PNGイメージ-2D9B103720C8-1

アートとデザインに浸かった一年でした。

こんにちは、オリタケイです。
今日も今日とて寒いですね。末端冷え性には耐え難い季節です。

気づいたらあっという間に年の瀬になってしまったものですから、
せっかくなのでこの一年を振り返ろうと思ってみたわけです。
ゆるりと書いたのでいつもより読みづらいかもしれませんが
気楽に見ていただけたら幸いです。

最初に、ささやかな感謝になりますが、
今年一年活動してきて、まさかこれほどたくさんの方に
オリタケイを認知していただけるようになるとは
思ってもいませんでした。
限りある時間の中、クリエイターがたくさんいるこの世の中で、
オリタケイという人間を知っていただきありがとうございます。

年末なのでオリタケイとしての
今年の活動を振り返って見ましたが、

<こんなことやってたぞ活動記録>
2月:某社で連載開始・コミティア
5月:デザフェスvol.47
6月:キットカットムーブメント(@adwarf に感謝)
8月:アイコン企画・palette漫画
11月:デザインスクランブル・デザフェスvol.28・通販
12月:個展「オリタノヘヤ」

と、コンスタントとは言い難いですが、

ちょっとずつイベントには顔を出させていただいておりました。

日々SNSでたくさんの方に応援していただいて、
先日ちょろっと運よく場所をお借りできて開催できた個展なんて
二日間開催なのにそりゃあたくさんの方に来て頂けたもんですから、
びっくりするわ嬉しいわで困ったもんです。
たぶん200人弱くらいの方に来て頂けたんじゃなかろうか...

おかげでまた2月に個展させてもらえることになりました。
(別の場所なのでまた一ヶ月前くらいに告知します。また渋谷です。)


憧れの自分像を探した一年

実は、
オリタケイとしての活動というのは片手間の趣味のようなものでして。

もちろんお仕事依頼は誠心誠意でそれはもう本気でやっておりますが、
アートイベントやものづくりに関して言えば趣味の延長、
遊んでいる自分を人様に見ていただいてるような感覚です。

このnoteは、
イラストレーターのオリタケイとして書いてることが多いので
本業がイラストレーターっぽいんですが、
自分の本職は、WebサイトやiOSアプリのデザインをするデザイナーです。
週5〜6日でデザイナーとしておしごとやってます。

アプリの画面をデザインしたり、
アイコンを作ってアニメーションさしたり、
サービスのロゴを作ったり。
そのアプリが成したいことはなんたるか、
その思いをデザインでどう実現するのが可能かを
お仲間たちと一緒に考えたりします。
それがわたしのお仕事です。

赤裸々に話しますと、6月頃でしょうか。
お世話になった会社を二ヶ月ほどで辞めてしまいまして、
(連載とか通勤時間とか色々あれでしっかり体調崩しました)

そのタイミングで
仕事やら連載やら創作やら諸々リセットして更地にしました。

仕事とプライベートと、デザインと創作活動と、
自分を酒の肴にしてビールを飲む時間と、
自分の中のボーダーラインを全て取り除いて、
自分自身をまっさらな状態にしました。

社会に入って早々ドロップアウトしたといっても
まあ間違っちゃいないかもしれないレベルです。
(ちゃんと税金は納めてます)

ただ、これは一種の仮説検証でもありました。
「全部更地で悠々自適、開放感に満ち溢れた自分は
一体何に惹かれてゆくんだろう」という
純粋な好奇心があったからです。

先ほど言った通り、私はデザイナーでもあり
イラストレーターでもあります。
自分が無意識レベルで何に最も時間を割くのか
気になっていたんだと思います。

結果は、
「デザイナー」として過ごすよりも、
「オリタケイ」としてものをつくることに
自然と濃ゆい時間を使っていました。
(まあ様々な背景もありますが)

会社に所属するのを辞め、はじめて一人暮らしをしました。
あたらしい環境でまたデザイナーとして関わって、
デザインとアートについて思い悩んだり、
たまに新しいツールを覚えたりして
デザインに向き合う時間も多少なり取っていました。

周りのデザイナーがどんどん挑戦して活躍する中、
自分こんなとこで立ち止まってなにしてんだろうとか考えたりしながら、
「デザイナーのじぶん」として働いて
「オリタケイのじぶん」をどうしていくか
わりとじっくり真剣に時間をかけて考えたりしていました。

それでも自分の中に強く残ったのは、
この世で自分しか生かすことのできない
「オリタケイ」という存在でした。

アーティストであり、エンターテイナーであること

自分の中でどんどんオリタケイの存在が濃くなってきたものですから
じゃあオリタケイがどんな人間なのか?を考えなきゃいけなくなりまして
悶々考えていたその延長で、
「今後イラストレーターのオリタケイとして生きていくのか?」
と考えた時、なかなかすぐ「そうだ」とも思えませんでした。
(まあでも呼称がないとわかりづらいので、現状はとりあえず
イラストレーターという名称で名乗っています。)

私個人の見解ですが、
イラストレーターという人間は2種類いると思っていて、

「イラストを描く」という手段でひとの想いを伝達する
商業的なイラストレーターと、

自分の中にある何かしらの想いを伝えたい
限りなくアーティストに近いイラストレーターがいると思っています。

他にももちろんたくさんの方がいるとは思いますが、
私が現状想像可能な範囲で言えばこの二者です。

自分は後者の人間だと思っています。
自分の中にあった苦しい感情も悔しい感情も
心が揺さぶられるような思いを伝えること、
表現するなら、エンターテイナーといっても間違ってはいなさそう。

そこで綺麗なアウトプットは目指してるわけじゃありません。
自分の伝えたい言葉と想いと熱量を伝えることこそ
筆を取るための理由でした。

私は、自分の中で溶けきれない想いを伝えるという目的のために
絵を描くという行為を手段としています。
それは、「お洒落に見られたい」だったり、
「この当たり前はほんとうに当たり前なのか?」だったり、
「こんな悩みを抱えてるのは自分だけじゃないはずだ」だったり。

そしてその想いが伝わった人たちに作品を通して想いを伝え続けるために
絵を描き続けています。

その想いが絵に残っていなければ、
それはもうオリタケイである意味はないだろう
とさえ思っています。

そしてたとえ絵を真似ることはできても
やはり想いのない形だけのオリタケイは
オリタケイじゃないなあとも思うわけです。

ここ数年は、ずっと型探しをしています。
多分しっくりくる型は当分見つからないような気もしてます。
たくさんの想いを伝えたい気持ちもあるんですが、
それを伝えるための表現がしっくりこないと、
なかなか筆が進まないもので、困り。

なので、来年はもうちょっとばかしオリタケイに親身になって
活動しながら「自分の憧れる姿」を模索していこうと思います。
デザイナーの仕事も、時間にメリハリつけて脱モラトリアム。

名称はイラストレーターと名乗っていいか不明なところなので、
とりあえずアーティストって名乗ることにしました。


来年はもっとたくさん描くぞ〜!

描くぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!(自戒)

...とはいえ、時間を割いて描きゃいいってもんじゃないですし、
言い出したくせに適当な作品とかも自分的には許せんわけです。
そしてデザイナーのお仕事もあるわけです。
(こっちもこっちで楽しい)

なので、ちゃんと想いのこもったものを届けられるように
表現に縛られず創作していきたいなあと思っております。

最近やっと創作意欲の沸かし方を思い出したので、
わりとわくわくしながら新年を迎えられそうです。

二月に個展もあるし、
商業的なこともやってみたいしやる話も出てるので、
来年も活動頑張ります。応援してくれてるひとも、
引き続きゆるく見守っていてください。


来年もまた
ひとの日常にささやかなアートを届けたい
オリタケイでした。


\ 個展遊びに来てね /

頂いたサポートは息抜きのタピ代になります!