おっぱいは道具だ

「おっぱい」というと喜ぶ男性は多い。単に見たり触ったりして楽しむものと思っているのではないか?違う。おっぱいは便利な道具だ。私が出産するまで全く知らなかったおっぱいの姿を伝えたいと強く思う。



【用途①母乳供給】

 赤ちゃんが産まれたと同時におっぱいの使用が始まる。使用頻度は二~三時間に1度、朝も昼も夜も。使い方は意外と難しく、先端が傷つく、内部が詰まり発熱や傷みを引き起こすなど不具合も多い。その性能はストレスや食事などの外的要因も大きく関わる。



 夜中何度も起こされる、ワンピースは着られない、アルコールは飲めない、外泊どころか一人で夜出掛けるなんて夢のよう。・・・そんな日々が何年も続くとは。



【用途②眠らせる】

 おっぱいは寝かせつけに効果的な道具である。赤ちゃんはおっぱいを咥えたまま寝てしまうが、すぐにおっぱいを外すと目を覚ますことも多い。



 おっぱいを咥えられたまま身動きとれない。何も出来ない時間を何時間過ごしたことか。おっぱいの機能をアップロードできるのなら、一番欲しいのは取り外し機能だ。



【用途③最終兵器】

 最愛かつ最強の敵との戦いを制する最終手段はおっぱい。泣き止まない時は口におっぱいを押し込む。すると一時の平和な時間が訪れる。



 泣くのには理由があり泣き方でわかると言う人もいるが、残念ながら私にはわからない。お腹もいっぱい、オムツも替えた、抱っこもしている。それでも泣きわめく我が子にしてやれることは、もうおっぱいしかない。





 おっぱい。おっぱい。おっぱい。毎日何度も何時間も、それを2年以上続けてきた。飲まなくなった今でも長女のおっぱいに対する依存は大きい。次女が産まれた現在、私のおっぱい生活はまたゼロからスタートした。家事も育児も苦手。母親としての自信はなにもない。だからせめておっぱいくらいは好きなだけ与えたい。娘達が大好きなおっぱいという最高の道具にこれからも頼らせてもらおう。

ご支援頂いた額の2割ははおっぱい募金→おっぱいや育児で困っている人の支援に。残りは私のおっぱい周りのケアに使わせて頂きます!