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鏡の中のpotpourri

酒に酔っていい気分なので
姿見の前で
初恋の記憶を語ってみた

転校生だったその子への
胃が痛むような想いを
丸3年抱えて
とうとう言えず。

足の速い人だったな、確か。

とうとう追いつけなかったのだ、と。

結論を出さない。
あるいは核心にふれない。
それが自分の人生だった。

傷つき、
傷つけあいながらも、
何事にも向き合うべきなんだと。

鏡の中の
弛み出した自分の頬を
撫でる。

potpourri(ポプリ)は
花の蕾が咲ききる前に摘み取って
日陰に置き去る。
それがなんとも言えない香りを放つのだと、
何処ぞの
ステルスメジャーが言ったが

何もかも花開くことないまま
30歳目前になった。
日陰でどんな香りを放っている。
やい、potpourri.

目にしみるぜ、その香り。
少年は
春の香りの、
その名前を呼びたかったのかも。

#日記 #エッセイ #ポプリ #初恋 #pmodel

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不知火 涼太

note初心者。寸劇脚本書いたり、詩を書いたり、DTMで曲を作ってみたり。作ったはイイものの「どうやって発表する?」という疑問に縛られたまま時を過ごし、noteに辿り着く。過去に書いた・作ったけど未発表のもの、新作、普段の日記をUPしていきます。
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