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タロットカードと私

最近私は、ちょっとした成り行きから、ネットで無料で受けられるタロットカード講座を受講しています。

タロットカードは、知っている方もいるとは思いますが、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚、合わせて78枚から構成されるカードで、主に占いに使われます。
ようは、私は今、占いの講座を受けているわけです。
ただ、タロットカードを触ったり、占ったりするのは、実は初めてではありません。
そんなわけで今回は、私とタロットカードの関わりについて書いてみたいと思います。

私が初めてタロットカードというものを手にしたのは、たぶん小学生のころだと思います。
当時毎月購読していた少女マンガ雑誌『りぼん』の付録についていたものです。
そのカードは今でも持っていますが、マンガ家の内田善美さんがイラストを担当していて、とても素敵なものでした。
大アルカナ22枚のみのものですが、すでにそのころから不思議なもの、神秘的なものが大好きだった私の心をつかむには充分でした。
占い方法とかがついていたかどうかは、もはや記憶が曖昧なのですが、中学生から高校生ぐらいの間に、小アルカナがわりにトランプを加えて、自分や家族、友人を占っていた記憶がぼんやりとあります。

その後社会人になってから、私は書店で占い方法の本とカードが一緒になったものを購入しました。
こちらは大アルカナ・小アルカナ全部がセットになったもので、しばらくは友人たちを占ったりしていたものです。
ただ、両親が亡くなったあとは、カードを広げることもなくなり、ずいぶんと長い間、机の引き出しにしまったままの状態でした。

この付録のカードと二代目のカードの他に、もう一組、漫画家の一条ゆかりさんがイラストを描いたものも、私は持っています。
これ、いつごろ買ったものかはっきり覚えていないのですが、検索してみると、どうやら『タロット幻想』という、タロットカードをテーマにした音楽のカセットに付属していたもののようでした。
大アルカナだけのもので、中近東風のこれまた素敵なものです。
ただ、こちらはおそらく、占いには使っていなかったように思います。

ともあれ。
今年になって、タロットカードの講座を学ぶことになり、二代目のカードを久しぶりに取り出してみました。
付録のカードの方は小アルカナがトランプですし、さすがに講座を学ぶには不向きだろうと思いましたので、こちらを使おうと考えたのです。
ところが。
その講座で使うのは、ウエイト版(ウエイトさんという方が図柄などを考えたもの)のカードでないとダメなことが判明します。
私が持っている占い方法の本には、そのカードはウエイト版を元にしている、とは書かれているのですが、本来のウエイト版とは、色が全然違うんですね。
私は知らなかったのですが(というか、持っている本には書かれていなかった)、タロットカードって、色も重要なんだそうです。
そんなわけで、新しいカードを購入しました。

三代目のカードは、海外で造られた正規ウエイト版です。
黄色とか赤とか水色とか、色がすごくカラフルで、しかも小アルカナにも色がついています。
そうなんです。
二代目の小アルカナはモノクロだったので、私はてっきりタロットカードってそういうものだと思っていたのですが、本来は小アルカナもカラーだったんですね。
このカードには、お店からのプレゼントでベルベットっぽい布の袋と日本語のカード解説がついてまして、袋はとても役立っています。

ところで私は今まだ求職中なのですが――ネットの求人サイトで在宅ワークで検索すると、占い師の募集が案外あるってことに、ちょっと驚いています。
私が学んでいる講座では、けっこう赤裸々に先生たちが、「占い師の収入ってこんな感じ」とか「最初はこんなふうに仕事をしていた」ってことを話して下さるんですが、それでも、私の中では「『占い師』というのは特殊な仕事」という印象だったので、意外に感じられたのです。
まあ、さすがにこの講座だけで、そういう仕事ができるとは思えないですが……改めて、今って「自分にとってはこれは趣味」って思ってるようなことを、仕事にしたりできるんだなあ……って思ったことでした。

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