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JAの農家にファーマーズマーケットへ出店してもらった理由-共存共栄-

オーガニックに意識がある人は気になっていたと思います。出店していただいた方々の中に、いわゆるオーガニック(無農薬。無化学肥料。)ではない野菜を販売されている方が2店舗あったことを。

この記事では、なぜ完全にオーガニックという出店基準にしていなかったのか、自分が考えていたことを書いていきます。

オーガニック限定のファーマーズマーケットではなかった

・出品条件
:草津小市ファーマーズマーケットでは、有機、オーガニック等を出店条件とはしません。
:また、加工食品については、食品添加物不使用のものに限るなどの限定はしません。
→ただし”誠実なものを誠実に届ける”というコンセプトの元、出店者様と相談させて頂きながら、最終的には主催者側で判断させていただきます。

と、出店者要項には記載しており、草津小市が『オーガニックファーマーズマーケット』だということは1度も言ったことはありませんでした。

ただ、ファーマーズマーケットを担当していた
僕たち『学生農業団体 ORGANiC』。
↑これが誤解を招いていたんだと思います。
混乱を招いてしまいすみませんでした。

出店者の方々の中には、いわゆるオーガニックではない方が出店されていたことに疑問や不満を感じられた方がいたかもしれません。

それは僕が説明責任を果たせていなかったことです。不快な思いにさせてしまい申し訳ございませんでした。遅くなりましたが、この場を借りて、説明をさせていただきます。

なぜJAの方にも出店してもらっていた?

その理由は、有機(オーガニック)農家&慣行農家が共存共栄することで
より良い農業、より良い社会をカタチ作ると考えるから。

2年前から興味を持つようになった、農業やオーガニックの世界。それから本を呼んだり、自分で畑を借りて野菜を育てたり、講演会に参加したり、野菜提案企業でアルバイトをしたり、いろいろ勉強してきました。

その中で感じたことは、、
・オーガニックに意識のある人が、JA,慣行農業を敵対視している。
・JA,慣行農業の人たちが、オーガニックに無関心すぎる。

(という僕自身、はじめはJA=悪だ。ぐらいの気持ちを持っていたのは事実。)

でも、大事なことは有機栽培。慣行栽培。自然栽培。といった栽培方法ではなく、誰を想っているのかということ、何を想っているのかということだと僕は思います。

オーガニック農家の方の考えは、、
化学合成農薬や化学合成肥料などを使用しない、自分が良いと思う野菜をみんなに食べて欲しい。

慣行農家の方の考えは、、
甘いもの、綺麗なもの、消費者が買いたいと思ってくれるような売れる野菜を育てよう。

アプローチする角度は違うけれども、それぞれが想っているのは自分が育てた野菜を食べてくれる人のこと。

行き着く先は同じ。

だけれども、"なにか"が邪魔をしています。どうすれば分かり合えることができるのでしょうか。。


、、、"なにか"を取っ払うには、ぐちゃぐちゃにかき混ぜて、化学変化を起こすしかないのかなー。なんて、不確的なものに期待をしていたり。

いつも僕のnoteを読んでくださりありがとうございます🐞 もし可能なら、読んで頂いたお礼に僕が育てたお野菜を届けさせていただきたいんですけどねえ。きっといつか🍆