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私的まだ読みたかった…漫画四選

個人的に漫画を読み終えた時に終わり方に対して抱く感想として

①いや〜もうこれ以上この漫画で見たいシーンも回収してない要素もないぐらい完璧!お腹いっぱい!                    ②おーここで終わりか、まぁ概ね絶対必要なシーンとかは描き切ってたけど、もうちょい掘り下げてほしいところもあったし、もう少し先の話も見たかったかなぁ…                                                   ③え?ここで終わり?

の3パターンがある。

①に面白い漫画が多いかと言われればそんなことはなく、むしろ名作が多いのは②な気がする  SLAM DUNKとか幽☆遊☆白書は②の代表例と言えるかもしれない。             

まぁ前置きが長すぎてもしょうがないので本題に入ると今回はこのパターン分けでいう③の漫画を集めてみたので気になったら読んでみてほしい。

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煉獄のカルマ

原作、作画の両先生共にこの後に描いた漫画がヒットしてるので知ってる人は知ってるかもしれない作品。

自分が自殺した事で人生が狂ってしまった人間を蘇って救う…みたいな話で、主人公が途中で変わる2部構成になっているのだが(多分連載が続けばもっと違う主人公も出てたと思うが)前半の一区切りとなる1部のラストが良い意味で救いがなくて個人的にすごく好き。

最終話の展開はもう少し間を空けてやりたかったんじゃないかなぁと思う。

原作の先生が先日、連載していた別の漫画の最終回で「始めて漫画を満足いく形で終わらせることが出来た」と言っていて、いつか機会があればこの作品のそんな形の終わりも読んでみたいな、という感情が心の片隅に転がっている。

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堕イドル

デスゲーム漫画でこれは描ききったなぁ…と感じる漫画はかなり少数だと感じるがこの作品は圧倒的多数派の方に属する。

謎の施設にアイドル達が拉致され、オーディション形式でデスゲームを行い、落選=死 みたいな漫画なのだがこの設定自体は結構目新しいと思う。

デスゲーム漫画のテンプレとして、いろんな種類の人間(大男とかイケメンとか美女とか子供とか)を一箇所に集めるというものがあるので、そこを破ってくるこういうジャンルの漫画はこの作品以外に覚えがない(アイドルが無人島に集められて殺し合いする映画はあった気がする)。

BLEACHでいうと恋次と白哉が出てきたくらいで終わるので読んでスッキリすることはないが、デスゲーム漫画としては高水準な面白さなので気になった方は是非。

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概念ドロボウ

この作品は前後で紹介する作品に比べて、比較的けりをつけて終わらせているので、今回の趣旨とは若干外れる気はするが面白い作品なので是非読んでもらいたくて入れた。

内容としては超常ミステリー?みたいな感じだろうか?特殊な力を持った犯罪者を特殊な思考回路で追うみたいな話である。

ウミガメのスープの超能力が出てくる系の問題が漫画のストーリーとして読めるみたいな感じでもある…………6行使ったのに全く説明できている自信がないがそれもこの漫画の魅力かもしれない、とにかく新感覚な作品なのだ。 

例題を出そう                エリートサラリーマンがある日突然出勤態度が悪くなり数ヶ月後に解雇され家を失い最終的に橋の下のダンボールハウスで夫婦で土を食って死んでいた この夫婦が盗まれたものは何?

まぁノーヒントでは解けないだろうから、気になった方は是非自分の目で読んで答えを確かめてみてほしい。

問題形式で出るわけではないがこんな感じの不思議な事件が幾つも起こるので最初はゆっくり考えながら読むのもオススメ。


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たとえ灰になっても

世の中には悲しい事がたくさんあるが、好きな漫画の作者が作品未完のまま亡くなるというのはかなり上位入ると思う、少なくとも自分にとってはそうだ。

今でも読み返すたび、この作品を読むためだけに入れていたアプリを毎週更新日に日付が変わったタイミングで開いていたのを思い出す、作者の訃報を聞いた時全身の力が抜けて天を仰いだのも。

内容の紹介…はやめておこう、すごい面白いとだけお気に入りのシーンはとあるキャラが自分の千切れた腕を口で咥えてるところ、俺も死ぬ時あれぐらい生にしがみついて死にたい。

出会いは嬉しいし別れは辛いね。

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