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魔性の女からの脱却に揺れる

昔からの同級生。
君は、全国クラスの顔立ちで、この田舎はおろか周りの男をとことん魅了していた。

そこそこ仲はいいのだが、君からしたら何十人といる男の中のストックの一つだろう。

仕方ない。
皆んなが好きなものは、みんな好きなんだ。
当たり前だ。

そもそも彼女でもなんでも無いし、独占することもない。

でもなんか嫌なんだよな。
正直、君のことは好きだが、このまま関係を続けていたら、次好きになった人にも迷惑だろう。

頭の片隅にいつでも連絡取れる美人がいるなんて。

それに、君は猫のように気が向いたら話し、自分から連絡したくせに返信は遅い。気まぐれ女だ。

清純派を装っているが、承認欲求不足のアバズレ女である一面があることも知っている。

しかしそれさえもカバーしてしまう魅力を持っているのが君の強いところだ。

俺はどう闘う。

今、新しく一歩進みたい自分がいる。

そんな自分に彼女は必要か?

正直要らないだろうな。

いい友達かもしれないが、こっちが好意を持つ可能性を秘めている以上、もうまともに友達として見れない。

それに君は、彼女の持ちの男さえも魅了する。

なんかそこが腹立つ。

舐めやがって。

ここまで見れば分かるだろう。

俺は揺れ動いているのだ。
書きながら揺れている。
情緒不安定だ。

こんな気持ちにさせられるならどっちかに振り切るべきだな。

しかし、いつも話す内容は同じになってしまった。
彼女はかわいい、綺麗という武器しかない。

話しはよくよく振り返ってみればクソみたいなもんだ。

よし決めた。
君の返信が返ってきたら、徐々に徐々に遠ざけていくよ。

すまない。
君がいたらもうモヤモヤするだけなんだ。

それが進化だ。

嫌われる勇気。これを持つ時がきた。

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