ライナーノーツ「denki-bran」その1
まあ、先日DTMミニアルバム「denki-bran」が配信開始になりまして。
ええ、なりまして。
ほんでもって、歌詞も「プチリリ」にて公開されまして。
ええ、されまして。
ちょっとずつ、ここで自分の記録的なニュアンスも込めてライナーノーツを書いておこうかと。
■ミニアルバム「denki-bran」セルフライナーノーツその1
【制作の背景】
まず、去年の海の日に開催されたアマチュアの音楽ライブに、
「不知火涼太」名義で初めて出演したわけです。
一年早いな〜。
まあ、あらゆる曲をテクノのアレンジにして、ギターボーカルすると言う
なんてことないスタイルの音楽です。
ただただ純粋に好きな曲を、好きな曲調・音色にアレンジしました。
その時に出会ったシンガーソングライターの藤田岳さん。
今回の「denki-bran」のミックス・マスタリング担当。
タイトル通り「POP」な感性、歌心満載な方で。
ちなみに、このアルバムのボーナストラックに自分も参加してます。
戻って。
その海の日ライブ後に連れて行ってもらったライブハウス兼BARに
しばらく入り浸ったり、1度ライブに出たり。
別のライブハウスでもライブに出たり。
その中で、試行錯誤しながらオリジナルを作ったりしてたわけです。
でもほとんど人前に出すことはなかった。
単純に照れで。
人前に出す前の作りかけの段階でも、
「これを自分が歌うのは・・・」と思って手を付けるのをやめたり。
今回の4曲は、2020年の1月から4月までに、
空いてる時間にGarageBandで作ってた、作りかけたものをピックアップして
形にした(形になってんのかなあ)もの。
世の中は段々と自粛ムード・モードに突入して、予定していたライブもなくなって。
なーんとなく、そのなす術なさを抱きつつ、ひたすらお籠りするわけです。
そんな中、先述の「POPS」のボーナストラックの話をいただいて作業中に、
ありがたいことに逆に私の曲をミックス・マスタリングしてみたい、
なんて話になりまして。
急いで1曲試しにトラックデータをお送りしたら、非常〜にいい仕上がりのデータを頂けまして。(ちなみに後のdenki-bran part1)
「あ、これはまとめて出したいな」と、思いまして。
そのまま、残り3曲ピックアップして依頼した次第。
そこから、急いで歌詞を作って、初音ミクに歌わせて。
自分で歌わないのは、シンプルに上手くないからです。
ライブでは「ぐわーっ」と行けるんだけど、試しに自分の声で歌って録ってみたらどうやっても納得できる代物じゃあない。
ましてや、件のBAR・ライブハウスで出会う人出会う人みんな歌が上手いんだ。
でも、高らかに歌い上げられたらなあ〜と言うロマンは、なくも無い。
【ジャケット】
これは、私の故郷である山形県山辺町の夜。
写真を、小学校からの幼馴染みに撮ってもらいまして。
彼は平日の仕事の傍ら、DJ、絵描き、写真、サッカーサポーターなどなど、多彩な顔を持っており。
彼に伝えた写真のイメージは、「月夜を千鳥足で歩く酔っぱらいの視界」。
まあ、タイトルが「denki-bran」だから。「電気ブラン」とは、お酒の名前。日本の往年の文豪たちが好んだお酒。
苦悩・葛藤を酒で誤魔化す文豪気取りが千鳥足で歩いてるようなニュアンス。
あくまで「気取り」なんです。
”自分はこんなもので終わらないって思いつつ、何もせず酒で誤魔化して、ハスに構えて。でも、人生においてなんらかの事情で、目論見が阻まれたりして、泣く泣くこの現状に甘んじざるを得ない。長い「赤信号」で足止めを食らっている。
そのぼやけた視界の中で、前方の信号が青く連なっている・・・。”
彼の写真を見た時、こんなイメージがブワーっと広がって、4曲の間に染み込んでピターっと埋まって行った。
今日はこんなところ。
各曲の解説は、次回から。
ちょこちょことコラボしたりしてます。
それじゃあ、また。
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