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ベテランの思考から、社会人生活の秘訣を学ぶことの意義

私のメンバーシップでは、毎日1記事をお昼の12:00にお届けしているのだけど、これを読み続ける意味を説明してみたい。

私が社会人になったのは1997年、だからもう26年になる。IT業界一筋だが、よくもまああの時代にIT業界を選んだものだ。今では人気の業界だがあの頃は、「不人気」だった。まだ、パソコン自体はオフィスの事務を補助するための道具、の扱いだった。机とかイス、備品みたいなものと同じで業界としては格下とされていた。また、パソコン自体の性能も今と比べると、非力も非力。飛行機と自転車くらい違ったので、何かビジネスをしようにもすぐにパソコンの方が悲鳴をあげてしまう。また開発環境もすごく貧弱で情報も乏しかったので、労働環境がひどかった。終電、徹夜も当たり前で、そのひどさは映画にもなったくらいである。

かなりの人が業界を去った。今40代50代で残っている人は、就職氷河期も相まって大変な思いをされた上でこの業界に残っている方が多い。若手の方なら、今職場にいるベテランの人たちがあまりにも色んなことを知っていて、追いつけるのかな、と不安になっている人も多いことだろう。だって、今のベテランはある意味「働き放題」だったんだから、学んでいる量も桁が違う。技術の進化も目の前で見てきているので、単なる表面上の操作だけではなくその仕組みまで理解しているからだ。

学びの量に追いつくにはもちろん時間は必要である。しかし、考え方を変える必要がある。学びの質。長い間かけて結論を出した、色々な価値観、やり方、ものの考え方、哲学のようなものは、今すぐにアクセスすることができる。理由は色々あろうが長い経験の量から編み出された色んな世界観は、今すぐに参考になるはずだ。試しに取り込んでみてもいいし、日々、触れていく中で理解できるものもあろう。

当然、日常の様々な事象に対して、考え方がついてくるため、一つの記事だけで全てを表現することは不可能だ。だから私は、毎日のことに対して毎日反応するようにして、1つ記事をメンバーシップの中に納めている。毎日、こつこつと私の記事を読み続けることによって、世界の様々な状況における私の価値観を理解することができる。

毎日記事を読むことは、私の26年間の社会人生活から編み出された、「あるべき考え方」を学ぶことにほかならない。ずっと続けて行けば、あ、これは記事のあの話であって、こっちを選ぶことが正解なはずだ、ということを体感することができるはずである。

もし、私が今の経験を持って、あの頃に戻れるなら、違う選択肢を選んだだろうな、ということはある。でももう昔には戻れない。しかし、私の記事を読んだ人の「今」にはアクセスできる。私の長い経験を、あなたの今に送り届けられるなら、もしかしたらもっといい未来を呼び込めるかもしれない、なんて思って書いている。

仮に考え方が合わなければ、途中で辞めても構わない。まずは試してみてほしい。私は、日々誠実に、正しい、と思うことを、誠実に書き続けているから。

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