見出し画像

エンジニア「これアンパンマンOPのクラッシュと同じ音ですね」

 新譜制作作業のひとつ、REC前のラフミックス。詳しく言うとドラムマシンやシンセサイザーを使った曲があり、歌を録るまでそれらの音のバランスを整えましょうという事なんですが、数あるクラッシュシンバルから選んだ音のひとつがアンパンマンのOP曲のイントロの音と似ていたのでタイトルにあるような会話が始まりました。即座にYouTubeで検索し表示順に再生。

 「このバージョンじゃないですね。」どうやら年代毎に作り変えてあるみたいで、別のをクリック。「これや!」「はははは、クラッシュから始まる曲って珍しいよな」「そうなんですよ」「909系の音やと思うで、この曲(作業中の曲)のとかなり似てるけど生音サンプリングした音やから少し違うかも」「クラッシュの後のスネアもかなり太いな」「そうですね〜」と一気に和やかなムードに。

 これがそのドラムの音です。調べてみるとスネアがYAMAHAのRX系の音に近くクラッシュも近かったので総じてYAMAHAの音かもですね。そのYAMAHAの音も辿ればSP-12というアメリカのドラムマシンの音に近く結局元祖がどれなのかちょっと分からなかったです。

スクリーンショット 2022-02-27 1.48.27

 実際、曲中で使うときにはこういった時系列関係なく並べられた音から気に入った音を使っています。ドラムマシンならではのいい音っていうのがまたあったりするんですよね。米や食パンと同じように贔屓の製品が人それぞれ違ってきます。これだいぶイケるけど毎日食べるならコレかなといったような選択をしてます。

 他にもREC前の作業と言えば、譜面の準備だったりコーラスの確認、アレンジの確認、歌詞の推敲、時間の許す限りやることはあるのですがちょっとパソコンが不安な状態になってきました。MacでDTMやってる人にしか分からないことを言えばMacBook Pro 

スクリーンショット 2022-03-02 1.11.19

 これにwaves、iZotope、Komplete、IK multimediaのバンドルと好き放題入れ曲作りをしその延長でaudioFXも突っ込んで質感も作ってたので当然といえば当然す。購入当初はバンドのデモをガレージバンドで作れればそれでよかったんです…。最近は曲によってはファイルの立ち上がりに5分くらいかかり、このRecが終わったら次からはM1で。と考えていたのがどうせ買うなら今でもいいか…と揺らいでます。年度末だというのに。単に作業効率の問題なので曲のクオリティが上がる下がるの話ではないです。

 というわけで記事の締めはまたしてもプレイリスト、ということで今回はShazam履歴プレイリストを公開します。一曲目が直近なので覚えてますが松屋で聞こえてきたファンクで、耳に張り付くようなギターの短いフレーズのループと、途中カントリーになり笑い声とともにまたファンクにもどるという狂気じみたトラックから始まります。

 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?