陽子:先輩！お出かけ！お出かけですよ！
○○:いやわかりますよ…
陽子:先輩！先輩！どこ行きましょ？！
○○:いや、あの…買い物だね…
陽子:あ、そうだ！早く行きましょ！

あの…君から誘ってきて行く場所も君から決めて忘れるの？…この子勢いで来るからな…

陽子:先輩は好きな人いますか？
○○:は、はい？いきなり？
陽子:いますか〜？
○○:ん〜どうかな〜
陽子:先輩！つまり私ですね！
○○:いや聞いてる？陽子ちゃんの名前ひとつも出てないよ？
陽子:あ！どうかなを陽子かなって聞こえちゃいました、えへへっ♡
○○:耳鼻科行きなさい、重症だよ？
陽子:せんぱぁい！私、好きな人聞きたいですか！？

…マイペース…なのこの子？
とにかく人の話聞かないよな…

○○:まあ教えてももらえるなら…
陽子:断るっ！
○○:なら言うな！
陽子:えへへっ…だって

横にいた陽子ちゃんはピョンッとジャンプして俺の目の前に立つ…

陽子:…目の前にいたら言う必要ないかな〜て♡

微笑む陽子ちゃん
見たことない笑顔にどきまぎする…可愛いだろ

陽子:あ！顔赤い！さては惚れちゃいました？♡
○○:し、しらん！ほら…行くぞ
陽子:せんぱぁい！お返事ぷりーず！
○○:しらんしらん！行くよほら！
陽子:ずるー！…どこ行くんでしたっけ？
○○:……はぁ、買い物だよ…
陽子:あ、そだ！行きましょ先輩！

グイッと腕を組んできたが…君は加減をしらんのか…
密着してるから…

陽子:先輩とデート♡♡
○○:勝手に決めるな！

なんでもグイグイ来て猪突猛進
でも自分に正直な陽子

…俺も彼女みたいに正直になりたいけどね

陽子:…あれ？何買うんでしたっけ？
○○:しらんよ…(…当たってるから離れてよ…)