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客のモラルが低いと国が滅びる

こんにちは!

株式会社Origin.の奥平です。

日本がこれから先も豊かであり続けるにはどうするべきかを

よく考えるのですが、国民一人一人のモラルの低さが国力の低下に

繋がると思うことがあります。

まず前提として日本の現代は歴史上最も豊かで幸せに生きることができる

という事実を抑えておいてください。

お腹が空いたらコンビニがあるし、冷暖房の効いた快適な部屋で過ごせるし
命の危険はないし、暇つぶしはスマホがあればなんでもできるし

平和かつ可能性は無限にある時代に我々は生きているのです。

我々がこんな幸せな時代を生きていけてるのは間違いなく先代の方たちのおかげです。80年ほど前までは若くして戦争に行ったり、毎日食べる物に困っていた人たちがいて、戦後は日本を立て直すために新しい技術を開発して日本を豊かにしていった先代の方たちがいます。

この時代に生まれた我々はこの幸せを噛みしめながら少しでも次の世代で
バトンを渡していけたらいいと思います。
せめて自分の孫の代くらいまでは平和で豊かな日本であってほしいと思うし微力ながらも力になれたらいいですよね。

しかし国民一人一人のモラルの低さが国力の低下を招くことがあるので
その例を3つ紹介します。
事例①は良くある話、②と③は実際にあった話です。

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事例① 2024年問題


皆さん2024年問題はご存じでしょうか?

トラックドライバーの残業時間が2024年4月から規制されることを
2024年問題と言います。

現在の物流は我々の生活をとても豊かにしています。

Amazonで商品を注文すれば翌日には届くし(早ければ当日)ほぼ間違いなく確実に届けてくれるので超便利ですよね。

その便利なサービスの裏側には運送業界に関わっている人たちの

「重労働」や「時間外労働」があるわけです。

それを改善すべく国が残業時間に上限を設けて規制するわけですが

これにより今まで便利だった物流システムに障害が発生する可能性があります。

単純に働く人の時間が減るので今まで通りのシステムだと物が届くのが遅く

なるわけです。

そこで我々が考えなければならないのは

「少しでもドライバーさんの負担を減らすこと」です。

中には時間指定の荷物が少しズレただけで凄いクレームを言う人がいます。

こういう人たちが業界全体に負荷をかけているのです。

1人1人が一回の配達で受け取ることを少し意識するだけでも全体として

作業量がかなり減ります。受け取る側のモラル次第でこの問題が解決に

向かう可能性があるのです。

モラルが低い客ばかりだと業界全体の負担が減らずに結果荷物の遅延が発生するのです。

モラルが低い客が多い→運送業界の負担が増える→配達に時間がかかる
→注文した商品が手元に来るのに時間がかかる

客のモラルが低いことで便利なサービスが消えていく事例です。

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事例② 保育園の保護者問題


ある雪の日のこと、親が子供も迎えに来た時に窓越しに我が子を発見、

子供に気付いてもらるようになんと親が雪を丸めて窓に向かって投げた

のです。

保育士さんは親にやんわりと注意したんですが親が逆ギレ。

「窓が割れるような強さで投げたわけじゃないから問題ないだろ」と。

結果的には同じことをしないように納得してもらい終わりましたが

対応した保育士さんの負担はどうでしょうか?


保育業界は慢性的な人手不足で、こんな理不尽な対応を仕事で求められたら

そりゃ仕事も嫌になってしまいますよね。

このパターンは

親のモラルが低い→保育士さんに負担がかかる→退職増える→適正な保育ができない→子供を預けることができない→少子化

親のモラルが低いことで少子化問題まで発展する事例です。

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事例③ 旅館の客クレーム


ある旅館で客が従業員にクレームを言います。

「あいつらが俺を見て笑っていた」

そこで上司(若女将)が客に謝罪します。

そしたら

「こいつも俺のことを笑った」

と更に怒り

「どう責任を取るんだ?責任を取って身体で払え」

と言い更に上司が登場

「若女将を一週間の謹慎にします」

と対応しました。

上司から若女将に

「お客様には謹慎と伝えたけど実際は謹慎しなくていいから」

と伝えますがこれに対して若女将は激怒

「笑ったと誤解された行動に対しては以後気を付けますが、普通のお客様じゃないクレーマーに対して何故そこまでへりくだらないといけないんですか?」

と言い、上司(会社)の対応に納得できず退職することになります。

旅館の仕事は重労働で礼儀作法なども厳しく低賃金ですがそれでも若女将になるまで頑張ってこれたのは接客業が好きだからで、そんな貴重な人材をモラルの低い客と無能な上司(会社)が手放したのです。

観光業も慢性的な人手不足で苦しんでいる業界ですが、日本が豊かであるために力を入れていかなければならない産業の一つです。

国が経済的に豊かであるためには外国からお金を払ってもらうことが必要で、日本にはおもてなしの心や豊かな自然があり観光を目玉として国をもっと発展させることができるのです。

実際に日本が豊かになったのは戦後新たな技術革新に成功し日本製の物が海外に売れまくったからで、IT産業でシェアを取れなかったので日本は成長していないと言われているのです。

そんな中観光業は日本が再び経済大国へ進んでいくための必要なピースなのです。

このパターンは

モラルの低い客→無能な上司(会社)→優秀な人材が観光業を離れる→観光業の衰退→国のキャッシュポイントが減る→国力の衰退

モラルが低い客が国の主力産業になりうる観光業を衰退させる事例です。

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まとめ


いかがでしたか?

国民のモラルが低いことで国の豊かさや平和が失われていく可能性があるのです。

このような最低限のモラルを保てない人はいなくなった方が良いですし
自分自身がそうならないように気を付けて生きていきたいですね。

今の平和で豊かな日本を継続するために少しでもできることを考えるきっかけになったら嬉しく思います。

今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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