My Profile#2 女の子らしくしていた幼稚園期

今の私を知る人はちょっと驚くかもしれないが、#1のとおり幼稚園へ入るまでは本当に男の子になりたかったと思っていたほど、男の子遊びばかりしていた。

しかし「幼稚園」という場に身を置くことで、初めて「社会性」を強いられる時であり、男女に分けられることなどからも、女の子に見られるように外の目を気にし始めるってこういうことだなと思う。

まさに、そうしていたし、周りに合わせて出過ぎないように子供心ながら気を使っていたと思う。

でも、何かの演劇でお姫様役ができたときは、とても嬉しかった。女の子として認められたという感覚だったのかもしれない。本当にこの時期が私の女の子人生の始まりだった。


もう1つの幼稚園時代の衝撃体験は、初めての「視力検査」。

ほとんどの子が1.5や2.0を連発している頃、私は順番で並んでいてもまず「先生が指している棒の先が見えない」。。みんな待ちながらも、あれこれと指を指しているが、私にとっては「??」みんなにとっての視線の先が分からなかった。

そして自分の番が来て、先生は当然そうに下の方を指していた(と思う)。しかし私には棒の先が見えていない。「どこを指していますか?」と思い切って尋ねたが、先生も「??」という表情。

「見えません。」

そして「これは?」「これは??」とおそらく1つずつ棒の先は上がっていったが、やっと「0.5」のところでかろうじて輪っかの切れ目が分かった。

初めての視力検査で「右 0.5」「左0.6」だった。

この時の衝撃は忘れられない。終わった後、1人さみしくブランコに乗っていたことを鮮明に覚えている。

「みんなが見えているものが、私は見えていない・・」

とても悲しかった。

私が見えている世界と、みんなが見ている世界は違うのか。。

ここからやはりちょっと自分が外からどう見られているかを一段と意識するようになっていたと思う。自分より良く見える人たちから、私はどう見られているのか。。

まさに他人を意識する成長段階の王道を行っていたと思う。

ここから視力矯正(メガネをかけたり)の道へ行くかと思いきや、ここから視力が悪くなりつつも、頑なにメガネをかけない人生を歩み始める。

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