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マメのこと③_考えなくてもいいことを考えてしまう。

※こちらの記事はorangsetarの雑記に2017/11/19に掲載したものです。

http://orangestar.hatenadiary.jp/entry/2017/11/19/215844


考えても仕方ないし、できることは何もないし、考えない方がいいのはわかっているけれども、どうしてもいろいろなことを考えてしまう。慢性腎不全でマメちゃんが苦しいのとかどうかとか。体重がかなり減ってきていて、腎臓の25%しか動いていない。猫の主観は分からないので人間の慢性腎不全の症状を調べたりしている。疲労感や食欲不振、吐き気、頭痛、貧血とか。痛いのとか辛いのとかが少なければいいと思う。

ご飯を食べる様子を見ている。結構な回数、ご飯を食べに行ったり、水を飲んだりしていて、だから安心していたのだけれども、続けてカリカリ食べる継続時間が短くて、やっぱりどこか食べるのがしんどいのかもしれないって思った。

マメちゃんがいなくなった後の猫のことを考えたりしている。急にここまでマメちゃんの状態が悪くなったのって、オシオがいなくなった辛さとかそういうのが原因っていうのはあると思う。よその猫飼いのひとの話を聞いていても、多頭飼いしている猫が続けて逝ったりすることはよくあるみたい。猫のことは分からないけれども、辛いのだろうと思う。もしマメがいなくなったら、イリタよりも、ゴマの方が参ると思う。

ゴマとマメちゃんは、オシオがいたころはあんまり仲が良くなかった。廊下ですれ違ったら、すれ違ったあとにゴマがチンピラみたいに「おう、挨拶なしか?」って感じで、しっぽの毛をむしったり。(マメちゃん鈍いので毛をむしられてもしばらく気が付かない)そして、その後、オシオに慰められたりしていた。オシオは、家のほかの猫の毛づくろいをよくしてたけれども致命的に毛づくろいが下手で、イリとゴマの毛づくろいをした後は、よだれ臭くなって毛並みが逆立っているのですぐわかったし、マメの毛づくろいをした後は、首のふさふさの気の部分がフエルトみたいにごわごわの塊になってしまって、切るしかなくなっていた。オシオがいなくなってからは、そういうフエルトを首周りにつけていることもなくなったのだけれども。

オシオがいなくなってから、ゴマとマメの距離が縮まって、二人が一緒にいることが多くなった。寄り添って寝るということはないのだけれども、1mくらいのつかず離れずの距離でよく寝てることがあるし、一緒に並んでご飯を食べることも多くなった。廊下をすれ違う時、鼻と鼻で猫挨拶をして、そのまますれ違うようになった。中の悪い兄弟が、母親がいなくなったことで、距離が縮まるっていうことがあるけれども、そういう感じだった。

オシオがいなくなってから、ゴマは少し老けたような気がする。ちょっと白い毛が多くなった。マメが9歳なので、ゴマは11歳。そろそろ老人猫だし、まあ、猫なので、何があってもおかしくない。猫っていうのは、突然いなくなるって、知ったし。それでも、できるだけ長くいてほしい。他に、マメが元気なうちに、新しい猫が来て、そういうことがあれば、さみしいとか辛いとかそういうのも少しはましなのかもしれないなって思う。偶然のドロップの出会いとか、あれば、とも思ったりしたんだけれども、ゴマやイリタを拾った街とは違って、今住んでいる場所は猫のドロップ率がとっても低い。

オシオの時は、急だったので、辛いっていう感情に蓋をすることができた。それから、ずいぶんと我慢することで、乗り切ることができたけれども、これから、マメちゃんはだんだんと弱って行って、体重もどんどん減って行って、ご飯も食べれなくなって、ほとんど動けなくなって、ジャンプもできなくなって、おしっこも失敗するようになって、そういう風にだんだん弱って行って、いつかあえなくなる日が来るっていうことを想像してしまう。考えなければいいのにどうしても考えてしまうし、それに耐えられない。辛い。いま、子どもがまだ小さくて、台所とか、危ないところに行かないようにベビーゲートをつけているのだけれども、マメちゃんが動けなくなる前に、ベビーゲートが外せるようになって欲しいと思う。

オシオの時は、突然だったので、自分の中のオシオの記憶は、元気だった、姑みたいな猫のオシオのままなのだけれども、マメの記憶はこれから、弱っていくだろうマメの記憶に上書きされていていってしまいそうで怖い。辛い。

昨日の夜、寝ていると、いつの間にかベットの枕元にマメがいて、ゴロゴロいっていた。記憶にある一番大きかったマメのゴロゴロより心なしか小さい気がする。寝ないで起きていた嫁は、「警戒して不信がっているから音が小さい」と言っていた。そうだといいなと思う。おとといから、すごい辛そうにしている自分たちをみて、マメの方がすごい心配している。いつも通りに、ずっと生活したいと思う。

仕事もしないとならないのだけれども、脳をフラットにすると、急に考えなくてもいい考えがわいてきて、ワーってなってしまう。オシオの時は過ぎ去ってしまったことなので、追いやることができたのだけれども、これからのことはどうしても考えてしまう。その後の、子どもたちや猫たちのケアとか、考えないといけないこともたくさんある。今からゆっくりと準備しないといけないのに、何をしてのか、何をすべきなのかよくわからない。

猫と暮らしている時間が、自分の人生の中で12年ほどもあるという事に驚いている。長い。


仕事を邪魔するマメちゃん




パソコン作業をしていると、モニターの前に座ってきて、仕事をよく邪魔する。見えないっていってどかしても、必ずモニターの前に座ってコウバコを組んだり、そのままでっかいしっぽをふらふらさせて、モニターを見えなくさせたり。抱っこして床においても、また反対側から回り込んでモニターの前に座る。


マメちゃんの下唇_マズルが長くてかっこいい


他、仕事部屋で仕事をしていると、猫が寄ってくる。オシオがいるときは4匹やってきていて、パソコンのモニターの後ろ側にマメ、足元か、出窓のところにイリタ、膝の上にオシオ、足元か、机の上の棚の床にゴマっていう定位置で、猫に囲まれながら仕事をしていた。今も時々している。あったかい時は、イリタが机の上にいて、自分が作業するのを眺めながら丸くなってウトウトしている。いま、これを書いているときにもイリタがそばにいる。寒いから足元にファンヒーターを置いて作業しているのだけれども、その前に陣取っている。

ゴマは、ゴマ自身の定位置になっている机の上のロフトベット棚の座布団の上にいる。オシオがいるときからずっとそこを定位置にしていて(多分うちの家で一番いい場所)オシオがいなくなってからここで一人で寝ていることがとても多くなった。起きてるときは寂しいのかよく膝に乗ってくる。うちで膝に乗る猫は、オシオとゴマで、イリタは時々。マメちゃんは膝に乗れない猫だった。人間の上に乗るってことをあんまりしない猫だった。たぶん、足元が不安定なのが苦手なんだと思う。

マメはよく目線を合わせてくる猫で、だからよく机の上に載って、目線の高さを合わせてくる。じっと手を前に揃えて、こっちに目線を向けてくる猫です。ここらへん犬っぽいなってよく思う、犬を飼ったことはないけれども。

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