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自助具とは?

「自助具」という言葉はご存知でしょうか。
 
私は、作業療法士の勉強をする大学に入って初めて、
この「自助具」というものの存在に出逢い、感動しました。
 
自助具とは、文字通り、”自らを助ける道具”のことです。
何らかのご病気などが原因で、やりたくても思うようにできないことも、”できる”に変えられる可能性のある、魔法の道具だと考えています。
 
もちろん、リハビリのお仕事をする上で、患者様や利用者様、お客様を”治したい”と強く思って関わっています。
しかし、どうしても医療の限界があり、どんなに頑張っても
以前と多かれ少なかれ状況が変わってしまうことがあります。
また、症状を良くする上で、手術などにより動きに制限が生じてしまうこともあります。
 
その中で大事になることは、
”どうすれば生活の中でやりたいこと、大事にしていることを実現できるか”
という視点だと思っています。
この「自助具」はその”どうすれば”の一つの答えになってくれます。
 
まだ作業療法士になって5年目ですが、その中でもたくさんの自助具を作成する経験をさせて頂きました。夜な夜な自宅で作成を始めると、本当に楽しくて、時間はあっという間に過ぎます。
それを患者様、利用者様、お客様へ提供した際に、「すごい!できた!」と笑顔を見せてくださる瞬間にとてもやりがいを感じます。
 
これからも、お困りの方のお役に少しでも立てるよう思考錯誤していき、少しでも多くの方の「やりたいことができる」に貢献できたらと思っています。
 
もし、このNOTEを通して、「こんなことに困っているのだけど、どんなものを使えばできるようになる(やりやすくなる)かな」と思われた方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
一緒により良いものができるよう考えたいです♪

また、今後ご紹介させて頂く、自作した自助具や、市販品を通して、当事者の方や、ご家族、同職種の方の困りが少しでも解消することを願っています。

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