見出し画像

私のオタ活-完-

BiSが解散してからも48の推しメンに月1ペースで手紙を書き、半年に一回ぐらいは公演や握手会へ会いに行っていた。

情報もずっと追ってるわけでもないし、会ってもないのによくそんなに手紙書けるよな...と周りに言われることがあったけど、もはや私の中では手紙は習慣になっていた。

公演などの感想を書くことももちろんあったけど、内容のほとんどは本当にたわいもないこと。
アイドルに向けて書いてるというより、友達というか妹というか、そんな感じの相手に書いてる感じ。最近の私は仕事やプライベートではこんな感じです〜的な近況報告みたいなこと。

そんな関係を何年も続けてたので、数ヶ月や半年に一回会っても、手紙の内容を向こうから話してくれる(自慢の推しメン)ので別に会話にもあまり困らなかった。
ただ普通じゃないのは友達みたいな妹みたいなそんな存在の相手にお金を払って会いに、話しに行くということ。でもわたしは別にそれでも良かった。

気が付けばBiSの解散から2年...。
解散からちょうど2年の7月8日、新メンバーでのBiS(今では2期BiSと呼ばれてる)が再始動することが発表された。

私の中でBiSは前のBiS(今となっては旧BiSと呼ばれてる)でしかないとその時は思ってたので、メンバーを決める合宿オーディションもリアルタイムで見なかったし、なるべくTwitterでの情報も遮断してた。
(見るとハマってしまいそうな予感はあった....)


メンバーが決まって1ヶ月ぐらい経ったころ、どんな子が入ったのかTwitterを見にいった。
もともとのリーダーはそのままだったが、それ以外の4人はオーディションで決まった新メンバーだった。

そのうちの一人、少し気になる子がいた(ちょろい)
お酒好きアピールしてて、めちゃくちゃ真っ直ぐで真面目そうだけど、文章から少し不器用そうなところが伝わってくる子。

たまたますぐ大阪にBiSが来る予定があったので、私は見に行った。

もともと好きだった旧BiSと同じ曲もするので、ライブ中にやっぱり前のBiSが頭の中をよぎってしまうことはあったけど、新しいものだと思って私は見た。

気になってた子はパフォーマンスも私の好きな感じで、ライブ後の特典会にも行ったが直感的にこのまま好きになりそうなのが自分でも分かった(長年のオタクで得た感覚)

まぁ私はその後まんまとハマっていったのですが、2期BiSでは好きになって半年で私の推しが白塗りになるというオタクとしての試練を与えられた。
私はパフォーマンス・性格などの人間性含めて好んで、応援していたので、顔が白くなっても関係なかった。むしろ白塗りの向こう側に素の可愛い顔があると思うと興奮した(ポジティブな変態)

2期BiSは旧BiSよりもメンバーの入れ替わりが激しかった。
BiSを作ったリーダーはやめちゃって、5人で始まったのに最大10人になって、しまいには1stと2ndの2つに分かれてしまうし...。

しかも1stと2ndは48の総選挙みたいにオタクの投票でグループが分けられた。
48オタク育ちの私は推しのためなら投票券にお金を費やすことも苦ではなかったので、推しを1stにするためにまぁまぁ頑張った。

1回目の選挙ではギリギリ1stに入れず、2回目の選挙では絶対に推しを1stにすると決めた私は自分の現場を減らしてでも投票券にお金を注ぎ込んだ。

画像1

※オタク人生で一番頑張った投票券
(周りで可愛くしようとしてるけどただのオタクでしかない)

その結果発表がZepp Tokyoであったので、絶対に自分の目で見届けると決意した私は12月30日というまぁまぁな年末に遠征した。

結果から言うと推しは無事に1stに入った。しかも3位で。

ただ、なぜか今回の選挙結果は反映されず、その後は9人全員で活動することになった。運営のアホ....!!!
推しが1stに入ったという結果は本当だったし、めちゃくちゃめでたかった。
でも本当にあの期間はなんやったんや...という気持ちがすごくて、そのあとまぁまぁモチベーションは落ちてった。


そんなときに48の推しメンが卒業発表した。

これは「ついに来たか...」という感じだった。
この数年会いに行くと「まだ辞めへんで〜。ここで楽しめることやれることはやる」と言ってくれていたのですが、さすがにいつ来てもおかしくはないと思っていた。

発表した1ヶ月後ぐらいに卒業公演があった。
やる時はやるオタクなのでちゃんと卒業公演にも当選して卒業を見届けた。

15歳の女の子が23歳の女性になるまでの間、応援出来たのは光栄なことでもあり、多分わたしの今後の人生の中でもかなり大きな思い出にもなると思う。

ちなみにアイドルを卒業した後もタレントとして活動していて、私は今もその子のことをひっそりと応援している。

その後のBiSはというと、色々あって解散することが発表された(もう説明がめんどくさくなってきた...)

4月から全国ツアーも決まっていたのに、それが実質の解散ツアーのような形になってしまった。

その中でも沖縄は2期BiSで、私の一番思い出に残るライブになった。

画像2

正直、アイドルを応援しててこんなに精神的にくるのもおかしいけど、メンバーもオタクも気持ちが追いつかないぐらい色々あった。

追いかけるのをやめれば良いだけの話だけど、それでも推しのこと、BiSのことが好きだったので最後まで見届けた。

BiSが解散して他のメンバーは別のアイドルやアーティストとして活動する子もいたが、推しはアイドルも、所属していた事務所も辞めて一般人になった。
2年半だったけど、自分と似ている部分がめちゃくちゃ多かったので分かるところが多くて、だからこそ頑張ってほしいなって思うことが多かった。

自分より他のメンバーのことばかり考えていて、きっと辛いこともあったと思うけど、これからは自分が幸せになる道を選んでくれたら良いな...と切実に願ってます(誰って感じの目線で語ってすみません)


自慢の推しメンたち、素晴らしい時間をどうもありがとうございました。

これにて私のアイドルオタク活動はおしまい。

約10年間アイドルオタクをしていて得たことは沢山あるのでまた書き記します。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?