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個展を行う際に準備できること(プラン・広報・設営)

・2021/3/15/ まとめに追記分を記載しました。

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この記事は10代、20代の若手作家たちへ美術作品を制作しながら、作家として活躍(露出)し、食っていけるように活動して欲しいという願いから執筆しています。是非踏み台にしてください!


今回は個展を開催する際に個人で行えることを準備〜開催〜終了までの流れに沿って説明していきます。

〈大まかな流れ〉
下記の通りに進めます。

はじめに

まず個展とは作家個人のみで開催する作品(絵画、立体、イラスト、陶芸など)の展覧会です。

個展を開催する目的は制作してきた作品の公開・販売が主な理由となります。販売が目的でない方は自身の研鑽公開や研究発表の形になります。(インスタレーションや現代美術の場合に多い)

イメージとしては

・初めて個展を開催される方→作家宣言(自分の指針を見せること)
・2回目以降の方→中間発表(成果発表)

で認識しておくと良いのではと個人的には思っています。

ちなみに完結する時は作家が人生を終えた時か作家活動を辞める時です。


個展を開催する際はギャラリーを使用することが多く、またカフェでも開催可能です。

【会場に関して】
・レンタルギャラリー(貸画廊)
レンタル費用:約10万〜20万(1週間)
作品販売手数料:30%程
*基本的にレンタル費用を出せば誰でも展示可能。

・コマーシャルギャラリー(企画画廊)
レンタル費用無し
作品販売手数料:50%程
*誰でも個展開催できるわけではなく、ギャラリストが許可した作家のみ個展を開催する。または取扱作家。

・カフェなど
レンタル費用:有無どちらの場合もある
作品販売手数料:カフェによる
*HPや電話にて要確認

*費用が安く済むのはカフェであることが多いですが、来場者には鑑賞する際に飲食が条件になることが多いです。(鑑賞者に負担あり)また調理を行うということであまり高額な作品は販売しにくいということもあります。(油分や煤が作品に付着する可能性があるため)


個展への集客(広報、宣伝活動)は作品制作と同じくらい重要という認識で進めます。人が来ないと開催の意味が無いからです。

ギャラリーももちろん広報に協力してくださいますが、あてにしすぎないようにします。ギャラリーには固定客がおられたり、通ってくださる方も一部おられますが、自身の作品に興味持ってくださる方は自分の力で呼び込める方が良いです。

基本的には自身のSNS(ツイッターやfacebook)やyoutube、ホームページ、ブログなどで積極的に宣伝していきます。展覧会の宣伝のためにSNSなどを立ち上げるのはなく日頃からフォロワーや登録者が増えるように投稿するようにします。すでに熱量の高いフォロワーが多い方は強いです。

会期が近くなるとDM(個人宛の案内)やプレスリリース(新聞社、雑誌社やメディア用の案内)、ポータルサイト(WEB上の宣伝スペース)を活用することでより広く宣伝することが可能です。資料などの製作費はかかりますが無料です。

設営は作家自身で行うことが多いですが、ギャラリーのスタッフが協力してくれる場合もあります。しかし1人でも展示設営できるようにしておくと良いです。展示のスキルや経験も作家の力量として見ておられるギャラリストもおられるからです。展示に関しての便利なものや方法もお伝えできればと思います。

それでは上記の〈大まかな流れ〉に沿って説明していきます。

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京都府在住。画家(アクリルor膠彩画)。現代社会に生きながら、人々の痕跡を見て暮らしています。人が沢山いる所に居ても、なぜか寂しくなるだけ。だから『何か』をして楽しみたい!というのが行動動機です。