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7月12日

長らく日記をサボってました。
歯抜けにはなっているものの、4月〜6月も継続はしていたので折を見てあげます。


綺麗な二重の虹をみた。

世の中はおそらく過渡期で、いろんな摩擦が生まれてる。世直しのためにも議論は避けられない。
できるだけ多くの人が納得する、より良い世の中にしていくためだ。だから、世の中がいい方に変わっている過程のはずなんだ。

だけど、正論こそが正義とも限らない。
人の弱さに想いを馳せることを、自分も含めて、もう少しできたなら…。

日々、何処其処かしこで起こるゴングショー。
心底辛ければ目を背けてもいい。
それを思考停止やら、逃げだと言って笑われてもだ。

刃物のような言葉と、
そこに「この指とまれ」のごとく集まった人の数を見て、ズタズタに心が引き裂かれるように思うだろう。
目を背けたら、なんとなく負けた気にもなるだろう。

そんなことであなたの居場所は無くなったりはしない。
徹底的に逃げよう。
そして、少しだけ高いお店でご飯を食べる。
いまこの一瞬、一口一口、よく噛んで食べるんだ。

その味を真っ先に伝えたい人を思い出せ。
こんがらがった想いは巻いたパスタに委ねて
大きな口を開けて放り込もう。
多少の行儀が悪くてもいい。

口中に広がるトマトとオリーブオイルと
粉チーズとベーコンの塩が融合した甘み
年季の入った店内の陽に焼けた香りと
慌ただしい厨房で玉子とフォークが落ちる音
瞼の裏側では仔猫の話で綻ぶ顔の
あなた

ふれられたら

いま自分にとって何よりも大事なのは、
正論や逆張りでも、
それを冷静に受け止める力でもなく。

「この人には正直でいよう」
あるいは
「幸せな嘘や冗談を届けたい」
あるいは
「この定食を、次は一緒に食べたい」
と思える
「あなた」がいるからわたしがいると
胸を張れること。

この取るに足らない言葉を
「ポエム」と笑われても、
堂々と胸を張れることこそが
今の自分には何よりも大事なのだ。

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