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登山番付 中級編

著者が登った事があるor下調べした事がある山のみ掲載
中級は本格的な日帰り登山の山を紹介しています

鍋割山 1243m 東丹沢

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オススメ時期 冬季
起点 大倉

大倉から塔ノ岳の馬鹿尾根歩きに慣れてきた頃にオススメなのが鍋割山です
オススメルートは大倉から二股を目指し
ミズヒ沢を超え鍋割山稜を登るルートです
このルートは馬鹿尾根の登り一辺倒の尾根歩きと違い
長いトラバースや渡河といった景色が大きく変わる要素が含まれており
山頂には名物の鍋焼きうどんと楽しみな要素があります
注意点は塔ノ岳と違い登山口から山頂までの間にトイレや売店等が無いので
その点注意です

丹沢に歩き慣れてきた人は馬鹿尾根、ミズヒ沢、小丸尾根などを組み合わせて登り下りすると新鮮な登山が楽しめると思います



檜洞丸 1601m 西丹沢

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オススメ時期 5月(シロヤシオ)
起点 西丹沢ビジターセンター

東丹沢の混雑に疲れてきたら、西丹沢の奥深い自然を満喫しましょう
トップバッターは西丹沢の盟主 檜洞丸
この山は昔は畦ヶ丸と並び秘境と呼ばれ閑散とした山でしたが
昨今はゴールデンウィークの頃になると毎年ツツジを楽しみにしている
登山家達が集まり賑わいを見せます

登山道の特徴はミツマタが咲き誇るツツジ新道の長いトラバースや
スニーカーなど半端な靴で来た一見さんを追い返すゴーラ沢の渡河
1000m付近からのシロヤシオとトウゴクミツバツツジの群生地帯など
しっかりと準備をしてきた人が奥深い自然を満喫出来る山道になっています

下山のルートを犬越路に取る場合は滑落に注意すると共に
岩場に差し掛かったらトレッキングポールはザックにしまいましょう
ハシゴや急な岩場が続き邪魔になります

大室・加入道山 1587m 西丹沢

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オススメ時期 5月
起点 西丹沢ビジターセンター

檜洞丸がシロヤシオで咲き誇る頃、同じように大室山・加入道山もシロヤシオの群生地帯となります
こちらは両山共に神奈川県と山梨県の県境となっており大室山は山梨県の100名山でもあります
山頂の眺望に関しては大室山・加入道山共に山頂は眺望があまり良くありませんが、所々の稜線では富士山や南アルプスの眺望が綺麗に見えます
ちなみに目次の写真は大室山~加入道山の登山道のどこかに隠されています
探して見てください

畦ヶ丸 1292m 西丹沢

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オススメ時期 冬季
起点 西丹沢ビジターセンター

西丹沢の盟主 檜洞丸と並ぶ丹沢の秘境が畦ヶ丸です
今でこそ登山道が整備されていますが、昔は藪こぎしないと辿り着けない
まさに秘境の山だったそうです
そんな畦ヶ丸の魅力といえば登山道の近くに下棚と本棚という
それは立派な滝があります
この滝は落ち口まで遮る物は何も無いので
その気になれば滝直下まで行けちゃいます
西沢を沿って進む登山道と言い、この水との距離感の近さが
丹沢らしい、と言えるでしょう
ちなみに畦ヶ丸近辺には大小10以上の沢が存在し時期によっては山登りしている人よりも沢に入っている人の方が多かったりします

丹沢山 1567m 東丹沢

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オススメ時期 冬季
起点 大倉 塩水橋 等

神奈川唯一の100名山
塔ノ岳の北に位置し大倉から塔ノ岳を経て縦走するか
塩水橋から直接登る事が出来る
ただし塩水橋の駐車スペースはグレーゾーンの為
土日などは無理な駐車をせず
くれぐれも決められた駐車スペースに駐車し
工事車両等の邪魔にならないよう注意しましょう
登山道に関して
塔ノ岳から丹沢山にかけての登山道はしっかりと整備されており
綺麗な稜線歩きとなっている
低い熊笹が一面に生え、遮る物が少ない草原のような稜線は
晴れ渡った冬場は特に気持ちが良い
塩水橋から登るルートは沢筋など不明瞭な部分がある為要注意
2019年には道迷いから滑落死亡事故も起きており
不慣れな単独行は控えた方が無難


大菩薩嶺 2057m 奥秩父

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オススメ時期 10月下旬(紅葉)
起点 列石 上日川峠

この山は日本100名山ですが、珍しく山頂はあまり有名ではありません
なぜなら山頂には一切眺望が無く
手前の大菩薩峠の眺望が素晴らしいからです
登り口は列石900m 上日川峠1600mです、選択する登山口で難易度が大きく変わります、冬季は上日川峠が封鎖される為、列石からとなります
雪がついてもアイゼンピッケルを必要とする箇所は無く
6本爪程度の滑り止めで登れる事から雪山のデビューに向いています
またテント泊出来るポイントが2箇所あるので
1年を通してテント泊の練習にも良いと思います


乾徳山 2031m 奥秩父

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オススメ時期 夏季
起点 乾徳山登山口 駐車場あり

獲得標高1456m
古くから僧の修行に使われてきた岩山
複数の奇石や頂上直下の雷石などクライミングの要素がある
これらの岩場は巻道もあるので
コンディションによっては回避する事も出来る
3000m峰を登ると頂上付近は確実に岩場が多くなる
岩場の練習が必要に感じたら、ボルタリングジム等の練習と共に
実地で乾徳山や両神山、妙義山などの山で練習すると
どんな山行ってもびびらなくなります


編笠山 2524m 南八ヶ岳

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オススメ時期 夏季
起点 観音平 1560m

八ヶ岳連邦の最南端
山頂は森林限界を超えており高い樹木は一切無い
ハイマツの樹林帯を抜けると多量の岩塊が連なる山頂が姿を見せる
この2500mという高度から高山病の症状が現れ安くなる為
登山のステージが上がると言われる


金峰山 2599m 奥秩父

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オススメ時期 春~秋 6~7月はシャクナゲが見事
起点 瑞垣山荘駐車場

奥秩父西端に位置する 100名山
山頂付近は森林限界を超え
ゴツゴツとした岩場が広がるアルパイン風の山容が特徴的
大弛峠、瑞牆山荘、金峰山荘などアプローチが複数ある
最短は大弛峠の2300m地点から登るルートだが
大弛峠は冬季閉鎖の為、冬季は他2箇所から登山する事となる
瑞牆山荘起点では獲得標高1200m コースタイムで7時間50分程
パーティメンバーの力量やその日のコンディションに応じて
スタート地点を変える事も大事 




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