−30℃超えると人はこうなります @ハルビン
どうもどうも、おさかなさんです。
皆さまが今まで体験した一番寒い気温は何度ですか?その時の感覚を思い出しながら…
下の表をご覧ください。
こちら、ハルビン市の1991年〜2020年までの平均気温なのですが…1月!!!
最低気温記録−38.1℃!!
平均でも−17.3℃!
……落ち着こう。
福岡生まれ福岡育ち。
時々北京を挟みつつ健やかに育ちました寒いところが大の苦手なおさかな。
絶対に足を踏み入れてはいけないと本能レベルでわかるその数値をみて……
一歩目 本当に凍えると人は……。
密閉されているはずの特急列車が現地に近付くにつれ車内はシンシンと冷えてきて、私はこの後待つ悲劇も知らず思ったのです。
「わぁ!きっと外は白銀の世界よ〜!」
同じく大陸南方出身の友人と意気揚々
外に飛び出た瞬間に…まつ毛が凍りました。
ハルビンは本当に栄えていて空気が澄んでいたので青空が高く、駅もなんだか情緒があって素敵!
斜め掛けしていた一眼レフを構えたら……起動しませんでした。
(氷点下あるあるらしいです)
気を取り直して地図を見ながらホテルに向かうと……スマホがやられました。
異国の氷点下20℃超えの中で頼りの電子機器がダウンすると……
①心は荒み、仲良しの友人とも無言になる
②10分歩くと足先、鼻先、手先…あらゆる先端が痛くなり…やがて無になる
③本能のままに、あらゆる暖かそうなカフェに入ろうとする
そして人は無になっていくのでした( ˙-˙ )
二歩目 知らない人と家族になれる
公園でよそのお子さんと流れで一緒に遊ぶことになったーとか、ディズニーのシングルライダーで知らない方と相席になったーとか、
そういうのってまぁ、ままあるじゃないですか。
でも私は
【知らない家族に挟まれてハルビンの氷製ロング滑り台をすべった】という世界屈指の記録保持者(?)です。
そもそも−30℃の外気温の中、大量の氷でできた城などに囲まれた場所ってさらに10℃くらい下がるんですよね。
もう逃げられない急速冷凍庫内で、もう脳が停止しかけていたので
よく分からない白い狐みたいな動物を首に巻いて(生きてるから温かい)撮影してもらったし
いつもなら絶対に並ばない、冷静だったら怖がって行かないだろう氷の滑り台へ…。
いざ順番がきたとき近くに並んでいた家族のうち子供がはしゃいで先に滑り降りて行き、
なぜかその両親から私め「先走啊(さきどーぞ)」的なことを言われ脳死で【あい!】と進んでしまったのです。
》》思ったより滑らんやないかい!《《
途中で座礁した私めに優しい笑顔で滑り寄るご夫妻!!!
慌てて前に進もうとするも
重量的に追いつかれるさかな!!!!
…晴れて、家族3人(?)仲良く最後はばんざいで滑り下りたのでした。
人は凍えると、、、恥も外聞もなく家族に紛れられるのかもしれない…
……………………………………
さて、いかがでしたか?
蒸し暑い日々、皆さまがちょっとイライラした時にでも上記を思い出して《ああ、あれよりマシだわ》と思って我を取り戻してくださったら幸いです。
ではでは。
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