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【日本一近いヨーロッパ】週末弾丸ウラジオストク紀行【ロシア】(2) Day1午前

「なんかウラジオ行く機運があるし、とりあえずe-visa取っとくか」
くらいのノリで7月上旬にビザを取得。航空券安かったら飛び出そうと思っており、偶然にもその機会はすぐに来ました。宿も航空券も取ってなかったけど、まあなんとかなるだろ、とりあえず出国しよ。ってことで適当に出国。

さて、まずはウラジオストク行きの便を捕まえるため、成田空港へ。

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...

とはいかず、今回は韓国・務安国際空港からスタート。

は?

※務安チャレンジに関しては【謎都市】務安チャレンジ【情報なし】をご覧ください。

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ざっと説明すると、ウラジオストクにアクセスするには日本からの直行便のほかに、第三国を経由する方法がありますね(当たり前)。つまり日本発の片道航空運賃が高かったので、今回は安かった韓国を経由することにしたというわけです。しかも務安というド田舎。
ちなみに務安→ウラジオストクは日本円換算で8500円くらいでした。成田→務安は5620円。

韓国のLCC大手、チェジュ航空の深夜便で一路ウラジオストクへ。早々に店仕舞いする務安国際空港の売店でカップ麺を啜り、機内へ。到着は2時半。真夜中です。

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キリル文字並んでてイカつい…ロシア来たんだ!というワクワク感が増してきます。
しかしイミグレ通過してもなんだかんだまだ3時過ぎ。とりあえずベンチで寝る。結構混んでて、意外と空きベンチがなかった。そんなにデカい空港ではないので、一応端から端までふらふらしてみて空いているベンチを見つけて就寝。

気づいたら朝7時半でした。天気は曇り。ウラジオの南を台風が通過中でした。
ルーブルを持ち合わせていなかったし、空港で換金するのはレートが悪くて癪なので、クレジットカード決済で乗車券が購入できる国鉄で市内まで向かいます。

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ウラジオストク国際空港から市内までのアクセスは
①バス(107系統)
②電車
③タクシー
とまあその辺ですが、電車は一日4本しか走ってないので、①or③に限られると思います。今回は往路鉄道、復路バスを選択。

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途中広大な平野とか、日本海を臨む風光明媚な景色を横目にゴトゴト列車に揺られること1時間、市内に到着。

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うわガチでヨーロッパやん!!!とめちゃくちゃテンション上がります。だってここアジアの一部ですからね。

ウラジオはロシアが不凍港を求めて南下政策を取ったときに拠点として位置付けていた重要な都市です。なにせあのクソ寒い土地ばかりのロシアですから、冬でも凍らない港を求めるのは自然の摂理というものです。今でもその面影は十二分に残っていて、港町として栄えている様子がうかがえます。とりあえず港行く!!!

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事前情報で土日はここでマルシェをやっているということだったので行ってみると大盛況。
本来ならだだっ広い空間にアルセーニエフの像が突っ立ってるだけのはずですが、今日は本当に多くの人でにぎわっていました。
鮮魚とか果物、雑貨、なんでも揃っています。ロシアと言えばベリージュースがあちこちで出されますね。ベリーも量り売りで多くのお店が出していました。

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安かったのでつまみ食いしようとして、会計の段で、あ、現金ねえわ...となり銀行へ直行。
ちなみにウラジオは日本の中古車がわんさか走っています。90年代~2000年代初頭に日本で走っていたクルマがいわば動態保存されている状態。特にこのマルシェに乗り付けている2トントラックはエモみの極みで、ガッツ、キャンター、ダイナ、タイタン...いや、ありえんよさみ。。。ありえん。。。

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マルシェを後に、歩いて5分でサミット銀行に到着。日本でルーブルを交換するととにかくぼったくられるので、どうしても空港からバスに乗る必要があるとかなければ、外貨両替はここ一択。整理券を取って待つ形式です。呼ばれたらブースの中へ。日本円両替すること約5分。
ウラジオの街ってかなりコンパクトなんですよね。街のメインは噴水通りなんですが、このサミット銀行がこの通り沿いにあって、「あ、中心部に来たな」というのが雰囲気で分かります。朝も早いので、まだお店もそんなに空いてないだろうと思いとりあえず東を散策することにしました。

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ウラジオは英語がそこそこ通じます。たまたま入ったお店が酒店だったんですが、お酒を眺めていたら「なんか買う?」って声を掛けられて、有名なビールは教えてもらうか、と思って聞いたらめちゃ親切にかなり詳しく説明してくれました。「中国から?」「いや日本なんだ」「え~!珍しいね!」という感じで、だいぶ話していました。どうも中韓の旅行者は多いみたいだけど日本人は珍しいみたいです。まあそれはそう。てことでこのお店はオススメ。

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さらに東に行くとニコライ2世の凱旋門があります。ロマノフ王朝最後の皇帝の凱旋を記念して建てられたこの凱旋門の横を通り抜け、再び沿岸に出るとC-56潜水艦がお出迎え。キリル文字なので、「シーごじゅうろく」ではなく、「エスごじゅうろく」。圧巻です。内部も公開されています。

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確かこいつは第一次世界大戦で負けたドイツがベルサイユ条約で造船を禁じられていた際、ドイツに技術の劣るロシアが「うちの国内の造船所貸してあげるから技術教えてクレメンス」って感じでドイツの技術提供を受けて作られた潜水艦だったはずです。

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ここから向かいの金角湾のクルーズ船が出ています。今回はパス。
腹が減ってきたので噴水通りで昼食にすることにした。金色のデカい教会が建っているが、修復中で入れなかった。たぶん地元の人にとってのランドマークなんだろうと思うけれど、詳細は不明。

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昼飯は(ウフィ・ツィ・ブリン)。なんか外まで並んでたけど一人だったので前の団体客をすっ飛ばして入れてくれた。こういうのは一人旅の良いところだよね。お店はロシアっぽいカフェ店で雰囲気抜群だけど、アジア人ばっかで笑った。ここの店だけ明らかにアジア人比率高すぎる。

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で、早速ボルシチとパンと茶をオーダー。追加でベリージュースもオーダー。500円弱とかだった気がする。本当にうまい。これだけでウラジオに来た意味があるというもんだよね。確か日本語のメニューもあった気がするので、意外と日本人にも知られてるのかも。ロシアンティーはものすごい種類があるので、店員さんにrecommendationを聞いたら、香りを試させてくれて、最初「sweetなの」と頼んだらすごい甘ったるい香りのが出てきたもんで、3段階くらいmildなやつに落としてもらった。Staffが明るくてそういう楽しさもあったので、ここはオススメできる。

1日目午後は次稿で。

おしまい。

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