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不感症希望

誰かといるということが、別にすごく愉しいわけじゃないし、別にすごくつまらないとか苦痛ということでもない。満たされない気持ちはもしや、一人でいることがやっぱり一番楽で、実際結構愉しんでいるということにまだ気付いていないせいなのだろうか。

この人は何を思って今こういう言葉を発したのだろうか、と考えて相手の気持ちを慮ってばっかりいると、結局何も出来なくなって身動きが取れなくなる。駆け引きに敗れるタイプ。言葉や声を交わしていると、とりあえずハイここまでねみたいなピリオド信号を受け取るときが頻繁にある。ありすぎる。それはもちろんいろんな人に僕も出しているものなのかも知れないけど、その都度縁の切れ目と解釈して、相手の視界に入らぬ ように、相手の快適さを汚さぬようにしていると、そんなものを感じてしまう自分が少し恨めしくなるし、自分がそうしたピリオド信号を被弾するような、人に受け入れられる素養の薄い人間なのも改めて自覚してしまう。

そうしてとりあえず、関係は冷凍庫に入れてしまう。時間を止めてしまう。たまに冷凍庫から出してみようと思ったりするけれど、出してみて凍っていなかったら怖いし面倒だし。何も考えない、何も考えられないようになりたいと思う。それで傷つき傷つけられたとしても、どんなにか楽なことか知れない。

ありがとう!
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おろち

書き重ねた雑文を淡々と/衝動は嘘を付かない/記事に対するコメントはTwitterまで
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