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もうすぐ就活を始める大学生の子とゆっくり話しをする機会がありました。
その子が申すには学校では知識を一方的に教えこまれるスタイルの教育を受け、何よりも協調性を求められ、出る杭は打たれるから常に周りを観察しつつ、レールから外れないよう無難に動くように仕向けられ、聞き分けの良いおとなしい羊として生きてきたのに、就活になると突然、
手のひらを返したように主体的に動けますか?
「あなたらしさとは何ですか?軸はもってますか?
オリジナルのアィディアを聞かせてください」
と求められる。
いきなりの価値観の逆転。
そんなん無茶やと。

そりゃそーや、ごもっともと思いました。
私が若かった昭和は終身雇用がまだいきてたし、
優秀な大学からの優良企業での就職が安全な大道やったけど、
今はもう違うでしょう。

あれよあれよと日本は貧しい国となり、激動のこの世界、
予測不可能、見通しの立たない世の中で生き抜くチカラを求められてるけど、従順に生きてくるように誘導されてきた羊にある日、
荒野の1匹オオカミになれってのも酷な話。

こんなこと言うたらあかんのかもしれませんけど、
オトナが言うもっともらしいことなんか
話半分にフンフンって聞き流したらいいのかも。
その人らがあなたの人生の責任を取ってくれるわけやない。
特に親は子に保守的に意見します。
もちろんお子を思う気持ちもあるけど、
親自身が安心したいからやも大分、混入してる。
恥ずかしながら私もそうなりがち。

学校だけの責任ではなく、親も含める全てのオトナが気づき、考え方変えていかな。時代は大きく変化してて、うちらの若い頃とは違うんやから。

意外かもしれませんがカナダも学歴社会やし、日本より断然コネの威力が強い。さらに新卒制度もないから、卒業した後のひとつめの仕事探しは苦難です。よって30歳くらいまで迷い道クネクネ、落ち着かない人が多数おりますが、だいたい30歳くらいになると自立して定職についてる人が多いような。

村上春樹さんが提唱されてるように日本も30歳くらいまではふらふらしててもいいよって世の中になったらいいのにな。

一回しかない人生です。
好きなことがあったら、やりたいことがあったらどんどんやってみて、
失敗して傷ついて、そんで又、立ち上がって歩き出したらいいと思います。

好きなこと、やりたいことが見つからない子は総当たり戦でやったことないことを気楽にどんどんやってみて、何が好きで何が好きでないかを自分で確認していったらどうでしょう。20そこらで「人生で何がしたいか」に辿り着く人の方が圧倒的に少ないはず。

どんな経験も宝やし財産になり、体験学習です。
失敗なしに成功した人は絶対おらへんはず。
取り返しのつかないことさえしなかったら、大概のことは修復可能。
レールから一度も脱線しない人生を選ぶのもひとつの選択、道なき道を開拓して擦り傷たくさん作りながら前進するのもひとつのチョイス。
正解なんてないし、選んだ道が正解になるように生きたらいいと思います。
日本が特に若者の失敗に寛容な社会になるといいなぁと切に願っています。

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