ペアを組んで取り掛かっている仕事がある。

その相手は年齢でいうと10歳近く下。昨年度からこのペアなので、２年目の付き合いになります。彼はこの職業自体は３年目、でも正規採用ではなくって、立場が絶妙ではあります。でも、２年間私と一緒に仕事をしてもらって、また違う職場に行ったときに何もできないままじゃ申し訳ないというか、一緒にやっていられる間に、いろんなこと覚えて成長してくれたらという思いで、いろいろ頼んでやってもらってきたつもりでいます。

そこで今回、いつも２人で私６：彼４くらいの比率で分担してやってきた仕事（他の多くの人は１人でやること）を、彼１人に任せることにしてみました。それこそ、次の職場でできませんなんて言えないことだから、全面バックアップするからって言って。彼もやってみたいと言ったので、是非にと。

いや、人を育てるって難しいとつくづく思いました。特に大人。子どもの方がよっぽどよく話を聞いてくれる。よかれと思ってアドバイスしたけど、ダメ出しされたように感じたのか納得いかない様子だったり、意地になっちゃって頼ってもらえなかったり、あとちょっとで全部やりきれるってところで甘えが出たり、バランス難しすぎ。

私の反省としては、道筋をもう少し早めに示してあげてもよかったのかもしれないということです。彼から全然質問とかされないし、進み具合はどう？って聞いても大丈夫です、あと少しですって言うから、結構ほったらかしにしちゃってました。でも、いよいよ締切が近づいて具体的に内容を見てみたら、やっぱり完成度としてはまだまだだったのです。当然です。

もう少し早い段階で進捗状況を確認したり、この時期にこのくらいできていたらいいよって話したり、もう少しした方がよかったなって。自分は自分の別の仕事でいっぱいいっぱいだったから仕方ないと言えばそうなのだけれど、やっぱり今はそう思います。結局、締切のギリギリになったことから焦りとか苛立ちを生んでしまったと思うので。自分の取り組み方を振り返るいい機会にもなりました。次回は私が担当することになるだろうから、その時はよい見本になりたいし、また別の機会や別の人と同じようなことになったときに、活かしていきます。