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03.24 (日) 広島の無印良品「まちの保健室」で人形劇!

僕も昔から大ファンで、よく購入させてもらっている無印良品。最近では、コンビニなどでもレギュラーコーナーに商品が並んでいますね。

その無印さんが、「まちの保健室」という、とっても素敵な空間を作りはじめています。

そこでのスポット企画ということで、赤鬼ゴンちゃんの人形劇と、山本鉄男さんのパペットカウンセリングシアターを開催することになりました。

3月24日の日曜日。広島アルパークにて。参加無料で、11時スタートです。

お子様はもちろんのこと、大人の皆様も楽しめる2時間を準備しております。出入りは自由ですので、お買い物をしながらでもお楽しみいただけます。

今回もほっこりと心が温まる物語ですので、どうぞポカポカになって帰ってください。僕の人形劇シーンは写真撮影、動画撮影も自由ですので、ご遠慮なく!

三脚をご準備する場合は、極力小さなものにしていただき、周りの人の邪魔にならない程度でお願いいたします。

あ、八幡様からコールです。


広島のウエさん

八幡様:「早速ですが、質問です。今回はどういう経緯があって、人形劇ができるようになったのですか? アニキは一体どんな手法で、そんなビッグネーム企業に入り込めたのでしょう」

僕:「ああ、それはですね。広島に住んでいる友人のウエさん(仮名)が、広島の無印良品さん(まちの保健室)に何度も足を運び、僕の人形劇の紹介をし、バベットカウンセリング協会の志を話してくださったんです。そのおかげで、無印の担当の方に『この活動は、まちの保健室の理念に合いますね』とご判断いただき、このような形になった、というわけです」

八幡様:「なるほど。アニキは相変わらず至極簡単にまとめてくれますが、その広島のご友人は、なかなか簡単ではないことを実現させてくださっていますよ」

僕:「はい。それはよくわかっています。その御恩に報いる為にも、僕は最高の人形劇でお返ししようと思っているのです」

八幡様:「わかりました。今日は良い機会ですので、アニキをサポートしてくれる方々のプロフェッショナルな動き方を、ここでつぶさにお伝えしていこうと思います」

僕:「ああ。それは僕も聞きたいです。いつもウエさんからは『くまちゃん。なんと、こうなったよ〜。楽しみだね〜』という報告ばかりしてもらっていて、何をどうしてそうなったのかを詳しく聞いたことがないんです。報告をもらった僕が喜び勇んで広島入りして担当者さんとお話をするときには、もう段取りはほとんど終わっていて、後は笑顔で雑談するだけ、でおしまいなんです」

八幡様:「素晴らしい。では、その広島のご友人との出会いから教えてください」

僕:「かしこまりました。でもその前に、その方を引き合わせてくれた人を紹介します」

福井のサンちゃん

2023年、9月30日。

この日僕は、博多におりました。福井に戻るつもりで、朝ホテルで支度をしていると、1本の電話が鳴ったのです。福井の友人、サンちゃん(仮名)からでした。サンちゃんは最近どんどん体調が悪くなり、外に出るのも億劫にしていたはずなのに、力強く、こう言ったのです。

サンちゃん:「くま。一生の頼みがある」

僕:「一生の頼みって、何度目ですか?(笑)はい、なんでしょう」

サンちゃん:「俺、いま広島なんだ。くま、お前も来れないか?」

僕:「広島に? いつですか?」

サンちゃん:「今日の夜」

この人は、いつもそうなんです。突然思い立って、それを無邪気に提案してきます。僕はもう慣れっこなので、断る事はしません。

僕:「いいですよ。僕はいまちょうど博多なので、広島駅で落ち合いましょうか?」

遅刻魔のサンちゃんは、2時間遅れで待ち合わせ場所にやってきました。向かうは、広島駅構内の牛タンのお店。そこにはサンちゃんのご友人がおひとり待っておられました。その人がウエさんです。

サンちゃんとウエさんと僕、三人で牛タン定食を頼みます。しかしサンちゃんは、食欲はあるのに、全部食べられないほど体が弱っています。大丈夫かしら・・・。一抹の不安がよぎります。

ウエさんとサンちゃんとは40年来の友達らしく、久しぶりに会えたことを喜びあっていて、冗談も言い合っていて、とっても良い関係であることがわかりました。

牛タン定食の後のデザート? に、お好み焼きを食べつつ、んじゃ、このままテレビ局へ行くぞー! となりました。ただ付いていく僕。でも、なんでテレビ局に行くんだろう?

道中でお二人の会話を聞いているうちに、だんだん理由がわかってきました。

どうやらお二人は、僕の人形劇を世の中に出すには、どうすればいいか。前々からそれを相談していたらしく、実現させるための布石を置く作業をしてくださっていたのです。

そしてその日、僕はテレビ局や、広告代理店や、新聞社などなどの、ウエさんお知り合いの担当さんにご紹介いただきました。さらに、広島の大会社の社長にもお挨拶。

サンちゃんとウエさんは、僕のことを驚くほど調べ尽くし、魅せドコロを把握していました。そのうえで、とても誠実に、人形劇の可能性を僕よりも言葉多く、有力者にとことん説いてくださったのです。

もちろんそれで、すぐに結果が出ないことは、百も承知です。その日の夜、三人で、飲み屋さんで話をしました。ウエさんはこう言います。

「くまちゃん。サンちゃんの頼みだから、僕も必死よ。こうして皆に顔を見せて、話を通しておくことで、後々つながっていくからね。何も心配することはないよ。こういうのは、真面目に取り組んでいけば、ちゃんとつながっていくものなんじゃ」

そう笑いながら、焼酎のお湯割りをごくりと飲むウエさんは、とても頼もしい笑顔で言ってくれました。

運命の日

しかしその夜、まさかの出来事が起こりました。

サンちゃんが倒れたのです。ホテルの部屋で、意識を失うギリギリ、自分で救急車を呼び、病院に向かったサンちゃん。

僕は救急隊員からの電話で飛び起きました。それを聞いて、一人では怖くて、ウエさんに連絡したところ、一緒に行ってくれるとのこと。二人で病院へ走り、先生に容体を聞いたところ、衝撃の結果が待っていました。

大動脈乖離でした。血管が切れてしまう病気です。

そしてサンちゃんは、僕をウエさんに紹介した日の夜に、意識を失ったまま、2度と起き上がれない体になってしまったのです。

サンちゃんは、僕に平山みきさんや、種平師匠や、坂東玉三郎さんや、たくさんの芸能の大御所をつなげてくださった恩人です。

芸を生業としている僕を、何とか中央に押し出すために、これまた芸を生業としている人たちと会わせて話をさせて、一緒に何かしらできるように計らってくれて、たくさんの教えをプロから直接いただけるように仕向けてくださったのです。

なにかとトラブルメーカーだったサンちゃんのことを悪く言う人たちはいっぱいいますが、僕にとっては無邪気で憎めない師匠でした。

到底、実現しそうにない悪巧みを考えて僕を誘うのですが、そういうことが大嫌いな僕はいつも拒絶をし、そんなこと考えずに、コツコツ仕事しましょうよと、戒めていました。

しかし、今考えると、何の面白みもない真面目な僕をそうやって茶化しながらも「考え方ややり方は、何通りもあるんだぞ」と教えてくれていたような気がします。

サンちゃんは、今もベッドの上で動けず、喉にチューブを入れながら、耐えています。ただ幸いなのは、広島近辺が地元なので、知り合いが多く、特に福井に移動する必要はないということでしょうか。

ウエさんのお仕事

彼がつないでくれた広島のウエさんは、CM仕事や、音楽の仕事や、造形の仕事や、車の仕事など、ありとあらゆる「表現」に関する仕事のトップを走る方だったのです。

(そのお仕事の全貌を知ったのは、つい最近のことでした)

僕はウエさんとのご縁を確かめるように、サンちゃんの入院する病院へお見舞いに行くついでに、たびたび会っては、これから人形劇でこの世の中をどうやって明るくしていきたいか! という夢を語りまくったわけです。そのたびにウエさんは、深く頷いて、

「それは大事なことじゃけん。思いっきりやりんさい」

と、渋かっこいい広島弁で賛同してくださり、それからますます面白い方に出会わせてくださったのです。

広島に行くたびに、僕は人形を使って、人の心を癒すことができる、という持論を展開させていただきました。それを繰り返していたら、お正月、あるイベントが広島ゲートパーク(旧広島市民球場)で繰り広げられることを教えていただきました。僕は、このチャンスを逃してはならないと思い、赤鬼ゴンちゃんを引き連れて、そのイベントに参加しました。

こちらが、そのときの写真です。

そこへ、無印良品の会社と深いつながりがある社長さんが僕の人形劇を見に来られ、挨拶を交わしたのです。もちろん、ウエさんが呼んでくださったのでした。さらに、中国新聞が持っているFMラジオの担当の方がこられて、挨拶を交わしました。それもウエさんの声掛けがあったからこそです。

その出会いがあってこそ、なんと4月からのFMちゅーピー広島での番組が決まりました。(詳細はまた改めて)

そしてさらに、3月24日の無印のまちの保健室の舞台での人形劇が決まったのです。

実はそれだけではありません、ウエさんの動きはとどまるところを知らず、毎日のように、

「今日はこう動いたけえ、どうなるかわからんけどね。まずはここまでね。よろしくね」

と言って電話を切るのです。

僕が直接広島に行ってできないことを、全てウエさんがやってくださり、営業し、仕事をパーフェクトに決めてくださるのです。

僕は毎回こう思います。

ご自分の仕事もあるだろうに『くまちゃんのやってること、これは大事なことだ』と何度もおっしゃてくださり、何の見返りも求めず、ただひたすらに重要人物に会いに行き、熱く話をし、何かしらの結果を導いていくその仕事の流儀。ただただ頭が下がるばかりです。

ウエさんも、実は昨年、大病をされ、体調も万全ではありません。それなのに、僕を励ましてくれます。

「この活動は、今のこの世界には必要なことじゃけん。僕はやってて楽しいよ。楽しいけえ動けるんじゃ。ウェストジャパンは、僕に任しときんさい。くまちゃんは、芸の腕を磨いて、子どもたちのために何ができるかを存分に考えたらええけえね。そこは、僕にはできんけえの」

ご縁を繋げて、半年で結果を見出していくこの手腕は、目から鱗でした。やりたいことがあって、それを人に伝えて、応援してくださる人がいて、予算を出してくださる人がいて、それに協力してくださる人がいて、関わってくれた皆さんが、全員笑顔になっていくことを、確信している今があります。

アルパーク広島の無印、まちの保健室には30席分の椅子があります。早い者勝ちです。座れなかった方は、立ってみることになりますが、ご自由に入れます。

当日は今のところ、なんと、京都からも、兵庫からも、大阪からも、和歌山からも、福井からも、東京からも、埼玉からも、神奈川からも、岡山からも、山口からも、観に来てくださいます。

でも、きっと席はまだあります。皆様に、心から笑っていただけるよう、これまた新作ネタを準備しております。どうぞ、ご期待ください!

人形劇をやりなさい

八幡様:「実に興味深い流れですね。さて、人との出会いは、どうつながっていくか、わからないものです。わからないのですが、付き合い方によっては、ある程度わかります」

僕:「付き合い方ですか? どう繋がっていくか、の未来がわかるということですか?」

八幡様:「そうです。およそ人は、

  • 嫌いな人とは早く離れましょう。

  • 合わない人とは、会わなくて良いのです。

  • これ以上辛い思いをする必要はありません。

  • 頑張らなくていいのです。

  • 逃げてください。

  • 自分を守りましょう。

という言葉を、全て鵜呑みにして、問題から遠ざかろうとする傾向があります」

僕:「はい。でも僕も、それでいいと思いますよ。辛い思いをしてまでも、そこにいる必要はないと思います」

八幡様:「そうですね。ただし、条件があるのです。自分からご縁を消さないように、離れるということが大切です」

僕:「ご縁を消さないように。自分から? ちょっと意味がわからないんですけど」

八幡様:「一度結んだご縁と言うものは、よほどのことがない限り、切れることはありません。それを無理矢理切ろうとしたり、引き離そうとしたりすると案外大きな力をかけなくてはならないのです。その大きな力は、怒りに変わったり、悔しさに変わったり、恐怖に変わったり、あまり人にとって良いものではないことになります。そうまでして縁を切る必要はなく、許してしまえばいいのです」

僕:「許しちゃうんですね? ううむ。そう簡単にはいかない気もしますが」

八幡様:「アニキはどうですか?」

僕:「僕は、許すと言うよりも、たとえ相手が僕を騙したとしても、それなりの理由があったことと、その時々の本気で言っている言葉を、ただ信じるだけです。後からこれは騙されたなぁと知ったとしても、騙された自分が悪いんですよね。よほど真剣にプレゼンされた時は、やはりどうしても心が熱くなって、自分も動いて、協力したくなるのが人情だと思うんです。その時点で、このお金や労力は戻ってこないかもしれないなとよぎったりもしますが、そうであったとしても、ご縁を消すことはできませんね。むしろ、その人の成功を、心から祈り続けます」

八幡様:「それは、誰に教えてもらったか覚えていますか?」

僕:「はい、覚えてます。母です」

八幡様:「そうですね。もしよろしければ、その時のシチュエーションなどを教えていただければ嬉しいのですが」

母の教え

僕:「・・・はあ、やっぱり、この流れは、そうなりますよね。これも毎度違わずとても恥ずかしいお話で、公開するのはイヤなんですが。。。誰かのためになることを祈って、話します」

八幡様:「お願いします」

僕:「僕が若い頃、夢やぶれ、でも新しい夢に向かって福井に戻ってきて、立ち上げたばかりのプロジェクトが軌道に乗るまで、本当にお金がない時のことです」

八幡様:「身も心もボロボロの時でしたね」

僕:「はい。実はその時代僕は、大阪から持ち帰ってきた、少しお金になりそうなものを全て質屋に持っていき、微々たるお金に変えて生活していたんです。ある日、それが母にバレまして、こう言われました。お金は私が貸してあげるから、これで今すぐ全部、返してもらいなさい」

八幡様:「言われたのはそれだけですか?」

僕:「いいえ。

思い出は、売ってはいけません。一生、あなたはその失った記憶を追い求める時間を使うことになっちゃうよ。

と言われました。その時は意味がわかりませんでしたが、あの時、買い戻せてよかったです。それらはいまだに僕の宝物ですから」

八幡様:「それで、全部買い戻したと言うわけですね?」

僕:「はい。そうです。80,000円分でした。母にもお金を借りて買い戻しましたが、これでまた、お金はすっからかんになってしまいました」

八幡様:「なぜそんなにお金がなかったのでしょう?」

僕:「はい。それは、僕がある人に騙されて、保証人になり、ローンを支払っていたからなんです。保証人になるということは、万が一のときに、お金を代わりに支払う責任があるということで、わかってはいたことですが・・・。もうなんだか、お金がない自分、母に甘えてばかりの自分がすごく悔しくて。その日はお仏壇の前で、激しく泣きました」

八幡様:「お母様は、そんなアニキの姿を見て、どう感じて、どう声をかけたのですか?」

僕:「晩御飯を食べた後、僕は一番奥の部屋に、駆け込むように入ります。そこにはお酒があって、そこから眠れるようになるまで飲み続ける毎日でした。母は、それも僕に注意してくれていました」

母:「お兄ちゃん、悔しいんでしょ。お顔に書いてあるよ。そんなに飲んでたら死んじゃうよ。お兄ちゃん今、何を悔しがってるか教えて」

僕は、母に嘘だけはつかないと、小学校の6年生の時から誓っているので、聞かれたことは全て正直に話します。

僕:「友達の借金を、僕が代わりに払ってるんだ。バカでしょ」

母:「いくら?」

僕:「あと50万くらいかな」

母:「毎月何万円?」

僕:「3万円」

それを聞いた母は、少し腕を組んで考えて言いました。

母:「お兄ちゃん。人形劇をやりなさい。自分で保育園とか幼稚園とかファックスして、人形劇の公演を1回5万円でやりなさい。あなたの人形劇なら、本当はもっとお金を取れるけど、今は月に1回だけ、人形劇をやるの。あなたが人を笑顔にして働いたお金は、必ず良いお金になって返ってくるのよ。そして、それを見た子どもたちや親達は、みんな幸せになる。あなたがお金をもらって、人を幸せにする。かっこつけて、今の仕事を頑張ろうなんて思わなくていいから。あなたが得意で、好きなことをして、お金をもらいなさい。そしてそれで、借金を返しなさい」

僕:「・・・そうだね。それしかないかな」

母:「それと、借金を作ったお友達を、もう許してあげなさい」

僕:「え! で、でも・・・」

母:「あなたはその時、お友達の話をしっかり聞いてたんでしょ? それで、そのお話が素敵だと思ったから、あなたは信じて保証人になったんでしょ?」

僕:「そうだけど。まさか自分が、借金の肩代わりをしなくちゃいけないなんて、思いもしなかったし」

母:「それでも、あなたは、その時のお友達のことを信じたの。その借金の価値は、あなたが人をまっすぐに見て、まっすぐに信じたこと。それはあなたの良いところ、素晴らしいところなんだよ。騙されたんじゃないの。その時、相手の本気を見て、感動して、心を動かせたから、ハンコを押したんでしょ。お兄ちゃん凄いよ。人を疑うことが優先されるこの世の中で、信じることを優先するということはとても強いこと。偉かったね」

僕:「ちっとも偉くなんかないよ。僕がバカだから」

母:「バカだから、偉いのよ。きっとあなたは、これから先も、ずっと人を信じて生きるでしょう。何度騙されても、何度裏切られても、あなたは人を信じることをやめないでしょう。それでいいの。その心根が、周りの人に疎まれて、蔑まれて、軽蔑されて、あなた自身が許されなくなっていくこともあるでしょう。そんな時でも、あなたは誰を恨むこともなく、ただ信じていけばいいの」

奥:「ずっと騙され続けてもいいってこと?」

母:「そうよ。そしてあなたは、ずっと許し続ける。後は、その人形劇で、自分の身を助けなさい。そして、いつかきっと、あなたを見ている人が、あなたのおバカさ加減を見ながら、手を差し伸べてくれますよ。このバカに、一旗あげさせてやりたいという、そういう御仁が現れますよ。そしてまたあなたは、その人を信じて気づいたこと、経験してきたこと、学んだことを、たくさんの人に話すの。だから、このことは忘れちゃダメなのよ」

僕:「うん、絶対に忘れないよ」

母:「悔しい思いをして、質屋さんまで行って、お金をもらって帰ってきたのに、それを返させられて、しかもお金は一銭も出てこない。後がないあなたは、もう、自分の持っている技術、人形劇で稼ぐ! と決めて、自分で営業しなくちゃならなくなったでしょ? お金がないのは辛いわ。でも大切なことなのよ。あなたのその頑張りを、みんなが見てるから。しっかり自分で立ちなさい」

僕:「わかった。やる。ありがとう。お母さん」

僕は声を絞り出して、母にお礼を言いました。母の深い愛情に包まれながら、人を許すことの重さと、大切さと、難しさと喜びを、同時に学べました。

そして半年後に、借金を全て返せました。たかだか50万円と思うでしょうが、当時の僕にとっては大金でした。この経験のおかげで、どんなに苦しくなっても希望を失わない理由になりました。

だから僕は人形劇を止めません。むしろ人形を使ってセルフカウンセリングできることを丁寧に提唱し、さらに多くの人々の笑顔を開花させることに、集中していこうと思っています。

人形劇でお金を頂戴することに、躊躇(ちゅうちょ)はありません。なぜなら、いただくお金以上の価値を、皆様にお届けできると思っているからです。

これは自慢でも何でもありません。今まで積み重ねてきたものを、皆様に提供するために、しっかり準備をして、満足いただけるような形で上演するからです。アルパーク広島の無印良品にて、まちの保健室企画の理念をもとに、新しい人形劇を持参いたします。

どうぞ皆様、1度見に来てください。そして、たくさん笑って帰ってください。お待ちしております。

まちの保健室

八幡様:「では最後にその、まちの保健室とは何ができるところなのか、簡単にまとめて終わりにしましょう」

 僕:「はい。担当の方にお伺いしたときに教えていただいたことを簡単にまとめます」

八幡様:「そうですね。そのまとめた文章に、アニキが感じたことを付け足して書いてくださいね」

僕:「はい。まず、僕が感じたことを真っ先に言いますと、スタッフの皆さんの明るさと人懐っこさは、とてつもなく素晴らしいものでした。ここに通いたいなぁ。と思える雰囲気を醸し出していて、とても素敵なんです。それと、『まちの保健室』という理念がしっかりしているのと、今お客様に必要なものは、これなんだなぁと思えるようなプログラムが用意されています。皆さんに、足を運んでいただきたい場所のひとつです」

八幡様:「健康に不安がある方に有益なのですね?」

僕:「はい、それに、将来の不安、薬の不安もあるでしょうし、体力をつけなくちゃいけないと思っているのに、ついつい緩んだ生活をしてしまうな悩みなんかも、気軽に相談できます。栄養を取らなくちゃいけないのに取れない人や、逆に取りすぎた人も、適切な栄養の摂取の仕方がわかります。人々が、健康で安全に、もっと楽しく生きていくにはどうしたらいいか、を相談しても良い場所として、ここはあります」

八幡様:「病気じゃない人はどうでしょう?」

僕:「ここで予防学を学べますし、自分の体の状態を整えながら、それを維持する方法も教えてくれます。そして1番良いところは、気軽さです。頑張らなくていいんですね。自然体のまま参加できて、少し身が軽くなって帰ることができます。それを続けることによって、さらなる健康を手に入れられる場所だと僕は感じました」

八幡様:「気軽さが、身軽さを生むのですね」

僕:「あ、はい、ていうか、いつもそうやって僕の言葉をうまくかっこよく言うの、ずるいのでやめてもらっていいですか?」

八幡様:「調剤薬局もありますね?」

僕:「あ、あります。薬をしっかりと調合してくれます。薬の説明も丁寧で、不安な気持ちを外へ出してくれます。イベントの中には、汗をかいて体を動かすものも用意されていて、スッキリしたいとき、ここに来れば最高ですね」

八幡様:「詳しい説明をありがとうございます。これはありそうでなかった、とても画期的な仕組みだと思います。しかし、お客様が定着するにはこれからもたくさんの工夫が必要でしょう。環境は整っていてすばらしいと思います。そこに座っているだけでとても気分が落ち着いてくると思います。これからさらにブラッシュアップされて、もっと良い空間になっていくのでしょうね。楽しみです。アニキもこの企画に協力しながら、全国の無印さんで人形劇ができるといいですね」

僕:「はい。そんな素敵な場所をお借りして、3月24日、午前11時からスタートで、人形劇。頑張ります!」

八幡様:「皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております」

僕:「ご都合がつく皆さま、会場でお愛しましょう♡」

あなたに、今日も幸あれ。


最後に、アルパークとまちの保健室のリンクも貼っておきますね!


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