昭和歌謡

物心ついた時から、なぜか昔の「む」の字も知らないくせに「昔なつかしの〜」とフレーズのつくテレビ番組を欠かさずチェックしていた。

もしかしたら、自分は1970年代に早逝した若者の生まれ変わりなのかもしれない、と真剣に思うほど80年後半から90年代にかけて一世代前の音楽・テレビ番組に愛着があった。

ちなみに小学生高学年時の私のアイドルは泉麻人さんだった。
(2年ほど前に丸ノ内線の列車の中でお見かけした時、心臓が飛び出るかと思った)

最近になって、Spotifyを愛用するようになり再び昭和歌謡を聴きまくっている。

渡辺真知子「かもめが翔んだ日」
佐良直美「いいじゃない幸せならば」
金井克子「他人の関係」
三善英史「雨」
尾崎紀世彦「また逢う日まで」
弘田三枝子「人形の家」
久保田早紀「異邦人」
テレサ・テン「つぐない」
由紀さおり「手紙」
村下幸蔵「初恋」
風(伊勢正三)「22才の別れ」………

などなど、やっぱり名曲だなぁ、としみじみする。

その中でも最近「おお!」となった曲が

ガロ 「学生街の喫茶店」(1972)

言わずと知れたガロの代表曲。

山上路夫作詞
すぎやまこういち作曲
ベースで細野晴臣氏が参加。

ということは有名だが、今回、耳を奪われたのが木管楽器が奏でるプログレ風の間奏。

オーボエ? コールアングレ?
なんだこの格好いいソロは???

「学生街の喫茶店 間奏 ソロ」

と高鳴る胸を押さえ、易々と文明の利器に頼って検索した結果、





「村岡健」と目に入る。

そっかーーーーー!!村岡健氏のサックスなのかーーーーー!!!

村岡氏と言えば「太陽にほえろ」、「ルパン三世」など、あの有名なフレーズを奏でるジャズ・サックスプレーヤーであり、この時代の日本歌謡界を支えた音楽の神様的存在と言っても過言ではない屈指のスタジオプレーヤーである。

ということは、ソプラノ・サックスということになるだろうか。

とにかく、約25秒の間奏が2018年の現在でも新鮮に、神聖に聴こえた。

おそるべし、昭和歌謡。


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アートな小部屋

「半径50mのアートマネジメント」をモットーに、アートと人々をつなげるハシゴを、読みやすい文章で作ることを目指すアートマネージャー。また、収納無しの16平米ワンルームに工夫を施しながら快適に生活するオプティマイザーな暮らしも探求中。そんな家主が届ける「アートな小部屋」な話。

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楽曲のレビューやおすすめのミュージシャン、音楽業界の考察など、音楽にまつわる記事をまとめていきます。
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