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2023.10.05 01:20~ 超緊急ライブ【志賀泰伸さん・元忍者】私は、当事者の会から脱退します/新たな組織立ち上げに動く理由

志賀泰伸さんインタビュー


■当事者の会を脱退

・自分の考える正義や志と当事者の会の方針がズレが生じてきたので、当事者の会からは脱退することを決意
(自分の立ち上げる)新たな活動は私と同じような志をもっている方に参加してもらいたい、自分のできることをしていきたい。その理念は「日本社会の性被害をなくす」
・日本社会の全体で性被害について、声を挙げられない環境や制度があるという課題をなくしたい
・タイミングとしては、10/3にジャニーズ事務所と当事者の会が面談したが、その後に当事者の会を脱退決意


■10/3ジャニーズ事務所と当事者の会 面談

・東山氏とジュリー氏、弁護士と面談。まずは東山氏から謝罪があり、ジュリー氏からも。
・ジュリー氏は精神的に非常に辛そうだった。ジュリー氏発言時「ジュリーさんの気持ちよく分かります」と返答した。そのとき涙が止まらなかった。エンターテインメントと性被害は別物であり、あまりにもそのギャップがあり、複雑な感情が溢れた
・当事者の会の代表副代表から「SMILE-UP.に入りたい」「手を組んでやっていきましょう」といった発言があったことについて、先輩後輩で仲良くエンターテインメントを目指したという関係や話なら良いが、性被害の問題であって日本社会がどう向き合うかというもっと大きな話である
・東山社長と仲良くなって飲みに行きましょうというのは全然違うと思う
・普通、面談はジャニーズ事務所側がこういった形で補償しますと聞き、当事者の会側がここはこうしてほしい等の意見を交換・交渉する場なのではないか。それにもかかわらず、(代表副代表は)ジャニーズ事務所に歩み寄る姿勢が強かった。
・補償受付窓口について、「フォームから申請ください」と木目田弁護士が言っていたが、それについては東山社長が「それは待って、別の方法ない?」と言ってくれた。


■尾形記者と望月記者の取材によると…

「SMILE-UP.に入りたい」発言や電話番号やLINEを交換しようと代表副代表がしたことに対して、代表副代表とは話をしていないが、他の当事者の会メンバーはかなりご立腹だった。
・ただし、ジュリー氏は電話もしないし、LINEもしないから断った。東山氏はLINEはやらないけど、携帯電話は交換しようと、代表副代表と交換。そこで「飲みに行きましょうよ」と代表副代表が東山氏へ対して誘う。東山氏が「年内は無理だから来年だったらね」と返答。会のメンバーからするとなんだったんだ…と引いてしまった。
平本さんが東山氏、ジュリー氏、木目田氏に対して手紙を持参(その手紙の存在や内容について、当事者の会に情報共有されていない)
・もう志賀さんに代表をやってくださいと言う当事者の会メンバーが多い
スポンサー企業が契約解除していく動きを留めるような声明を、代表副代表と弁護士のみで声明を作成して公表した。その内容について当事者の会内で共有がされておらず、代表副代表がメンバーへ謝罪することもあった。


■10/3ジャニーズ事務所と当事者の会 面談中と面談後

・代表副代表が携帯電話を聞いているので「僕も聞いていいですか?」と東山氏に聞いたら、東山氏は「ああ、もちろん!」、それは飲み会のためでの連絡先ではなく、補償の提案やこれからの芸能界や社会について話したいから。それぞれのアイデアを出し合いながら、緊張感を持って関わっていきたい
・当事者の会の中でも方針が浸透していなかった、悪かったという説明が代表副代表からあった。そこで皆がもう一度信じてみようかとなった。ただし、その時点ですでに疑心は生まれていたと言える。それにもかかわらず、10/3の面談の際の代表副代表の言動があり、「もうついていけません」とメンバーから声が上がってしまう状態に。「みっともない」「恥ずかしい」という意見も。
・「SMILE-UP.に入りたい」発言の際、ジャニーズ事務所側も驚いた表情になっていて、東山氏は苦笑い、木目田弁護士も苦笑していた
・交渉のレベルが低レベルである…
・それぞれ個々に思っていることは違うが、当事者の会として発信をしてしまうと、発言がブレることによって当事者の会に属していることで誹謗中傷を受けてしまう側面もある。それに晒されて、さらに傷付くこともある。
・代表副代表は大変だと思う、皆をまとめないといけないし、意思統一しなければならない。
・石丸副代表が副代表を降りますと宣言したので、「大変だったんだな、病とも闘っているし…」と思った。中村一也さんが副代表のサポートをしつつ、10/3の面談後に副代表を降りる予定だった。しかし、面談後に皆で話し合ったときに石丸氏「やっぱ、副代表続けます」と簡単に言われた。僕は「流石ないんじゃない?」と浅はかな意見に感じた。
・余計な当事者の会のいざこざで心傷付きたくない。ひとつの目標に向かっていっているということが会として集まることの神髄だと思っている。


■今後について

・やるべきことは決めているので、会じゃなくても組織でもいいから、新たに作っていった方がいいと個人的には思っている。方向としては、ジャニー氏による性加害の被害者に対する救済のもっと細かい具体案を考えている。ネット上で申請させるやり方だけではなく、今のところ10パターン考えている。
・国内の基準で判断すると、闘って傷を負っても刑が軽く、補償金が低かったりする。人権意識をもっともっと上げていかなければならない。世界基準で動いている。第二第三のジャニーが出てくる可能性はあるし、芸能界やそれ以外の分野でも自分の権威を利用している人達はいっぱいいる。性的搾取や被害に遭っている人はいる。
そのためには日本の法律も含めて、世界基準に上げなければ、性被害者の気持ちはおさまらない。
もっと志高く持って、未来の子ども達のために安全な環境をつくること、それは今いる大人達の責任である。自分達のことだけを考えるのではなく、もっと大きい問題である
・国が動くように働きかけしていきたいので、外圧ではなく自ら動こうという気持ちがある
・誹謗中傷は何か月も前からジャニーズ事務所側に言い続けていたので、9/7の記者会見でやっと言ってくれたが「遅いな」と。勇気を持って告発している人に対して傷付ける、そういった言葉で溢れていることが違和感を感じる。もっと建設的で前向きな、心がハッピーになるコメントが読みたいなと思う。



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