんはお嬢様なので生まれたときから決まっていた許嫁一筋なんですが、トンカ先輩75って……スポーツ感覚！？
これでこの数字がルラボ流「香料の数です」とかサノマやパルルモアみたいに「試作回数ですぅ」っていう意味しかなかったら「天下のおゲラン様がそんな二番煎じのアッピル手法を使うなんて……」と幻滅するね。

おっと、あまりのラグジュアリー情報にまた貧乏人のルサンチマンが爆発してしまった……各ブランドたちから値上げLINEがくるたびに収入を上げるか香水をやめるかの二択を迫られ、覚悟を決めて週6.5日仕事し収入爆上げを狙うも疲れで思考力が低下、購入基準がブレブレになり大量のほぼ未使用香水に囲まれて横たわる屍、そんな日々にはもう戻りたくない。

以下のパンプルリューヌ、ミレジムトンカ、ラプティあたりは働きすぎて金銭感覚が終わってる時代に書き溜めていたので、「悩む時間も体力もないからとりあえず買っとく」の精神が散見される。もう1年半も下書きに寝ていたので供養。

アクアアレゴリア　パンプルリューヌ（旧）

アクアアレゴリアリニューアルの報を聞き、リサイクルガラス！　オーガニックアルコール！　詰替リフィル！　となにやら優しげなワードの中に「75mL 各14,520円」のイカツイ文字。環境に優しくなるには人間に厳しくあらねばならぬといういつもの構図。あれっいま（2022年3月現在）9900円とかだよね……？？

アクアアレゴリアはベースノートが消しゴムみたいな匂いに感じられることが多くてハーバ以外買ったことがなかったが、パンプルはちゃんとグレープフルーツしており、柑橘感が持続するのでよい。
ジョーマローンのグレープフルーツも好きなんだけど、ミドル以降の草成分がチャラ男じみてて使うときを選ぶため、パンプルリューヌの果実香の安定感、ラストは優しくパウダリーに落ちてくれる可愛さは俺に良し。

値上げ前に、ゲランの中のゲランであるところのGINZA SIX店へ駆け込み、息を切らして「パンプルリューヌください」と言うと、まあまあ落ち着いてまずは座れや（肩ポン）新作のムスクウートルブランはお試しになられましたか？キスキスの新色つけていかれませんか？お肌のお悩みないですか？とラノベのタイトル状態。
G6の神接客にかかっては1品だけ買って帰るということは許されないのだ。パンプルの他になんかよくわからんニキビ治療薬を買って退店。

シャリマー ミレジム トンカ

2022年の限定シャリマー。21年のミレジムヴァニラが瞬殺されていたので、トンカは発売日にオンライン購入。試香してる暇なく売り切れるから買ってから考えるという野蛮なスタイル。（今年のミレジムイリスはそんなオイルショックみたいな買い方しなくても大丈夫だよね？）
しかしこのボトル、ミレジムヴァニラと全然区別つかねえ！　シールの色が若干違うのか……。持ってるシャリマー4つ並べると、焼き加減の違うピタパンを見ているようで心が和む。

「塩キャラメルと濃厚なチョコレートの香り」「グルマンで温かみのある香り」とのことなんだけど、自分の肌では全然グルマンではなかった。
「ども～～～！！！レザーで～～～す！！！」「消しゴムで～～～す！！」「二人合わせて革製ペンケースでーーす！！！」と両手を叩きながら舞台入りしてくるイメージ。この消しゴムっぽさはアイリスなのかな？　トンカがきれいに香る人が羨ましい。

ラ プティット ローブ ノワール オーデパルファン インテンス

ラプティといえば、なんか若向けのピンクの香水。香りもなんかミスディオールにそっくりだし……そう思ってスルーしていた。
ところが「ラプティットローブノワールインテンス新発売！」と言われると、なんか1本くらい欲しいかもという気持ちになってくる。
ノートを見ると「ブルーベリー」とか「わたあめ」とあるので、心の中のファットマンが「食べていない時もスイーツの香りを楽しめるなんて最高にエキサイティングじゃないかい？」とピザ片手に語りかけてくる。

気づいたときには「ラプティのインテンスください」とゲランカウンターに駆け込んでいた。ところが、店員さんは「インテンスは廃盤なんですよ……」といにしえの青ボトルのテスターを差し出してくる。2軒めのゲランでも同じ回答だったので、

や、待ってください、確かに見たんです！　ピンクのインテンスは確かに存在するんです！　とスマホの商品画面を見せると、「あー、これはオンライン限定ですね」と一言。そこはお伊勢のゲランだったので地元では見れない商品も色々試そうと思っていたが、「オンライン限定ですね」で会話が（終・NHK）になってしまい、「ラールのハンドソープも見たいですわ💕」とかいうテンションに持って行けず退店。

俺が知ってるゲランちゃんは……いつも向こうから盛り上げてくれて…「インテンスが気になるならこちらはいかがですか？」とか代案を出してくれたりするのに。
好きな女につれなくされ、泣きながらオンライン購入。通販の決済画面にて、前回（ミレジムトンカ）購入時に同封されていたゲランちゃんからのお手紙（購入ありがとう💕次回のお買い物は化粧水プレゼントするね☆ミ）のコードを入力すると「そのキャンペーンコードは存在しません」の文字。
仲良くなれたと思っていたのは自分だけで、実は2人の距離は1mmも縮まっていなかったのかもしれない。

新インテンスを吹きかけると、ローズとパチュリのしっとりした暗さの中に、寒天菓子のように甘く光るベリーの香り。完全に地雷系。罠だと分かっていても惹き込まれる黒レースの迷宮。つくづく一筋縄ではいかない女を好きになってしまったなあ、と思うことであるよ。

モンプレシゥネクター

ゲランお得意の、どこで買えるかよくわからん高いシリーズ（パトリモワンヌコレクション）。金額は公式サイトに書いてない上に、しょっちゅう価格改定してて諸説あるので、大体4～5万くらいらしい。お代官様の好きな黄金色の液体でございます。
ゲランのフレグランスコンサルテーションでおすすめされて以来気になっており、香水代を稼ぐためにエスポワールにいざ乗り込もうとしていたところ、通りがかった親切な方に小分けを頂いた。

ああ……この粉砂糖がひんやりとした雲になって包みこんでくれるヘヴン感。ジャスミンやオレンジブロッサムといったお花が淡く発光し、そこに一滴垂らしたオレンジ果汁が黄金色の夢を見せてくれる。ザ・シルヴェーヌドラクルト節。パウダリーお花バニラが好きなら。

ただしこれに4万円払うのはよくわからないので、ゲランが大好きで貢いでめちゃくちゃになりたいという人以外は、シルヴェーヌドラクルト個人ブランドのムスクシリーズ（っていうかDovana）を買ったらいいと思います。
あとラボラトリオオルファティーボのノーブリージュのミドル～ラストがかなりモンプレシゥネクターに似てる気がする。ノーブリージュは持続が短いけどシトラスパウダリーheavenlyって感じでかなり好きです。

ムスクウートルブラン

これは香水じゃなくて、もはや「空間」。つけた瞬間、見ている景色の明度が一段階上がる。オレンジブロッサムの花束を受け取り、ロイヤルスイートな部屋に案内され、美術館のワンフロアを切り取ったかのような大理石のバスルームで旅の疲れを癒やす……。ムスクのお湯っぽさ、アイリスのきらめくスプリンクル、風に乗ってほのかに香る花々、アンバーの陰影。

いわゆるスキンセント的な香りだけど、マスクをしててもしっかり香りが寄り添っているのがわかる。俺は今ラグい空間にいる。
50ml 34,650円で毎日フォーシーズンズホテルフィレンツェを感じられるなら安くないですか？　安くはないですね……

ずっと香っていると、大理石の壁が両側から迫りくる幻覚が見えて頭痛がするため、手首ではなく腰以下につけるのがおすすめ。1プッシュで十分。

アクアアレゴリア　ローザロッサ　ハーベスト

アクアアレゴリアが定価14,520円になってからというもの、かつてアクアが担っていたゲランの入口的役割は失われ、だったら15,400円でシャリマーEDP買ったほうがよくない？　という世界になってしまった。
でも、若者の中で圧倒的シェアを誇るジョマロが30mlボトルを10,890円で売っていることを考えると、75mlのアクアをこれまで通りの9,900円で売るのはバランスが狂うよね。狂ってるのは俺達の賃金の上がらなさなんだが……

そんな事を考えていたら、アクアアレゴリアのハーベストシリーズが登場したとの報。いやもうフォルテも出たばっかりなのに亜種出すぎじゃない！？　ガンダムかよ。
栗まんじゅうのように増殖していくアクアの子どもたちを冷ややかに見ていたが、沼の住民たちがこぞって「ハーベストめっちゃイイ」「2023年中しか販売しない」「水をローズウォーターに置き換えている」「傑作」と深淵からつぶやくのを聞くうちに洗脳され、気づけばボトルを購入していた。

ローザロッサのバージョン差については色んな人がレビューしているが、以下個人的な感想。

アクアアレゴリア ローザ ロッサ - オーデトワレ
ライトで使いやすいが、決して甘さに逃げない凛とした表情があり、年齢を重ねてもきちんと纏える上品さ。ハーベストよりも酸味や影が程よく残っていて、ローザロッサ族の中で一番バランスが取れている。
ハーベスト買っといてなんだけど、元祖が一番好きかも。ただし2時間くらいで飛ぶ。

アクアアレゴリア ローザ ロッサ フォルテ - オーデパルファン
あま～～い！！　ローズとライチのバトルで、ライチがうっかりローズを撲殺してしまう展開はオーローズだけで十分だよ。
「今日はバラの香りが嗅ぎたいわ🎶」の気持ちでこいつをつけると、「バラの花ってどんな香りだっけ…？」と真剣に考え込むことになる。

アクアアレゴリア ローザ ロッサ ハーべスト - オーデトワレ
2023年限定。ライチがフォルテほど主張せず、きちんとローズが主役。
棘を感じさせないみずみずしさと柔らかさは、普段ローズ系苦手という人にもおすすめしたい感。
持続も3時間程度で短めなのでバシャバシャ浴びれる。ラストまでローズの写実感が失われず、忘れた頃にふわりと立ち上る残り香の美しいこと。
「ローズ香水をつけている人」ではなく、「日常的にバラに囲まれているがゆえに体がいい香りになってしまった人」という馴染み方をしてくれる。

おばあちゃんがかつて屋上のプランターで育てていた小さなバラを思い出す。誰もが心に持つ、バラの原風景的な香り。

ちなみに、ゲランの香水の一部はアットコスメで買えるので、なるべく香水類をここで買うようにして、半年で5回（計30000円以上）利用してVIP会員になると、月初（1～4日）の買い物はポイントが14%つくんですよね。
ローザロッサハーベスト買ったら3000円分くらいポイントが付いて怖い。錬金術！

半年前は「アットコそんな使わないし」と思ってたけど、ウィスパーインザライブラリー（19,800円）を廃盤前の駆け込みで買ったら即VIPになってしまった。香水でついたポイントだけで入浴剤とか低価格商品を買ってると半年で5回利用はすぐいくので、非常にお得感ある。
ポイントとかチマチマ気にするなら、そもそも香水を軽率に買うのをやめろ？　それはそう。

でも伊勢丹のクレカでポイント10%つくようにしようと思ったら、年間100万は買わないといけないじゃないですか。それを考えるとアットコの還元率は桁がちょっとおかしくない？
小売をやっていると14%還元がいかに負担でかいか実感するので、一体どういう仕組みで実現しているのか気になるなあと思いました👶💳（赤ちゃん並みの感想）

もちろん実店舗に行けば公式サンプルがもらえるし、いい接客に当たればブランドの魅力、商品への愛着をこれまで以上に感じられる。
実店舗に行く時間、電車賃をかけて、数千円分のポイントを蹴ってでもそこで買いたいと思える店があるなら、それはとても幸せなことだと思う。
自分はG6以外の店舗にはあまり立ち寄らなくなってしまった……

ちなみに店員側にあるであろう
⚫︎接客より先にやらなきゃいけない仕事が沢山ある
⚫︎買わない人に時間を割きたくない
⚫︎給料が安いのでホスピタリティを求めないでほしい
⚫︎疲れすぎてて今は何も考えられない
等の事情もよくわかるので、そういうもんだよなと思う。だからこそ、いい接客をしてくれた人からは迷わず買うようにしている。

ってかこのノートって毎回接客への文句で終わってない？　はやく感情のない存在になりたい、もしくは外商がつくほど稼ぎたい（韻）