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初日、ハザカイキ済

こんな未来を、今日を、
三浦さんはいつから想像していたんだろうか。

構想に7年かけたとパンフレットでも
お話していたけれど、それよりももっと前に
こんな時代になることが見えていたような気が。
九條ジョー、私も預言者だと思ったよ。


毎度の事ながら、語彙力が足りなくて(語彙力)
表現する幅が狭い事が残念なのだけれど

歌舞伎町のど真ん中で、丸山隆平が
2024年にハザカイキをやることに
とんでもなく意味が詰まった作品だった。



⚠️ネタバレあり


ネタバレとは言いつつもセリフとか全然抜け落ちちゃってるのでニュアンスで…。

開演10分前くらいからBGMが流れ始めて
曲、と言うよりかは何音かが規則正しく流れている感じ。不穏な空気のBGM的な。

幕が開くと回転式のセットが上下に1セットずつ。
メイシーちゃんのあたらしいおうちって言う絵本
似てるな〜って思いながら見てて(下記参照)
※ささみ、幼少期の思ひ出

場面が変わる度にクルッと回転しては暗転している中でピースごとにセット転換もやってる、スゴ技。
いつかぶつかってケガしそうで結構ヒヤヒヤなので、何事も無くやり切れますように…。

パラダイスの時みたいに、2段構造になっていて
上段は歩道橋を模したセット。
中央奥からもセットが登場する場面が2回くらい。

この転換のおかげで映画みたいな場面の切り替わりが楽しめる。
これは上からじゃないと楽しめなかった感覚、舞台セットオタクでもあるのでじっくり見ちゃいました。
(裕一宅の冷蔵庫上、カゴに混ぜこみワカメみたいなのとかふりかけ的なのいっぱい入ってて、すっごい生活感出てたのよかった。)

歩道橋の上にはモニターがあって、オープニングでちょこっと映像が流れるんだけれど3階席は結構見切れちゃいます。
といってもバーンとでかい文字でハザカイキって出たり、群衆の影が写ったりするだけなので見えなくてもお話を楽しむ上ではそんなに問題ないかも。

始まりはフリーライター菅原裕一の元に
国民的女優の橋本香と超売れっ子音楽プロデューサー加藤勇の熱愛のタレコミが入って、それをスクープしようと張り込んでいる場面から。
初手から喫煙シーン出てきてびっくらこいた…。
パラダイスなんて可愛いもん位のヘビースモーカーっぷりなのでお楽しみに。

橋本香と加藤勇のアツアツバカップル的な関係性と対照的に描かれる菅原裕一と鈴木里美の長く連れ添った相棒的な関係性。

菅原裕一の親友の今井伸二。
ごく普通のサラリーマンだけど、裕一の仕事を理解しているような、してるフリをして芸能界の裏を面白エンタメとしてちょーっと覗きに来てる人間。

前半戦はそんな登場人物のご紹介的な流れがしばらく続くので身構える必要はあまりない。
それぞれの登場人物にちょっとずつ、クセやアクを感じるけれどちゃんとそれは回収されるので。

前半戦1番衝撃だったのが、

吐瀉物を思いっきり浴びる菅原裕一

正直なところここで前半の記憶全部ぶっ飛んでるのであんまり覚えてない…笑
これもちゃんと伏線回収されるんですけどね、、
まさかあの伝説の親指丸ちゃんをこの目で見ることになるとは思ってなかった。🙄

その後、バッキバキの目でカメラを構える菅原裕一が客席に向かってシャッターを押すと
バッと白照明が客席に当たって、暗転。
休憩。

双眼鏡を覗き込むヲタクたちと
カメラを構える菅原裕一こと丸山隆平の姿は
どんなに滑稽なことでしょうね。
ちょっとその場面だけステージ側から見てみたいな。



20分の休憩を挟んで、後半戦開始。

休憩の間に丸ちゃん髪の毛乾かしてるんだ〜
と思うと愛おしいよね…(?)



裕一のスクープが上手くいって、趣味のサ活に伸二とやって来ている。
超ご機嫌でロウリュし始めるんですが、
(ビジネス)ワンパック拝めますよ。ええ。
多くは語らないでおきます。

後半は前半でそれぞれのキャラクターが残していったちょっとのクセやアクを全部回収していく感じで

裕一を囲む人達が彼の仕事に対して
どう思っているのか

橋本香のタレコミを流した人物と
香自身がどう向き合うのか

…などなど、まあとにかく場面と登場人物が多いので見たら分かると思います。(諦め)

ひとつ言えるのは登場人物の誰かに
自分と一緒だなと思える人が
みんないるんじゃないかなという印象。
重ねてみていると
不思議と肯定して貰えたような気持ちで帰れる。
私は里美かな。(願望もちょっと混じってるかも)


あ、後半でも濡れ丸、再登場しますので。



ありえない、酷いくらいざっくりですけど
ここから先は自分が足りないながらに
感じたことをメモ代わりとして
書いておきますね。



「この出来事を自分の人生として捉えて欲しい」


加藤勇(九條ジョー)
が逮捕された後、報道陣の前に姿を現して
発した言葉がかなりグサッと来てしまって。


というのも自分自身のことでは無いものの
彼らを大好きでいる1ヲタクとして
やっぱり事務所の騒動のことが
絶対頭に浮かんできてしまうのですよ。


事務所が無くなったり(正しくは無くなってはないのだが、無くなった様なものだよホントに)
グループ名が変更になったり
こりゃないわと思ってたらコロッと手のひら返してきたりさ。


しかもその1番影響を受けている人が座長だなんて
嫌でも思い出すわけで。
そして問題の週刊誌側の役。


第2幕は個人的にかなりしんどい場面が多かった。


なんかもう色々抜け落ち過ぎているので
加筆は絶対するものとして。




2幕の裕一と伸二が語り合うシーンで(ほぼラスト)


「この業界で生きていくためにそんなことは
ずっとわかってやってきたつもりだった。

実際当事者になったら全然違った。

冷蔵庫の音、バイクのエンジン音、
人が外で話している声が
全て自分への誹謗中傷に聞こえる。」


って言いながら怯えてる姿を見ると何となく
菅原裕一の中に丸山隆平を探してしまうのよ。
最初の一文は特に。

めちゃくちゃ頑張って双眼鏡覗いてたけど
いや〜辛かった。天仰いじゃったもんね。

彼自身がよくエゴサをする人間だと知っているからこそ尚。
しかもね番組で最近そんな話題を取り上げて
彼もコメントしてたからまた余計に。



それから橋本香の謝罪会見。
恒松祐里さん、天晴れ。
あの長回し(13ページだそう)を色んな水分で
ぐぢゃぐぢゃになりながらよくぞやり切った…。
心の中では先にスタオベしてました。
圧巻なので要チェック。

一旦置いておいて。
橋本香が
「この先私が思った感情は全てお話します」
といってもうそれはそれは
言葉の羅列で話始めるんだけれど

要するに、映像で見たたった一つの表情から
人の感情が全て読み取れる訳でもないのに
アイツはどうだこうだと手元にある小さな画面で
たった数百文字で
相手のことを網羅した様な気持ちでいるなと
言いたいのだな。

…と受け取ったんだけど違うかもしれない。

言葉の羅列を浴びながらふと
芦田愛菜ちゃんが話した
信じるという言葉について
を思い出した。

橋本香の謝罪会見は
それぞれに信じていたかった
橋本香を裏切ってしまってごめんなさい。
ということなのだろうけれど
それもまた本当は謝ることでは無いんだろうな。


むちゃくちゃざっくりここまで。
あと色んなこと思ったけど上手くまとまらないのと
めっちゃ抜け落ちてるので次回以降。
(声分析もやらなきゃ)

きっとまだまだブラッシュアップ
される事でしょう!たのしみ!


何事も無く大千秋楽まで迎えられますように。
無事の開幕おめでとうございます🎊


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