『なぜ私たちはそれを「セックスする」と形容をするのか』

女の子1「普通に会話しているときでも、あぁ今セックスしてるなぁって思うときあるよね、性別関係なく」 

男性陣「???」                          

男1「共感ってこと?」

女の子2「共感っていうのもちょっとズレてる気がする。議論していて意見が対峙しているときでもそう感じるときあるし。勿論、水掛け論みたいになってる時じゃなくて、テーゼ→アンチテーゼ→アウフヘーベンの連続が果たされてるって感じの時に、あーセックスだって思う。」

男2「ぶつかり合いみたいな?」

女子勢「・・・・・違う。(呆れ)」

 この論の発端はこんな会話からはじまった。確かに「共感」なども、的外れというわけではないが、決定的に何か違うのである。シンパシーを感じる」=私たちのいう「セックス」ではないのだ。では、その私たちのいう「セックスする」とは何なのか。   

 まずはじめに、その「セックスしている」と感じる時の具体的な事象から考察してみることにする。女の子と話していると、「会話」「議論」「音楽」「ダンス」「本」「日常の一瞬」などといったものが挙げられるわけであるが、問題はまさにそれである。これらようなざっくりした例は挙げられるが、それ以上詳細に語れないのだ。理論では説明できないといえるだろう。どういうことかというと、「会話していて、ある言葉によって」「音や動きがぴったり合って」等々これこれこういう時に感じると明確に説明できないのである。また、極めて瞬間的に「セックスしている」と感じることもあれば、なんとなく「あぁセックスだな」と思うこともあるという。ただ、意思疎通・以心伝心といったような言葉では表せないほどの、私という存在を超越した感覚であるといえる。詮ずるところ、自分でも明確に認知できているわけではないが非常に直観的に感覚を共有していると感じるということであるということがわかる。

 次に、実際の性行為であるセックスを女の子はどう捉えているかという視点から考えてみる。「女の勘」という言葉がある通り女の子は凄く繊細で謎の感受性を持っているわけであるが、実はセックス時に恐ろしいほど研ぎ澄まされた感性を発揮する。(一方的な解釈であることもなくはないが、一般的にかなりの確率で当たっているといわれている。)具体的な例を挙げると「あ、今わたし代替可能になった。(愛情というより性欲を感じている)」、「わたし愛されてる。」、「なんかすごく幸せなのに嫌な予感がする。(この時が永遠に続けばいいのに⇨最後の予感)」といった風に感知するのである。さて、ここで重要なのは、それは触れ方や態度によるわけではないということである。これこれこういう理由だから、ではなく「なんとなく」なのである。もしかしたら女の子の直観までもを騙せるレベルの男性もいるかもしれないが、「優しいフリ」「冷たいフリ」などには大抵の女の子は気づくものである。(気づかないことにしていたりすることもある。)また同時に、セックスこそが、通じ合える、あるいは物理的な意味ではなく一人(ひとつ)であると感じることができる最も直接的な手段であるといえるのだ

 これらを踏まえると、ある一つのことが導き出される。それは、女の子は『セックスに真のコミュニケーション見出している』ということである。コミュニケーションの不可能性については既に様々論じられているのでここでは省略するが、畢竟、真の対話など存在しないという仮定もあるわけで。そんな中で女の子は、ノンバーバルコミュニケーションの内、特にセックスに真のコミュニケーションを見出しているのではないかと思う。

 したがって、私たちは真のコミュニケーションなど存在しないという暗黙の前提を受け入れて日常を過ごしているが、その中でふと真のコミュニケーションを見つけたような気がしたときそれを「セックスする(している)」といった形容の仕方をするのではなかろうか

 私の場合は、その最たるコミュニケーション=セックスを音楽に感じることが多いのだが、多分それはごく日常に潜んでおり、知らず知らずの内に男女問わず誰もが経験している感覚であるはずだ。ただ、それを「セックス」という形容の仕方をするのは女の子独特の感性ゆえなのかもしれない。

 最後になるが、女の子はセックスをただの生殖・快楽・愛の確認といったもののための行為ではなく真のコミュニケーションであると捉えていると考えると、日常において、「個体と個体であるという人間の永遠の孤独」を超越したように感じた体験をした時、それを「セックスした」表現するのは至極尤もなことなのである。


〜あとがき〜 拙著は、女の子の感性・コミュニケーションの不可能性という側面からアプローチしたものであるゆえ、本文では「女の子」といった形でかなり一般化させていただきました。不快に感じてしまわれた方、申し訳ありません。ご理解のほどよろしくお願いします。

タイトル、新書感をだしてみたんだけど伝わったかな(笑)





この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

26

おりょう

19歳の女の子

コメント6件

ありがとうございます。是非ともいれていただけたら嬉しいです!
ありがとうございます。(^-^)
冒頭のやりとり、私も「???」ってなった経験あります。女の子と話してると、たまにある話なのかな?女性ってなんか宇宙的なとこあって、ドキドキしますよね。。わかります。
女の子は『セックスに真のコミュニケーション見出している』
すごく共感します
そうなんです そうなんだよね

だから、セックスレスとかは
女性には辛いんだよね
真のコミュニケーションなんだから

でも、私はそう思っていても
相手のオトコはどうなんだろう?
もしかして全然違うかも…って思うと

真のコミュニケーション
出来てるのか?自分…って思わなくもない

男と女の違いかなあ
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。