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”笑い”から得るもの

録画しておいたすべらない話を見ました。

この番組で話すネタは、きっとこの芸人さんたちがもっている他のたーーーくさんの話の中からの選りすぐりのものばかりなんだろうなと思います。そして、そのいくつかの話を、ただその場のノリで話しているだけではありません。どう話せば笑ってもらえるか、どこでどう落とすか、練りに練って、試行錯誤して生まれた話の数々。エピソード自体ももちろん面白いのだけれど、その話術に毎回脱帽。

ちょうどこの年末に、なんばグランド花月で漫才と新喜劇を見てきました。そこでも、同じように感じました。準備に準備を重ねて作り上げられた”作品”なのだなと。さすが、プロのお仕事。

ジャンルは全く違いますが、私も人の前で話す機会が多い仕事をしています。話す内容、話の長さ、言葉のチョイス、話す順番、声の出し方、間のとり方、視線、ジェスチャーなどなど、他にもたくさんの観点はありますが、どの点をとっても、準備をしすぎることはないと日々感じます。

そして、どんなに準備してもわからないのが、聞いている人の反応。自分が話しているまさにその瞬間の相手の表情を読み取ったり、微妙な反応を見て臨機応変に対応する必要があります。同じ話を違う相手にするときも、やはり微妙に変化をつけていたりします。それも含めて、毎回すべらない話をするっていうのは本当にすごい技術だと思います。

人の前で話すということに関して、真面目なスピーチや演説からはもちろんだけれど、”笑い”という文化から得るものがとても多いと感じる今日この頃です。今週末は落語を見に行ってきます。

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