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【日本一近いヨーロッパ】週末弾丸ウラジオストク紀行【ロシア】(4) Day2 (終)

翌朝は少し早起きして街を散歩した後、北にあるパクロフスキー教会へ。目的は日曜朝のミサ。まあほんとは異教徒や旅行客は入るべからずなはずなんだけど、この教会、明らかに観光客がガバガバ入ってゐる。地元の人々もミサ中に入ったり出たりしているし、なんかかなり自由みたいだ。7時55分から隅っこで待機して、ひたすら十字架を切り続けていました。

ロシア正教は十字架の下の方に10時方向から5時方向に向けてもう1本線が加えられています。キリスト教の建築とか宗教画はすごい奥が深いのでちまちまとしか勉強が追い付かないが、自分のような素人からすると、その時々で学び取れるものは多いと思っています。絵画に直接接吻するところとか、そのあと消毒してるとことか(これは見なかったことにしなければいけないのかもしれない)、子供が大切にされてるとことか。ハイライトはやっぱりコラールですかね。和声の原点は教会音楽だし、実は聖歌隊はこれが初めてなので、とにかく圧倒された。これを聞けただけでもウラジオに来たかいがあるってもんです。

ちなみにコラールは9時20分くらいから。暮らしに音楽のある風景、って良いもんだな、とつくづく思います。コミュニティ形成とか、それこそ個々の人格形成にも大きく影響していると思いますね。さすがヨーロッパって感じだ。

ウラジオストク駅のすぐ真横にバスターミナルがあって、空港行きの107番はここから出ています。まあバスとはいってもいわゆる「ミニバス」ってやつで、メルセデスのスプリンターみたいなバンが往来しています。

空港まで230ルーブルくらいだったはずで、これもgooglemapの時刻表通りに概ね運行していました。途中いくつか停留所を経て1時間くらいで空港まで載せて行ってくれるので、1日4本しかない鉄道よりは圧倒的に利便性には長けているよね。

ウラジオストク空港にはかつて地下食堂があったのだが、どうもなくなってしまったらしいんですね。うっすらとそのころの名残で壁に誘導が残っていて、空港職員に尋ねたところずいぶん前にcloseになったという。

だいぶ安くてうまいというので評判だったけれども、まあいくつか食堂はあるし、結局2F出発階のフードコートで最後のボルシチ。ついでにピロシキも頼んだ。

帰りはS7航空に乗りたかったということもあり、6281便、ウラジオ13:20発成田14:40着の直行便で帰国。これがまた安くて片道1.2万で乗らせて頂きました。あざす。

そんなこんなで弾丸ウラジオ遠征終了。2日間で十分すぎる内容だったけど、ゆっくりするならもう少し時間があってもいいかもなあ、と記事を書きながら思っています。

おしまい。

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