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[過去ログ]開業年の青色申告は?2021.01.22


「開業年の青色申告は?」

コロナ禍で生活が大きく変わった令和2年。
仮に、ちょうど令和3年1月1日から開業すれば申告しやすかったのかも知れませんが、
私のように同じ年のうちに会社から給料をもらい、退職、住所転入、開業等を経た場合、どのように申告するのでしょうか?
私の場合は前半の給料からは税が京都の自治体へ源泉徴収されています。
対して退職後は私しか自分の税を管理していません。
今日はそんな経験談の記録です。

手元で調べる限り
「12ヶ月の間の給与所得と事業所得(とともに経費)の金額を合わせて申告する」のではないか?という印象。
じゃあ、その想定でネットから申告書を提出すれば良いのかな。…やや不安です。
とは言え、正しく申告する義務があるのは私です。「誰か教えてください!てかやってください~」という訳にはいきません…
なるべく要点を整理して税務署の相談窓口に行くことにしました。

十日町税務署のスタッフさんは、ド素人の私にとても親切に応対して下さいました。
結論は「給与所得と事業所得の金額を合わせて申告する」で間違いありませんでした。会社に在籍し副業を持つ方の場合と一緒ですね。

また「もしそうなら、令和2年内に大きな設備出費を行うべきだったか?コロナ禍でインバウンドはすぐに戻らないだろうし」という節税的な観点に対しては、

・10万円以上の設備なら減価償却の対象にしてよい
・仮に本年以降の赤字が大きくなった場合、繰戻還付請求という手続きを選択できる

とのことでした。
相談してよかった。なんてお優しいスタッフさん。

一番ビックリしたことは、
全推ししているネットでの申告書提出(=e-Tax)にはマイナンバーカードの「リーダー端末」が自前で必要だ、という事実です。
えー!私のパソコンには付いていないです!
どことなく昨年の10万円給付金と事情が似ていますね。ネット環境とカードさえあればいいと勘違いしていました。端末普及で少し経済を回したいのかな。
「ネット環境だけでe-Taxを行う場合は、税務署で申請すると我々がIDパスを発行する。丁度よいから今発行していきますか?」と再び親切なご提案。
助かります。スマホでマイナンバーを読み込めても、確定申告をスマホで入力しきれる自信がありません。

「質問ばかりしないように」と自戒して訪れた十日町税務署でしたが、
想定外の新情報の多さとスタッフさんの親切さに、痛み入るばかりの時間でした。

税理士さんにお願いすれば代行して下さりますが、今年の目標は「自分で出来るようになること」。
スタッフさんのお陰で出来る気がしてきました。
ありがとうございました。

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