OSKYRKSL FUTSAL CONSIDERATION【#9-7】ジエンドオブ守備の基礎

タイトルださいですねwww

陣形を合わせる

試合が始まった時にまず守備は上の絵のように陣形を合わせるのが基本です。3-1に対しては特に前プレ時に2-1-1(イプシロン)という陣形も有効ですが陣形を合わせるのが無難だと思っておいていただいて間違いはないと思います。

但し上のように赤2、3の両アラは中央寄りにしぼり相手ピヴォ(青4)へパスを出させないことを意識します。フィクソ(赤4)も相手ピヴォが外に開いたからと行ってついていくのではなく、中央をケアしながらパスが出た時にボールが動いている間に寄せるということを意識しておいてください。同じように相手ピヴォが背中側の死角に入ったからと言ってずるずる下がると自分の前にスペースができるどころか味方GKとかぶってしまうため注意が必要です。

ここからは過去のnoteの応用になります。抜けてくる選手に対し最初はついていき、後ろからの声で変われる時はマークを受け渡します。後はアラで挟みにいくのかピヴォでとるのか等チームで話し合い形にしてみてください。

さていつか話したかもしれませんがプレスラインも設定します。これは時間帯や状況によっても変えていくものです。

ハーフからの押し上げ

フットサルでハーフという単語を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。ハーフの守備というのは、例えば相手ボールになった際にまずは自陣までしっかり下がって陣形を整えスペースを消してしまおうというものです。

ひとつ注意なのがハーフというのはハーフに下がってお終いではないということです。プレスラインはそこから当たる、それ以上侵入させないという意図があるため、ハーフDFを採用する場合はそこから押し上げていかないといけません。実際はハーフからずるずる全体が下がってしまうというチームが殆どです。

ではどういう場面に押し上げるのかと言いますと上の絵で
(1)青1から青2へのパスがゆっくりだった時
(2)青2がトラップミスなどでボールが離れた時
(3)青2がこちらに背中を向けてボールを保持した時
(4)青1がパスを迷っている時
などが目安です。

4に関しては一歩ずつ押し上げて選択肢を限定していきます。大切なのは全員が連動することです。ボール保持者へのプレッシャーのかかり具合や、どれだけ顔を上げているか、どんな体勢かなど観察することが重要になってきます。

ちなみにオーガ(自チーム)ではよくセンターサークルの頂点をプレスラインにしていました。コートの広さなどによってもどこから当たるのかを使い分けるのが良いと思います。

前プレ

前からのプレス、バスケでいうオールコートプレスです。もうガンガン前から当たっていこうというものです。こちらも例えば相手GKからのボール(クリアランス)でスタートして、どこまでも当たっていくわけではありません。

いつか書いたように、前からとれれば得点のチャンスになりますが、裏のスペースをあけるという大きなリスクも背負っています。それに運動量が必要なのとしっかり連動したプレスにならないと回避されてしまうため、競技始めたてなどで前プレが苦手なチームもいらっしゃると思います。

プレスラインがハーフより前になるだけなので基本的に意識することは同じです。どの体の向きで相手にプレッシャーをかけるのか、どこに立つのかによって展開が変わります。首を振って相手選手の位置を確認し最初は特に声を出し合って連動した守備を目指してみてください。

かける場面

一気にプレッシャーを連動することを"かける"と呼んでいました。チームによって呼称は変わると思います。

例えば上に書いた相手が背中を向けてキープした場面では、その相手選手(ボール保持者)にプレッシャーをかけることで前線へのパスがでることは非常に稀というかほぼ不可能になると思います。

ですので相手が後ろ向きにボールを持った時点で「かけろ!」と合図し全員が連動しプレッシャーをかけることで一気にボールをとりきる機会ができます。

この時、上の絵では両アラが中をしぼったりフィクソが相手ピヴォについていかなかったりしてスペースを管理しているところがあると思うのですが、相手ボール保持者のパスが限定された状態でスペースへのパスはでないため、完全に人についてしまうのがポイントです。


さて守備の基本はこのくらいにしておきます。基礎知識がつけばFリーグやフットサルスペインリーグ(LNFS)の動画をみてもなんとなく何をやってるのかわかるようになると思います。そしてチームの場合は繰り返し練習し自分のものにし、いいなと思ったプレーはどんどん盗んでいけば良いのではないかと思います。

フットサルはまず守備からだと思っています。少しでも読んでくださっている方のためになれば幸いです。

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