やると決めたことを、なんとかやりきった。
その代わりに、諦めたこともある。
どれをやるか天秤にかけて、これを優先しようと決めた。

人生のなかで、日々の暮らしのなかで、私たちは何かを選んで、何かを捨てている。その繰り返しでここまでやってきた。今まで選んできたものは、自分が大事にしてきたものや自分に必要だと思ったもの。捨ててきたものは、必要じゃないものだったり、持っていない方がいいものだったのだ。

選んだけど必要じゃなかったもの。大切だったのに捨ててしまったもの。そんなものもいくつかある。その場その場の判断や周りの状況で、もし違う選択をしていたら、また違う未来があったのかもしれないと思うこともある。でも、そのもう一つの未来はもうやってくることはない。あのときこうしてたら。やっぱりこうしておいた方がよかった。そう思うことはあるけれど、元に戻ることはもうできない。

それなら今の私から広がってる選択肢のなかから一番いいものを選んでいけるように前を向いて進んでいく方がいいよなぁ。としみじみ思う。少し先にいる未来の自分が、あのときこうしてよかったと思えるような選択を、今の私がしてあげたいと思う。これからどうなるかなんて全然わからないけれど、今できる最善の選択ができるような自分でいたい。